魂のセラピー
オーラソーマ通信の記事をベースにしながら、内容に若干の変更、アップデートしながら加筆したものです。
オーラソーマの基礎を学び、考え、使っていく際の参考にしていただければと思います。
そして疑問や質問などがありましたら、投稿していただければと思います。
またみなさんとの交流の場にもできればと思いますので、コメントなどもお待ちしています。
***************************
オーラソーマの本質を一言で言い表すとすれば、どのように言うことができるでしょうか?
オーラソーマカラーケアシステムは、そのなかに膨大な情報を含んでいるので、それを一言で言い表すことは至難の業です。
そこで、その本質を考えるには、このオーラソーマシステムの創始者であるヴィッキーさんが残している、オーラソーマについて語った言葉に帰るのが有効だと思われます。
ヴィッキーさんは、「大いなるガイドはあなたの内側にあります」というふうに言っています。
そもそもこのオーラソーマが生まれたのは、ヴィッキーさんの大いなるガイドに従った結果生まれてきたものなので、その生まれ出た源に帰るという意味では、この言葉がその本質を言い表しているように思われます。
そういう意味では、「このオーラソーマカラーケアシステムは、あなたが、自分自身の内側にある大いなるガイドに至ることを助けてくれるツールだ」と言うことができるでしょう。
では、オーラソーマはどのように「あなたが、自分自身の内側にある大いなるガイドに至ること」を助けてくれるのでしょうか?
それについて答えることが、「オーラソーマとは何か」ということの本質を考えることの助けになるでしょう。
ある意味で、オーラソーマには正解も誤りもありません。
別のいい方をすれば、あなたの内なるガイドにしたがったことが正解です。
とはいっても、オーラソーマが本来伝えようとしている基本はあると思うので、ここでは、できる限り、ヴィッキーさんから私なりに受け取って、基本として理解している原理原則の考えをお伝えしながら、一緒に考えてみたいと思います。
さて、ここで「オーラソーマとは何か」ということを考えるときに、最初に教えられるのは、オーラソーマは「無理強いしない魂のセラピー」だということです。
では・・・「無理強いしない」というのは、どういう意味なのでしょうか?
この言葉はノン・インツルーシブ(non-intrusive)という英語を直訳したものです。
要するに、「自分で選ぶ」ということです。
それがオーラソーマではとっても大切なのです。
そこに深い、深遠なる意味があるのです。
オーラソーマのコンサルテーションは、自分で4本のボトルを選ぶことから始まります。
そしてそのボトルを自分で自分に塗ってつけていく・・・
それがすべてです。
それがすべて、というのは言い過ぎですが、要するに、自分で選んで、その選んだものを自分でつけていく、ということが大切なのです。
つまり、自分で自分の処方箋を施すということなのです。
インターネットでも、ボトルを選んで、リーディングできたりできますし、また占いのように思って、あなたのボトルのメッセージとかを読んだりするかと思いますが、それはそれでよいのですが、でも、この自分で選ぶというところが、従来の精神分析とか、心理判断とか、占い、とかと根本的に違うところなのです。
オーラソーマのコンサルテーションでは、その人が選んだボトルを、その色の言語とボトルのメッセージとかをベースにしながら、その人にとってのボトルの意味を翻訳してくれます。
ですが、主役は、あくまでそのボトルを選んだあなたなのです。
コンサルテーションをする人は、あなたの選んだボトルの翻訳者なのです。
あなたの選んだボトルの意味を、直感と色の言語、そしてボトルの情報を使いながら、通訳してくれる人なのです。
ですからオーラソーマのボトルは「あなたを映し出す鏡」と言われているのです。
「あなたが選んだ色があなたなのです」
この言葉もオーラソーマカラーケアシステムのエッセンスを言い表す言葉です。
精神分析とか占いでは、あなたに選択権はありません。
精神分析医があなたを診断します。
お医者さんはあなたよりえらい人なのです。
占いでは、占い師があなたを診断します。
占い師があなたにわからない未来を知っているのです。
あなたにはわからないので、あなたのことを診断してもらったり占ってもらうのです。
ですから治してくれるのはお医者さんであったり、未来のあなたがどうなるかは占い師さんのほうがあなたよりも知っている、ということが前提となっています。
でもオーラソーマではそうは考えません。
あなたが誰よりもあなたのことを知っていると考えます。
あなたがあなたの健康や人生や未来についても責任があるのです。
あなた自身があなた自身を愛していくことができるのです。
あなたがこの人生を選んで生まれてきて、あなたがこの人生のチャレンジから学ぶべきものを学び、あなたが自分の人生をよりよく生きていくことをケアーしていく。
そしてあなたにはそうしていく能力も備わっている。
オーラソーマでは、そのようにあなたを信頼しています。
そしてオーラソーマはそのようにあなたが生きていくことをサポートしていくツール(道具)なのです。
この考え方が、オーラソーマが占いや精神分析やその他のシステムと大きく異なっているところなのです。
自分がどのようなものの考え方で自分の人生を見ているか?
