ヴィッキーさん亡き後マイク・ブース氏が仕事を引き継いだその思いとは?

実際に自分に求められたことをやりたい

 「オーラソーマ─大勢の人にとって役立つものへ」 マイク・ブース インタビュー

ヴィッキー・ウォール女史がいなければ、オーラソーマというそれまで地球上には存在しなかったまったく新しい概念の製品が誕生することはなかったでしょう。

このことにまったく疑いはありません。

ただ、ヴィッキーさんが亡くなった当時のオーラソーマが、現在のような大規模のものでなかったことも事実です。

ヴィッキーさんから託されたオーラソーマの発展をここまで大きなものとして現実化したことに、後継者マイク・ブース氏の男性的知性や能力が大きく寄与したことにもまた疑問の余地がありません。

しかし、ヴィッキーさん亡き後、マイク・ブース氏は傍から推測されるほど疑問の余地なく当然のこととして、この仕事を引き継いだのでもないそうなのです。

それまで、マイク・ブース氏は自分を完全にヴィッキーさんのサポーターとして位置づけていたようなのです。

もしそうであるとすれば、サポートすべき相手がいなくなったとき、その仕事を自動的に引き継ぐという感覚は起こらないかもしれませんね。

オーラソーマの仕事を引き継ぐにあたって、マイク・ブース氏にはそれなりの戸惑いと、自らの意志を確認する期間があったようですよ。

では、マイク・ブース インタビュー「オーラソーマ─大勢の人にとって役立つものへ」から、彼がオーラソーマの発展に身を捧げる決断を固めるまでの当時の心境を語った部分をご紹介しましょう。


江谷 ヴィッキーさんが亡くなったことは、オーラソーマにとって大きな出来事だったと思います。あなたはそのとき、どう感じたのでしょうか? オーラソーマを引き継いで、どのようなヴィジョンを持って取り組んできたのでしょうか。

マイク
彼女が亡くなったとき、オーラソーマにおける私の役割が終わったのかどうか、
その時点ではわかりませんでした。
なぜなら、私が受け取って感じていた全体像のなかの自分の役割とは、ヴィッキーの世話をして、彼女に与えられたものに沿ってサポートをすることだったからです。

私の内なる感覚、内側で聞こえる静かで小さな声によると、彼女をサポートすることが自分のすべきことであり、私に与えられた使命であり、求められたことだと感じていました。
私にとって、それはとてもクリアーなワークだったのです。
ですが、彼女が亡くなったとき、これで終わったのか・・・?

自分はこれからなにか他のことをしていくのだろうか・・・? という問いかけが、自分のなかに明らかにありました。
と、同時に、そこには漠然とした期待もあって─なぜなら彼女は生前、いつもそれを表現していました─それは、私が彼女の後継者として選ばれたのだということでした。

実際に、ヴィッキーは私にさまざまな処方を託すだけでなく、ケアーテイカーである私にオーラソーマのすべての部分を残し、それを続けていくよう提案してくれていました。
しかし、その時点では、それが自分に求められているという確信がありませんでした。

その後、生前から強くあったヴィッキーとのテレパシー的コミュニケーションが、彼女が肉体から離れ出たあと、さらに強くなりました。
自分に求められているものがいったいなんなのか、次のステップがクリアーになったのはそのころのことです。

それは義務感からではなく、ヴィッキー・ウォールと約束を交わしたという感覚からでもなく、人として彼女が誰であったのかも関係なく・・・実際に自分に求められたことをやりたい、という自分自身の内側にあった最も深い感覚からのものでした。

私は、最善をつくして行動したいと思いました。
私たちがいつでも求められていることを完璧にしようとするプロセスのなかで、それでもいつも完全にはできないことを知りながらも、私は自分のできることの最善をつくそうとしました。

私に求められたことは、明らかにオーラソーマを発展させることでした。

それは、ヴィッキーが表現したように、彼女がこの世にオーラソーマをもたらし、私がさらに世界に羽ばたかせる助けをすることでした。

ある意味それは、自分がエネルギーを注いで事業を経営し、世界に向けて運営していくこと…世俗的な明晰性と経験をもたらす役目であることがクリアーになりました。

そして、私はその明晰性をオーラソーマに生かし、比較的小さなものから少しずつ成長をさせようと試みはじめました。
そうすることで、実際にそれがたくさんのきっかけとなり、大勢の人にとって役に立つものとなり、人生の助けとなっていくことでしょう。
それはヴィッキー・ウォールの仕事であり、かつオーラソーマのなかで彼女が天から与えられたものを通して、多くの人が自分自身をケアするサポートをするということの確認でもありました。

『リビング・エナジー』Vol.8(p11-12)


 

【生前から強くあったヴィッキーとのテレパシー的コミュニケーションが、彼女が肉体から離れ出たあと、さらに強くなりました】

【私に求められたことは、明らかにオーラソーマを発展させることでした】

自分の真の意志を確かめる、そんな期間は間違いなく必要だったでしょう。

pari 記

 

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