レッドは「地上的な」ものに関係
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より
ヴィッキー・ウォール
オーラソーマの色の連想を知るまでは、それぞれの色に心理的な意味合いが含まれている可能性など考えたこともありませんでした。
色は色であり、もちろん、青と黄色は違う色で、黄色と赤は違う色なので、それぞれ別な印象ではあるけれど、それがどうどう異なるのか、個々の色がどんな印象なのかなど思ってもみませんでした。
ところが、いちど「オーラソーマ」の連想体系を知ってしまうと、今度はいつもそういった連想がついてまわって、そこから離れることができません。(*^_^*)
変なものですね。
オーラソーマの連想体系だって、それが正しいのかどうかなどわかりませんし、その正しさを客観的に証明することもできないかもしれません。
ただ、こういうことは言えそうです。
絵の具の「青」と「黄色」と「赤」を混ぜると、たぶん黒っぽい色になるでしょうね。
絵の具の種類によっては、そこで使われている顔料の成分は厳密に同じではないでしょうから、厳密な黒にはならないかもしれませんが。
これは色の「減法混色」ですよね。
そして、たとえば舞台照明のような場面で、「青」の光線と「黄色」の光線と「赤」の光線を一箇所に集中したら、たぶんその領域は無色透明の光線で照明されることになるでしょう。
もしそこに白い布が張ってあればそこは白くなるはずです。
これは物理的にとても客観的に実証できることなので、そのことがそれぞれの色の性質について何かを明かしていないはずはありません。
そして、オーラソーマの色の心理はこの事象と見事にマッチするのです。
そのことを知ると、オーラソーマの色の心理って、やっぱり何か客観的なことを反映しているらしいなと思わないわけにはいきません。
ただ、牽強附会し(都合の良いように無理に理屈をこじつけ)て、色にそれぞれの心理的意味を押し付けただけだ、とはとても言えないような気がしてきます。
そういうオーラソーマの色の心理では、「赤」というのはとても強い意欲と情熱を感じさせる色ですよね。
色自体がとても活発な雰囲気なんです。
と同時に、それは簡単には動かない物理次元の特徴、いわば一種の“鈍感力”を感じさせる色でもあるわけです。
だからこそ、それを動かして何かを実現するためには強い意志と情熱が必要にもなってくるわけですよね。
では、ヴィッキーさん自身の言葉で「レッド」の連想を紹介していただきましょう。
——————————————————————
レッド
レッドは刺激やエネルギーを与え、情熱や野心、根本的な感情、性衝動といったあらゆる「地上的な」ものに関係があり、これなしでは生命は存続せず、覇気のないリーダー、地に足のつかないヒーラーとなってしまいます。
占星術の観点からいえば、レッドは火星と関係があり、獅子座の人は、高揚感を得るためにレッドを必要とし、よくレッドの入った組合せを選びます。
見者は、目に見えないガイドと話をするのに、そのガイドを引き寄せるためのエネルギーをレッドに頼ることがあります。
この色に関連したエッセンスの中では、赤のバラは文句なく愛の象徴です。
赤っぽい茎と果実を持つオトギリソウは、オイルを加えると、もっとも美しいレッドになります。
ローズゼラニウムは、霊的な愛を地に根づかせ、完全なバランスをもたらす、すばらしい作用を持っています。
中国で非常に愛されているイランイランはとても活力をつけてくれるので、自然の催淫剤と呼ばれています。
そして、愛しのベルガモットを忘れてはならず、これは、他のエッセンスとともに使うことで、そこに調和を養ってくれるのです。
肉体レベルでは、こうした赤に関係のあるエッセンスは、すでにその人の内にあるエネルギーを動き出させることで癒しが起こるのであり、多くの人が必要としている地のエネルギーと愛をもたらします。
こうしたエッセンスは、レッド/レッド「バランス」オイルだけでなく、レッドを基調にしたあらゆる組合せに含まれています。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p234-235)
——————————————————————
【レッドは刺激やエネルギーを与え、情熱や野心、根本的な感情、性衝動といったあらゆる「地上的な」ものに関係があり】・・・。
やっぱり、そういうことなんでしょうねぇ。
pari 記