今までどういうふうに教えられてきているか。
どういう条件づけがあるか。
そのことを考えるきっかけをオーラソーマは提供してくれています。
というのは、そのような自分の考え方やもののみかたに無意識である限り、同じ人生を繰り返していきます。
人は自分が考えてるように人生を生きていきます。
自分の手に自分の人生をとりもどし、自分の人生に自分で責任を持つ。
そのためにオーラソーマカラーケアシステムはあるのです。
自分の人生を誰かのせいにしてませんか?
自分がこうなったのは両親のせいだとか、誰かのせいで自分の人生はこうなったとか。
そういうことに光をもたらす、意識をもたらす、ということがオーラソーマでしていることだと思います。
それが「自分で選ぶ」ということの意味なのです。
だからといって誤解しないで下さいね。
お医者さんがいらないといっているわけではないですからね。
必要なときにはお医者さんの診断も治療も必要ですし助けになります。
でも最終的には自分が治すんだと思います。
自分の細胞や治癒力が自分自身を治しているのです。
だって、手術しても、身体に治癒力がなければ、手術の傷口さえもなおらないですから。
身体そのものが自然の奇跡なのです。
そういう奇跡を自分は持っているのだということだけでも驚きです。
ましてや人間はもっとも高度な「意識」をもっているわけですから。
その最大の可能性がブッダとか禅マスターなどの悟りを得た人であり、最悪のケースが、ヒトラーや戦争を起こしている人たちでしょう。
意識の開花と意識の悪用(ないしは無意識)。
でもその両方の可能性を私たち人間は持っているということです。
オーラソーマはそのような「意識の鍵」を私たちに自覚させてくれるものです。
その意識を自覚することが「自分で選ぶ」ということの意味なのです。
自分で選ぶことの中に、その自分の意識が映し出されるのです。
では、誰が選ぶのでしょう?
そこで選んでいるのは誰でしょう?
「え? 選ぶのは自分に決まっている」って思うでしょうね。
でもそのボトルを選んでいる自分って、誰なんでしょう?
