チャクラは解剖生理学への架け橋

チャクラは解剖生理学への架け橋
「人体・この不思議な小宇宙」より     風見 愛
       自分が生きていることを疑う人はいないでしょうね。
でも、それでは自分の何が生きているのかと問われれば、必ずしも誰もの意見が一致するわけではないかもしれません。
普通、われわれは自分とは自分の肉体のことだと思っています。
もしそれを信じれば、生きているのはわれわれの肉体だということになります。
すると、体験的にわれわれは人間の肉体はいつか滅びることを知っているので、では自分もいつかは滅びるのだと信じることになります。
普通はそのへんで考えることをやめるので、われわれの多くはたいてい、自分はいつかは死ぬのだと思っています。
では身体が死んだら、自分は雲散霧消して空無のなかに消えてしまうんでしょうか?
すっかり何もなくなってしまうのなら、もう二度と再び現れることもないでしょうね。
それならそれでとてもすっきりしていますが、でも、そうするとちょっと変なんですよね。(^^;)
じゃ、この自分っていったい、どこから出てきたんでしょう? (?_?)
朝、目を覚ましたら、自分が現れます。
そして、ああ、自分は今まで夢を見ていたんだな、とわかります。
でも、寝ている間に自分がいなかったとは誰も思いませんよね。
寝ている間も自分はいたんです。
ただ、夢のなかの登場人物は、実は存在していなかった。
夢から醒めてみたら、あの世界はどこにも存在していなかったと分かります。
いったい、生きているものって、つまり存在しているものって、何なんでしょうね?
じつは、いつか滅びる肉体は本当に生きているものではないのかもしれません。
ただ、本当に生きているものにつながっている必要がある。
たとえば、電車が動くのを見ると、子供は電車が生きていると思うかもしれません。
でも、大人だったら、電車は単なる機械で、分解すれば壊れるものであることを知っています。
電車が動くのは、パンタグラフをとおして実際のエネルギー源である電気につながっているからです。
実際のエネルギーは電気であって、電車自体のなかには動くエネルギーが内在しないことを大人なら知っています。
それと似たようなことがあるのかもしれませんね。
身体が生きているように見えるのは、身体が何かを介して【本当に生きているもの】とつながっているからなのかもしれません。
人間の身体とその【本当に生きているもの】をつないでいる部分を、チャクラというのかもしれませんね。
その【本当に生きているもの】は永遠に生きていて、永遠にさまざまな“見かけ”の現象を見守っているのかもしれません。
今回は、電車とパンタグラフの関係にも当たるかもしれない、人間の肉体とチャクラの関係のことをお話していただきましょう。
では、風見 愛さんの記事「人体・この不思議な小宇宙」から、人体とチャクラの関係に触れた部分をご紹介します。
       —————————————————————— チャクラは解剖生理学への架け橋
チヤクラの考え方は古代の英知であり、チャクラを学ぶことは自分を知る旅ともいえます。 一方、ルネサンス期に入り、レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図で示されたとおり、ヨーロッパでは本格的な人体解剖が行われ、身体の構造や病気の原因の研究が発展していきました。
このように、一見つながりがないと思われるチャクラと解剖生理学ですが、チャクラを内分泌系に関連して考察することにより、そのつながりを見ることができるのです。 これは伝承されてきたチャクラの考え方が、今日の西洋医学からみて、そのすばらしさを際立たせることとなったといえます。 すなわち、チャクラに関するワークをしていた人々は、知らず知らずのうちに、ご自身の内分泌系へのサポートをしていたということになるわけです。 これはまさに、オーラソーマの創始者のヴイッキー・ウォールが残した名言「あなたが選んだボトルには、あなたの存在の必要性が映しだされています」という言葉を思い起こさせます。
解剖生理学の知識がなかったとしても、チャクラに働きかけるということは、なんらか内分泌系へ意識を向けることになるのです。 このように、まさにチャクラは解剖生理学への架け橋ともいえるのです。
■ オーラソーマを学ぶ方のための解剖生理学コース
私は、現在ASIACT公認のレベル4対応解剖生理学コースを定期的に開催しています。 このコースが生まれたきっかけは、2008年にイギリスで副学長のクローディア・ブースが初開催するコンサルテーションスキルコースのお手伝いに伺った際、そのカリキュラムを検討する際にクローディアが持ってきた、たくさんの参考書籍の中にあった一冊の本でした。
それは、クリステイン・ペイジ博士による『チャクラ 癒しへの道』の英語版だったのです。 この本は、チャクラと内分泌系の関連に関して理解を深めるには最適な書だというクローデイアの言葉に
「この本を翻訳して日本に紹介したのは私のオーラソーマコースの受講生です」
と興奮気味に説明したことが昨日のことのように思いだされます。
そこから発展し、現役の精神科医が主任講師で、この本の翻訳をなさったチャクラ研究の日本の第一人者の両角美貴子先生もチャクラのパートを担当し、風見愛が全体のコーデイネーターを務めるという世界初のスタイルのオーラソーマレベル4対応の解剖生理学コースが誕生したのです。
           『リビング・エナジー』Vol.7(p32-33)

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なるほど。
やっぱり、チャクラと解剖学の対象である肉体とは関係があったようですね。
ある意味では、当然とも思われます。
肉体と【本当に生きているもの】とのつなぎ目が大切なことは理解できます。
パンタグラフが錆びたり動かなくなったりしたら、電車の運行にも支障をきたすはずですものね。(*^_^*)
pari 記

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