自由な力を手にする「私」

自由な力を手にする「私」  
「創世記第1章のイメージワーク」から  江口美和子
        人間の身体には約60兆個の細胞があるのだそうですが、それ以外にもその10倍の細胞数をもつ細菌も住んでいるのだそうですね。
その細菌たちが作る内なる生態系を「マイクロバイオーム」と言って、それが人体だけでは作れない有益物質を生産したり、人体の過剰な免疫反応を抑えてくれたりしているのだそうです。
それらの細菌たちが人間に寄生しているのかと思っていたら、じつは人間がその細菌たちの生命活動によって生かされていたという、何ともはやのお話です。(*^_^*)
もちろん、その細菌たちにも意識があるのでしょうから、細菌たちの社会生活を営んでいるのでしょう。
その細菌たちは、自分たちの生命活動が「人間」という“超膨大な一大生命圏”の生存に貢献していることなど、まったく知らないかもしれません。
そしてその「人間」という“超膨大な一大生命圏”が独自の意識を持っていて、毎日色々思い悩んだりしていることなど、まったく想像もしていないかもしれませんね。(^^)
また私たちいわゆる人間にしてみても、自分たちの体内に抱えていた“細菌”たちの生命活動について知ったのはごく“最近”です。(^_-)
というようなことを考えていると、これを電子顕微鏡的世界から電波望遠鏡的世界へと反転させてみたらどういうことになるんだろう (@_@)、などと思われてきました。
電波望遠鏡的スケールの大宇宙にも、やはり統一的な独自の意識があって、その意識は地球人のことなどその存在すら知らないかもしれません。
でも地球の生命活動もまた、われわれが意識しようがしまいが、ひとつの集合的意識波動として全宇宙の生命活動に織り込まれ、寄与しているのかもしれませんね。
そう考えると、誰が誰を生かしているものやらわからなくなってしまいます。(^_-)
というより、果たして大宇宙の中に、独立した誰かなど存在できるのかどうか。
でもきっと、いろんな位置のいろんな生命体が、それぞれの物語を紡いでいるのでしょうね。
今回ご紹介する江口美和子さんの「創世記第1章のイメージワーク」という記事を読んでいて、なにやら茫洋とした気分になってしまいました。
では、江口さんの「創世記第1章のイメージワーク」から、想像が宇宙を作り出す、というお話に関連する部分をご紹介しましょう。
         ——————————————————————– 自由な力を手にする「私」
「創世記のイメージワーク」は言葉の世界にも広がりを見せ、私にさまざまなことを語りかけてくれました。 私たちの住むこの大宇宙は、まるで全包容的な「心」のようです。
大宇宙の「心」は一個の自我に似て、なにを創造するかを選択し、真実を現しながら理念を創造する力を持っています。 私たちが求めるもの「すべて」を創造する超個性的な力であり、創造のエネルギーなのです。 この大宇宙の心のうちに住んでいる私たちは、その心から発生したのであるから、私たちが個性として選択して求めるものを、大宇宙は実現してくださいます。 私たちが心の眼を開くと、つまり、現在にのみ縛られず、原点を過去に探り、未来に目を向ける視座を獲得すれば、今までに見ることのできなかった美と、調和のとれた輝かしい世界を、自分の周囲に見いだすことができるでしょう。
自分をとりまくあらゆる環境が変わり、まわりの人々も違う姿に見えることでしょう。 今までの人間関係が別の物語を紡ぎだします。 家族に笑いが生まれ、明るい言葉が舞い、健康は増進し、資産も増大するでしょう。 創造を呼びおこす想像力とは? 
大宇宙の心が活動世界に現れるのは、大宇宙の想像力の現れなのです。 最初に大宇宙を創造するとき、創造の方向を決めるとき、ひな形などはありません。 大宇宙は自己の想像力を使わなければなりません。
天と地を想像によって創造した大宇宙の意志は、天体世界の美と調和を活動世界に顕現しました。 想像こそが、大宇宙が天と地を創る手法なのです。
この大宇宙は、人間性を超えた存在です。 私たちにそのことを気づかせようとしています。 大宇宙の生命は原因から結果へと移動し続け、偉大なる運行の法則を決して破りません。 法則は私たちの住む大宇宙が歩む単なる道に過ぎないのです。
大宇宙の心は、私たちの知ったり、感じたりする、すべてのこと、物の根源であり、叡智であり、生命であり、豊かさであり、美しい調和なのです。
そして大宇宙は、私たちの意志に反対するなんらの意志も持っていないので、私たちが求めるとおりの姿や形を現します。
人間は、大宇宙が活動するのと同じように、いつも創造の過程を繰り返しています。 だからこそ、人間が「このことを実現させたい」と思うと、それは実現します。 人間がそれを創造するのではなく、実は贈られるのです。 私たちの中に、そして私たちを取り巻くすべてに宿る無限の大宇宙の叡智が、私たちのために仕事をしています。 私たちは委ねるだけでよいのです。 私たちが希望するすべてのこと、ものは、今すでに無限の世界において真実である、と信じた瞬間、希望すること、ものはすでに存在します。 今、そこにあるのです。 ……

                 『リビング・エナジー』Vol.6(p88) ——————————————————————–
なるほど……。
大宇宙の中のそれぞれの片隅でそれぞれの意識たちが、それぞれ独自の物語を想像しては壊し、また新たに想像しているさまを思い浮かべると、茫洋とした気分になります。
じつは単に、ひとつの分離不可能な意識のなかのそれぞれの部分波動が、それぞれ勝手に自分独自の物語を想像しているだけなのかもしれませんね。(^_-)
pari 記

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