ボトルを選ぶのは、その107本のボトルを目の前にして、そのなかから惹かれるボトルを選ぶわけなのですが、そこで不思議なことが起こります。
選ぶときには、そのボトルの意味を考えて選ぶわけではありません。
ただ、何も知らない純粋な目で、ただ自分が惹かれるボトルを、直感で選びます。
なにかボトルが語りかけてくるような気がするかもしれません。
私を選んで!ここに私がいるのよ!って。
あるいは・・・なぜか知らないけど、このボトルが気になる。
普段こんな色好きじゃないのに・・・なぜか選んでしまった・・・
ボトルを素直に見て、何も考えずに、ただそのボトルを見て選んでいくのです。
これは右脳の直感を使いながら選んでいくことになります。
「あなたが無人島に行くとして、一本だけ一緒に連れていくとしたらあなたは、どのボトルを連れていきますか?」
というふうにイメージしながら選ぶ方法もあります。
自分にあった選び方で選ぶといいでしょう。
ところが・・・ボトルの意味を知ってしまった人は・・・
あのボトルはこういう意味で、この色はこういう意味だ・・・
今日はこの意味のボトルが欲しいから、これにしよう・・
オレンジに惹かれるんだけど、ショックボトルだから、トラウマがあるって言われそうだからやめよう・・・
コーラル・・・報われない愛・・・
彼氏に振られそうだから選ぶのはよそう・・・
なーんていうふうに選ぶと、これ、左脳のマインドから選ぶことになってしまいます。
それでは魂のセラピーにならないんですね。
マインドのセラピーになってしまいます。
でも、それで楽しめる人はそれで楽しんでいいと思いますけどね。
人それぞれの楽しみ方があっていいと思いますから。
自分に必要なのはこの色だし、今はこの効果が必要だという観点で選んで使うことも、可能ですから。
例えば、今日は感じるというオレンジのジュースが必要だし、オレンジのボトルで元気出しましょ。
なんていう使い方もあります。
自分に必要な色を自分にもたらすという意味では、そういう使い方もできます。
でも、ここでは、本来のオーラソーマの使い方、ないし意味はこうなんです、ということをお伝えしています。
魂のレベルで選ぶためにはただ直感に任せて、素直に自分が惹かれるボトルを選ぶことが大切です。
そうすることで、そのボトルが「あなたの魂を」映し出してくれるのです。
話が少しずれてきていますが、ここでは「誰が」ボトルを選んでいるのかというお話でした。
「魂」、それは超意識というふうにいってもいいですが、その魂の部分のあなたがボトルを選んでいるのです。
ボトルを選ぶときには、意識的マインドではない部分でボトルを選んでいます。
意識的マインドを越えたあなた。
(っていうと、それって何?っていう疑問を持つ人もいるでしょうが、それはまたお話しすることもあるでしょう、そのうち・・・)
ですから魂のレベルで選んだボトルを意識的な部分で理解していくためにコンサルテーションをしていくわけなのです。
コンサルテーションをする人は、そのための訓練を受けている人です。
まだオーラソーマになじみのない人にとっては、あなたの魂、ないし超意識が選んだものを意識的マインドで理解していくための翻訳者が必要なのです。
これがオーラソーマのプラクティショナーの仕事です。
ですから、オーラソーマのコンサルテーションをする人がこういったからといっても、それを信じ込む必要はありません。
それは翻訳のひとつのありかたです。
あなた自身が、自分はそうは思わない、って思えば、それでもいいわけです。
どちらが正しいとか間違っているというわけでもありません。
ただここでは、自分の内なるガイドを信頼することが正しいのです。
現代の学校教育では、マルかバツか。
どちらかが正しければ、どちらかが間違っているというふうに教えられてきています。
でも、人生では何が正解かなんてわかりません。
それは、その人の生き方の問題なわけですから。
いろんな間違いも犯しながら、自分自身にとって必要なものを学んでいくのですから。
ただ、その間違いから学ぶためには、自分で選ぶことが大切です。
自分で選ぶことによって、その結果に責任を持つことができ、そこから学ぶことができるわけですから。
例えば、コンサルテーションでのことをいうと、4本選んだうちの2本目のボトルを身体につけるように勧められたとしても、あなたは、いや、どうしても3番目を身体につけてみたいと思えば、そのようにしてもいいわけなのです。
おそらく、プラクティショナーの人も、あなたの意思を尊重してくれるでしょう。
オーラソーマの大原則がここにあります。
「大いなるガイドはあなたの内側にあります」
あなた自身がすべてを知っているのです。
あなたはそのことを信頼し、そのことに責任をとるのです。
オーラソーマはそのことに気づくことを助けてくれる道具です。
次回は、では、4本のボトルを選んで、それらがどういう意味があるのか、ということについて書いてみましょう。
その前に、そもそも魂ってなんなの?
そもそも魂ってあるの?
っていう声も聞こえてきますね。
「魂のセラピー」っていう題で書き始めたのですが、魂ってことについて書くところまでいきつけませんでした。
それは次回以降、ということにして、今回はこれにて・・・。
尚 記
☆ランキングに参加しました!! クリックお願いします↓