六シリングと六ペンスが繰り返し現れ

六シリングと六ペンスが繰り返し現れ
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:「6 王の身代金」から                         ヴィッキー・ウォール
        さて、瞑想中に、サーベルが回り、かちゃかちゃいう音が聞こえるような現象が起こって、
「一戦交えなさい」
という声を聞いたヴィッキーさんですが……。
しかしだからといって、この地上の現実でそんなことを主張しても、何の意味もないことは明らかです。
地上は地上の約束事で動いているわけですから。
でもやっぱり、神からのメッセージであることを感じるヴィッキーさんとしては、そのメッセージを活かすことを考えるしかありません。
こんな場合、あなたなら自分はどうすると思いますか?
やっぱり、地上の物理的現実のなかで何かそれに役立ちそうな状況がないかを探すことになるでしょうね。
ヴィッキーさんが試みたのも、やっぱりそれでした。
物理的証拠を確認することを始めてみたようですよ。
すると……。
        ——————————————————————– しかしいったん地上に戻ると、私の頭はさっそく、その奇妙な命令にちゃちゃを入れ始めました。 一戦交えるって、何のことだろう。 何の助けもないというのに。 サーベルには、勝手にかちゃかちゃ言わせておくがいい。 私は秘かに笑いました。 多分これは自分のことだ。 答えを探す必要があるのだ。 それが本当に意味するものを探さなくては。
次の日の朝、クリニックでの診療中、六シリングと六ペンスが繰り返し現れ、まるで神がキーボードを叩いているかのように、頭の中がかちゃかちゃ言いました。 証拠は何もないとはいえ、それが「天のひと突き」だということは分かっていました。 それは、長い間に学んできたレッスンなのです。
夜になると、私は気の進まぬまま、「テディントン」に関する書類を全部引っ張りだしました。 そのとき、一枚の紙がひらりと舞い落ち、見ると、それは売買を扱ったバーカムステッドの弁護士による、公式検査の書類のコピーでした。 その書類に支払った代金は、当時の役所の書類の料金・・六シリング六ペンス。 私のハートはきゅんと締まり、目は貪るように文字を追っていきます。 こんな文が、私の脳裏に焼きつきました。
「道路の建設予定、あるいは開発計画は、一切なし」
そして最後に、議会の役人のサイン。 たしかに私は、ずきずきする頭の中で、サーベルがかちゃかちゃっという音を聞きました。
さっそくゴッドビヒア氏のアポイントを取りつけると、私たちはこの点について話し合うことにしました。 デスクの向こうの瞳は、真剣に私を見つめています。
「一戦交えますか」私は、おもむろに口を開きました。
「私を窮地に陥れたのは、明らかに役所のミスですね。  この間違った情報のおかげで、私はほとんど家がなくなるところでした。  この土地を購入するために、家財一式売り払ってしまったし、今の住まいと仕事場は、もう引き払うことになっているんですから」
「やってみましょう」彼は、ぱっと笑顔になりました。
私は地元の議員や住民組織に働きかけ、あらゆる手を尽しました。 あらゆるハンデを乗り越え、ついに、六シリング六ペンスで、「テディントン」は救われたのです。 「テディントン」はその後「キングズ・ランサム(王の身代金)」と名前を改めました。 その名が、この経緯のすべてを語っているからです。
      『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p55-56)
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うーむ。(-_-;)
しかし、ヴィッキーさんのような方には、【クリニックでの診療中、六シリングと六ペンスが繰り返し現れ】る、などということが起こるんですね。
なんともはや。(*^_^*)
そういう世界もあるんですねぇ。
pari 記
       
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