その可能性を使うための一歩を踏み出せる
「マンガラのヌメロロジー」より マンガラ
「大数の法則」というのをごぞんじですか?
たとえば、ある都市での犯罪件数というのは毎年あまり変わらないといったようなことです。
別に個々の犯罪者が全体の犯罪件数を知っているわけではないのに、なぜか毎年一定の範囲の中にだいたい収束するのです。
もちろん、別の都市だったり別の国だったりすればその数は変わります。
そんなふうにある環境の中ではだいたい同じようなことが起こるわけです。
こういうことを条件を厳密に定義して学問にしたのが統計学というわけですよね。
たとえば、1から6まで目のあるサイコロを振るとすると、当然、次に何の目が出るかはわかりません。
次の目はわからないのですが、振った回数が多くなればなるほど、それぞれの目の出た結果はどれも、全体の回数の1/6に近づいていく。
つまり、それぞれの目の出る確率は1/6だということですよね。
一回一回の事象がどうなるかはわからないのだけれど、でもその事象が起こる可能性はある程度わかるわけです。
ヌメロロジーも占星術も、条件がとても多いので数学的な確率論とは違うでしょうが、でもそういう経験則的に確認されてきた「大数の法則」みたいな面があるわけでしょう。
つまり、あるていど可能性としては【見えている】と言っていいわけです。
古から伝わるスピリチュアルな知恵とはそういう可能性に関する知恵のようなものなのかもしれませんね。
そうだとすれば、その可能性に関する知恵を使うのもありですよね。
—————————————————————— 編:けれども、ヌメロロジーはその人がどんな人で、人生のどんな地点 にいるのかを示してくれると言いませんでしたか? ということは、 人生は予測できるということではありませんか。誕生日を変えること はできませんしね。
もちろん基本的な刻印を変えることはできませんが、それをどう使うかに関しては、まったく私たちの自由なのです。 ヌメロロジーは可能性を扱うのであり、それにはそれ自体の価値があります。 人生におけるさまざまな分野の真の可能性を知ることで、どうそれを伸ばしていったらいいか、理解できるわけです。
例えば、仕事において、あなたの真のギフトはサポートや協力することだとしましょう。 それなのに、あなたはいつも自分のやり方で、新しいことを始めようとしてしまいがちだとします。 そうなると、常に仕事では、欲求不満や挫折感を体験することにならざるをえません。 こうしたことを理解することで、その可能性を使うための一歩を踏み出せるのです。
人生においては、すでに決められている物事もあるということは確かだと思います。 とはいえ、実際に人生を形にするのは私たち自身ですから、変えようと思えば変えられるものもあるのです。 私たちは、この心身というメカニズムを備えた存在ではありますが、ただそれだけではない、意識の存在でもあるわけですから。 意識的になるにつれて、この人生という機会をよりポジティブな仕方で使うことができるようになるのです。
『リビング・エナジー』Vol.5(p89) ——————————————————————–
【人生においては、すでに決められている物事もあるということは確かだと思います】。
【とはいえ、実際に人生を形にするのは私たち自身ですから、変えようと思えば変えられるものもあるのです】。
そのあたりに人生というゲームの面白さがあるのでしょうか。(*^_^*)
pari 記
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