太陽の季節

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和尚アートユニティのある鎌倉は、湘南地方に属します。

「湘南ブランドの由来は、明治時代に大磯、鎌倉、葉山地区が東京近郊の海浜保養別荘地と目され、少数ではあるが文人や政財界の要人(特権階級の富裕層)によって別荘が建てられたこと、そしてこの別荘地が関東地方を中心に湘南として認知されていったことにある」とされているようです(ウィキペディア)

湘南というとサザンオールスターズでも有名ですが、もうひと世代昔は、今は東京都知事をされている石原慎太郎氏の「太陽の季節」(芥川賞受賞)の舞台としても有名です。

自転車に乗って散歩していると、逗子海岸にこのようなモニュメントを見つけました。

「太陽の季節 ここにはじまる」

遠くの海に浮かんで見える島が江ノ島です。

天気の良い日にはここから富士山も見えます。


最近「言葉のちから」という鈴木孝夫氏の本を読んでいます。

言葉のちから (文春文庫)/鈴木 孝夫

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今の英語教育の問題点などについても、歴史的観点も含め、非常に深い含蓄のある本なので、是非読んでみてください。

これを読むと、これまで日本という国は、東洋では中国、西洋ではイギリス、アメリカなどから多くを学び、月として存在していた。

しかし今や日本は、それらの列強と肩を並べるまでに成長し、太陽として情報を発信していく立場になっている。

にもかかわらず、まだ月としての意識で英語を学んでいるのは、それはもう時代錯誤になっている。

・・・という視点から英語教育のあり方、英語の学ぶ目的や視点について論じられています。

今の日本は、このモニュメントに学び、世界の太陽であることの自覚を持つべき時期に来ているのでしょう。

聖徳太子はその昔、遣隋使を派遣するにあたり (607)、随の皇帝煬帝に宛てて遣隋使小野妹子に「日の出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや」という国書を持たせたということです。

全く力のなかった国であった日本が当時の超大国にこのような国書を送り受け入れられたのに、今や国に力があり、多くの国にも貢献している日本が、世界からは評価されず翻弄ばかりされているのはいったいどういうことなんだでしょう?

それはやはり人間力の差なんでしょうね。

尚 記

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