ブルーは何を話したがっているのか?
「カラーのヒーリングエネルギー」 by リチャード・レヴィントン
オーラソーマが生まれたのは1983年、いまから30年ほど前のことです。
今と比べると当時は、時代の雰囲気もなにもずいぶん違っていたでしょうね。
誕生後間もないころのオーラソーマは、そもそも知識の蓄積がまだほとんどないわけですから、学習の体系などもいろいろ今と比べるとずいぶん整備されていなかっただろうと想像されます。
でもですね、逆にそういうまだ世間的にはほとんど知られていない最初のころのオーラソーマに惹かれて、正式のコースを受けられた方々というのは、もともとそのような世界にかなり造詣の深かい方が多かったのかもしれませんね。
というのも、まだほとんど人に知られていないオーラソーマの知識を創始者のヴィッキーさん本人から教わろうとするには、教わる人本人が自分の感覚とか判断自体を深く信頼していなければ起こらないはずだからです。
つまり、そういう面での当人の探求とか確信といったものが、それなりに煮詰まっていたのではないかと想像されます。
これからしばらく、当時のアメリカのスピリチュアルジャーナリストのひとり、リチャード・レヴィントン氏のレポートをご紹介しようと思うのですが、このレポートはとても魅力ある文章で、オーラソーマを包括的に紹介しています。
その最初の文章で、誕生後数年といった感じのロンドンでのオーラソーマプラクティショナーのコンサルテーションの様子を伝えているのです。
リチャード・レヴィントン氏が最初に接触したオーラソーマコンサルタントは、オーラソーマカラーセラピーの入門セミナーを終えたところというのですから、いまでいえばファウンデーション・コースということになりそうです。
でもこのレポートを読むと、オーラソーマコースを一度受けただけの方が、これほど自信のあるコンサルテーションができるのかと、まったく驚嘆ものです。(*^_^*)
どうやらその人はイギリスにはよくいるらしいホメオパス(同種療法家)の方だったそうなので、療法師としての客あしらいは最初から堂に入ったものだったのでしょうね。
では、リチャード・レヴィントンさんのジャーナリスティックな文章(の今回はまずは一回目)をお楽しみください。
今から三十年前のロンドンに行ったつもりになって。(^_-)
—————————————————————— カラーのヒーリングエネルギー
人類最初の芸術家が洞窟の壁に 絵の具を使用したときから、 人々は色の持つセラピー的な効果を試してきた。
そしてその最も新しい革新が オーラソーマと呼ばれるものだ。 それは、それぞれに意味のある、 バランスボトルという、 身体の微細なエネルギーセンターに 見事に調和した、 ひとそろいの色のついたオイルでできている。
by リチャード レヴィントン
ブルーは何を話したがっているのか
最近ロンドンを訪れた際、あるホメオパス(同種療法家)がブルーの色について注目に値することを私に言った。 その時期、私はブルーにとりつかれていたといえる。 私は青いソックスに青いコールテンのズボン、1ダースの青いシャツに青いセーター、そして青いスニーカーを持っていた。 そのうえ青いフレームの眼鏡を買おうかとさえ思っていた。 おまけに夜にはブルーについての夢を見ていたのだ。 そしてまた、私は喉がいたく、軽い咳もあり、風邪をひきかけているようでもあった。
「あなたは風邪をひきかけているのではありません」
とそのホメオパスは私に言った。
「あなたの喉はブルーを話そうとしているのです」
彼女はこの不可解な言葉を説明するかわりに、青いマッサージオイルのようなものを私の首にぬり、明るい紺色の球体を自分の喉のあたりにイメージするように言った。
「さあ、そのブルーを通して、それがちょうど窓だと思って」
と言いながら彼女は続けた。
「そのブルーに話させてください。 そのブルーは何を話したがっているのですか、言ってみてくれますか?」
私には彼女の言っていることがさっぱりわからなかった。 しかしその一時間の間に私の症状は消えてしまっていた。 そのブルーが風邪の初期症状を取り去ったのだろうか? もし、そうだとしたら、どうやって?
私は、ホメオパシー、針、フラワーエッセンスといった、ホリスティックヒーリングとして名の知れたたいていのものについてはよく知っていたが、カラーヒーリングについてはほとんど何も知らなかった。 非常に微妙で、すぐに消えてしまうエネルギーである色を使って、身体的症状を癒し、深い心理的変化を引き起こすという考え方は深いところで私の興味をそそった。 そういうことはホリスティックな分野におけるエソテリックな先駆者大英帝国だけのことはある、と私は思った。
いわゆる代替療法においさえも、カラーセラピーは依然断片的なものでしかなく、まだそれほど広く実践されたり理解されているものではなかった。 カラーヒーラーたちはたいてい色のついたスクリーンや色のカード、光の投影、あるいはイメージを使うのが普通で、液体状の色を身体のある部分に施すというのを聞いたのはこれが初めてだった。 このブルーのオイルは、ホメオパスが私に教えてくれたところによると、オーラソーマと呼ばれる新しい包括的なカラーシステムの一部で、1980年代にイギリスで開発され、ヨーロッパやオーストラリアのナチュラルヒーラーの間ではすでに広く使われ効果をあげているとのことだった。 彼女は最近一週間にわたるオーラソーマカラーセラピーの入門セミナーを終えたところであり、彼女は、それは注目に値する、革新的なものだと思うと私に語った。 (この項続く)
『リビング・エナジー』Vol.1(p10-12) ——————————————————————–
【「さあ、そのブルーを通して、それがちょうど窓だと思って」 「そのブルーに話させてください。 そのブルーは何を話したがっているのですか、言ってみてくれますか?」】
いやー、こんな大胆な台詞が出てくるなんて、まだオーラソーマセミナーの空気が残っていて、ヴィッキーさんの魔法が解けていないという感じなのかもしれませんね。(*^_^*)
しかしそれで、リチャード・レヴィントンさんの症状が消えてしまったのなら、大変な説得力です。
しかしもともとイギリスのホメオパス(同種療法家)といえば一種のお医者さんのようなものでしょうから、オーラソーマで身体の疾病が治ることに何の違和感もない感じなんでしょうね。
pari 記
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