ラファエル  ―光輝き癒す者―

ラファエル  ―光輝き癒す者― 「大天使」から
        二回目の前回は、第二の門に立つ愛の天使ガブリエルについてご紹介しました。
大天使ガブリエルというのは女性の天使だったんですよね。
三回目の今回は、当然ですが、第三の門に立つ天使です。
第一の門に立つ大天使ミカエルは“純化の天使”でした。
第二の門に立つ大天使ガブリエルは“愛の天使”でした。
第三の門に立つ大天使ラファエルは……何の天使でしょうね? (?_?)
さて、最初の部分にはどう書かれていたか……。
「第三の門には聖杯を手にし頭上に輝くオーラを頂いた晴れやかな大天使が立っている。彼の名はラファエル、癒しの天使である」
なるほど。
第三の門に立つ大天使ラファエルは“癒しの天使”だったのか。
この方は「彼」と書かれているところを見ると、男性の天使のようですね。
そう言えば、お医者さんは男性のほうが多いかもしれません。
あんまり関係ないかな。(^^;)
“聖杯を手にし頭上に輝くオーラを頂いた晴れやかな大天使”……。
「聖杯」というのは、ウェスタンの世界ではどういう連想をもつ言葉なんでしょうね。
では、「ラファエル」とはどのような大天使なのか見てみましょう。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-大天使ラファエル
        ——————————————————————– ラファエル  ―光輝き癒す者―
ヘブライ語でラファは「癒す者」または「医者」を意味する。 癒しの天使として彼はよく蛇のイメージと結びつけられる。 カデューシアスは白と黒の二匹の蛇が絡まった杖で古代人にとってこれはイニシエーション(伝授)の象徴だった。 退化と進化の二つの道の真ん中に伝授が屹立しているのを現わしている。 黒蛇と白蛇はそれぞれ眠っている時と起きている時の意識を表わしてもいる。 いかにして睡眠と覚醒の意識、ひいては記憶との間に橋を渡すかは、古代の神秘の最も重要な教えの一つだった。
ラファエルはまた聖杯の天使とも呼ばれ、その聖杯は今もってキリスト教における伝授の最も神聖なシンボルとされている。 キリストの生存中と初期キリスト教会の創成期の間ラファエルは地上を見守りキリスト教神秘学を統括した。
ヘブライ伝説におけるラファエルの業績は常に癒しとかかわりがある。 「トビットの書」の中でラファエルはトビットの息子トビアスに盲目の父の目を癒し、後に彼の妻となる少女にとりついた悪魔から彼女を救う方法を教えた。 彼は「人間の子供達の全ての病気と傷を見守る四人の存在の一人」(エノック1)とされ、ゾハールの中で「地球を癒す者・・・彼はその地球に住まう人間の病をも癒す」と宣言されている。
一日の間に人間たちが捧げた癒しのための祈りを、ラファエルが毎夕集めては天国に運ぶのだと伝える伝説がある。 彼がそれらの祈りを神の玉座の前に差し出すと、それは香り高い花々となり、彼に仕える天使たちによって地上へと運ばれ、痛みや悲しみのあるところへ安らぎと慰めをもたらすという。
彼は第二天国を統治する王子であり、力天使の指導者であり、エデンの園の生命の木の守護者であり、七人の座天使の一人である。 彼は天使たちの中で最も親しみやすく、可笑しみのある天使で、しばしば疑うことを知らない人間と楽しそうにおしゃべりをしているのが描かれている。 彼は太陽の天使であり春分の天使でもある。

                 『リビング・エナジー』Vol.2(p66) ——————————————————————–
なるほど。
「退化」の道と「進化」の道の真ん中に、「伝授」があったんですね。
そして、「聖杯」とはその「伝授」の最も神聖なシンボルであったらしい。
そしてどうやら、“癒し”という言葉のなかには“知恵の伝授”の意味が暗黙のうちに包含されていたんですね。
pari 記
     
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