『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』：「10 その夜「バランス」は生まれた」から ヴィッキー・ウォール
バランスボトルは生まれましたが、その誕生に携わったヴィッキーさん自身にもそれが何のためのものかわかりません。
いかにも不思議な状況ですが、しかしそれは起こってしまいました。
この時点ではまだ、本当にバランスボトルが地上に誕生したとは言えないでしょうね。
あるのはただ、そのバランスボトルが放射している確かな存在感と、それが間違いなくそれなりの使命を持っているはずだという、ヴィッキーさんの確信だけです。
物理次元での誕生というのは、そういうものなのかもしれませんね。
そしてヴィッキーさんのなかの直感は、バランスボトルの地上での存在をますます確かなものにしていきます。
スブドの世界大会へ向けてのきわめて忙しいスケジュールのなかで、ヴィッキーさんは急き立てられるように新たなボトルの誕生に駆り立てられていったようです。
そうするなかで、それが何かがわからないままに、ただボトル誕生の手順にだけヴィッキーさんは習熟していったらしいです。
その過程でこのバランスボトルがもつ枠組みがだんだん明らかになっていったというのです。
どうやらヴィッキーさんの人生では、すべて当人の理解を超えたところで起こってしまうみたいなところがありますね。(^_-)
でも、もしすべてが作業に習熟する過程で明らかになってくるのだとすれば、それって、すべてが贈り物みたいな。
当人にとっては大変でしょうけど、そういう大変な時期は、あとから思い出せば、最もワクワクする時期でもあったでしょうね。(*^_^*)
——————————————————————– こうしたことは、たびたび起こったことで、私はそれを、天の試練だと信じています。 まず最初に方法がやってきて、その意味は、それに従ったあとで示されるのです。
いったんこうした色の宝石を形にしだすと、私は否応なく、いろいろなバリエーションをつくるように駆り立てられるようでした。 それぞれのボトルは、それ自身の波動を持っています。 まるで何かに突き動かされるように、さまざまな色の組合せが私の手によって生まれ、私はただただ、それに没頭しました。
しかし時間は味方をしてくれず、大会まではもう二週間もありません。 パンフレットやラベルもつくらなくてはなりません。 けれども、たった一つはっきりしていたことは、他のことはどうであれ、とにかく成分は天然のものですから、これはオイルと植物のエッセンスがすばらしいバランスで乳化した、もっとも完璧な美容オイルだ、ということです。 それは、クレオパトラのロバのミルクという方法が、私の信じるところでは、この時代に初めてもたらされたものなのです。
それはまた、間違いなく、遥か遠い過去からの知識が、再び現れたものでもありました。 少しずつ十分な意味と枠組みがおのずから明らかになり、そして今だに明らかになり続けています。 すべてはとてもよく知られていることで、それが意識へと注ぎ込まれたのです。 古いワインが今日という新しい時代のために、「新しいボトル」という新しい形で現れたのです。
いったいどれぐらい研究されたんですか、と繰り返したずねられるたび・・・とりわけ、常にあれこれ判断したり、批判したりしないと気がすまない人たちから訊かれることですが・・私はこう答えます。
「それはそれは長い間、研究されたものなのです。 時の初めにさかのぼり、そこで探求し、研究し、思い出したのですから」
このようにして、霊感に満ちた「バランス」ボトルは生まれ、のちに、たくさんの人を驚かせることになりました。 私はいにしえの知識が眠る、時の軌跡に身を浸し、そして自分でも十分に理解しないまま、ただ流れを、起こることを許したのです。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』（p79-80） ——————————————————————–
【遥か遠い過去からの知識が、再び現れたものでもありました】……。
【古いワインが今日という新しい時代のために、「新しいボトル」という新しい形で現れた】
こういう表現はすべて、ヴィッキーさんの思いのなかに現れたものだったんですね。
いったん生み出されたバランスボトルは、これから自らの道を歩み出すのでしょう。
pari 記
