聖なるものの促し  リチャード レヴィントン

聖なるものの促し 「カラーのヒーリングエネルギー」から                        by リチャード レヴィントン
        今年ももう本当に残り数日……。
いろいろなことがあった年でしたね。
森羅万象、否応なく新たなる状態へと突き進んでいくようです。
そしてすべての現れを見ている“そのもの”は永遠に変わらない。
こうして変わらぬものが映しだす変化するものの形を見ながら、われわれは一喜一憂を楽しんでいるのでしょうか。
いやいや、今年は楽しむどころではなかった、などという声が聞こえてきそうですが。(^^;)
さて、今から二十年以上前のロンドンでホメオパスの診療所を訪れたことから、オーラソーマに縁ができたリチャード・レヴィントンさんですが、今やオーラソーマが人為で創造されたものではないことをつくづく感じています。
確かに、ヴィッキーさんが誰かに導かれるようにして地上にもたらして以来、オーラソーマの普及の仕方は通常のテンポと何かが違うようです。
いえ、そう言えば、媒介者であるヴィッキーさん本人も半ば“他動的・強制的”にオーラソーマの誕生に関わらされたのでしたね。
ヴィッキーさんはその“聖なるもの”からの促しを、「聖なるひと突き」と呼んでいました。
もう抵抗できない、という感じだったのでしょう。
それだけに、オーラソーマを誕生させた“聖なるもの”の意志は、その普及についてもさまざまな促しを保証していたのかもしれません。
そのあたりを、レヴィントンさんの説明で見てみましょうか。
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聖なるものの促し
ヴィッキーウォールが「聖なるひと突き」を感じ、エッセンシャルオイルと植物の抽出液の「水を分け」、1983年の後半にオーラソーマのバランスオイルを創造することで、今世紀のカラーセラピーの開拓にあたっての最新の革新者となった。
ウォールは薬剤師と足治療師としての教育を受け、人間のエネルギーフィールド、オーラやチャクラについても熟知し、秘教の伝統にも通じていたにもかかわらず、彼女はオーラソーマをほとんど霊感を受けた直感によって産みだした
彼女は常に「彼女を通して指導し働く、大いなる権威」に従っていた。 そしてこの「奇蹟的な」オイルをこの世に送り出したのは、その大いなる権威者の決断によるものなのである。 「私の人生はいつも沈黙の祈りであり、絶対的な信仰を通しての、高次の意識と対話していました」と彼女は書いている。
「彼女は本当に最もすぐれた人格者でした。そして私たちはいつも彼女は天国とのホットラインだと言ったものです」と元クラニオ・オステオパスでオーラソーマの理事長であり、ウォールの親友でかつ1964年以来の同僚でもあるマーガレット・コクベインは話した。
ウォールは、ここ数ヵ月間重病をわずらっていたが(糖尿病であり、目が見えず、重大な心臓発作のあと心筋の40%しか動かなかったのだ)、私が訪問していたその週に72歳で亡くなった
コクベインはウォールが聖なるものに促されていたという話しにすぐさま同意して言った。
「彼女が瞑想を通してオーラソーマについての教えを受けて以来、起こることはすべて神がやっていることなのだと感じています」
コクベインの頭の中にはオーラソーマが、かなり奇蹟的にヨーロッパでの評判があがっていることが念頭にあった。 それは思いがけなく主要なマガジンや雑誌で報道されたり、貿易見本市での成功、懇願することなく証明書を受け取ることができたり、外部の援助者や投資家の助けなどにより最小限の経済的な投資ですんだのである。
具体的に言うと、ウォールがオーラソーマを発見するとすぐに、ヴォーグに似た権威ある女性の雑誌であるハイパー&クィーンが2ページにわたるカラーの特集記事で新しいシステムについて取り上げたのである。 ウォールとブースとコクベインはオーラソーマをロンドン、コペンハーゲン、パリ、その他のヨーロッパの首都、そして最後にはオーストラリアにおけるボディ・マインド&スピリット博覧会に出展した。 すぐに彼等は、全ヨーロッパ各地からこのカラーヒーリングの全く新しいアプローチの教えを求めてやってくる熱狂的な人々をテットフォードへと引き寄せた。
あるロンドンのヒーラーは自分のAIDS患者の治療にオーラソーマを導入し、BBCが1989年のAIDSの治療に関する主要なドキュメンタリーの番組で放映したとき、オーラソーマはきわだって好意的な報道をされた。 これはある種の規制体制により認められたも同然であり、どんなにお金をかけて宣伝してもかなわないようなものであった。
ブースは1985年に彼のサムセットにある自宅で催された1週間にわたるセミナーに彼女を主賓として招待して以来、ウォールのオーラソーマのワークに加わった。  
当時、「バランス」のシステムはたった2ダースしかボトルがなかったが、ウォールは自分はすでに完全なセラピーのシステムを開発したと感じていた、とマイクは説明する。
「あなたが今それを見ているとしても、七年後には、それはまだ有機的に広がり続けているでしょう。  私たちはいまだに新しいボトルを新しく創りだしているのです。  あるものはワークショップのなかでのアイデアからできることもありますし、あるものは特別な、一回だけの注文のものもあります。  新しい色のコンビネーションに対する反応を見ながら、臨床的な調査を経て私たちは新しいバランスを一連のオーラソーマのセットに加えます。  最終的には全部で100本に達するのではないかと思います。」

                 『リビング・エナジー』Vol.1(p15-16) ——————————————————————–
なるほど……。
イギリスのBBCと言えば、日本のNHKに当たる存在でしょうから、ここでの好意的な報道などは、通常はどんな広告費を使っても可能になることではなかったでしょうね。
間違いなく、全体と言うか、宇宙的な意志によって「オーラソーマ」は、後押しされているのでしょうね。
pari 記
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