「いったい、これは何に効くっていうんです?」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【17 チャクラ】から
ヴィッキー・ウォール
生きていくためにはエネルギーが必要です。
たんに栄養や健康といった物質的エネルギーの意味だけでなく、新たな経験に向かう興味や熱意という精神的な意味のエネルギーも必要ですよね。
元気とか活力という言葉は、そんなトータルな意味での生命力を指すのでしょうね。
そして人間のあらゆる活動は、すべて何らかの意味でのその生命力に支えられずには成立しません。
ですが、その生命力の根源とも言える性にかかわる活動を話題にするときだけは、他の諸活動とは違って、どういうわけか恥ずかしさや可笑しさをともなったりするんですよね。(*^_^*)
どうしてなんでしょうね? (^_-)
これは子どものころはまったく無縁の世界で、思春期から突然人生に入ってくるために、その戸惑いや嬉しさの記憶が、ときには秘密めいた雰囲気や恐怖とも入り交ざったりして、不思議な居心地の悪さをいつまでも醸しだすからでしょうか?
ま、それはわかりませんが、イエロー/レッドのオイルに関してヴィッキーさんが思いだしたこの話題は、大人ななら誰でもわかるのに、でもどうしてそれが可笑しいのかはなかなか説明し難いところがあります。(*^_^*)
では、人間の元気に大いに関係があるイエロー/レッドのオイルについて話していて、ヴィッキーさんが思い出した挿話をご紹介しましょう。
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イエロー/レッドのオイルは、エネルギーに知恵をもたらし、性的な衝動を和らげ、愛の質をもたらすよう、念入りにバランスがとられています。
これはまた、誰にも身に覚えがある感覚、「さあ起きて行け」のはずが「ああもう手遅れだ」と頭を抱えるような場合にも効果があります。
この組合せも、腰より下に塗るようにした方がいいでしょう。
さらにいえば、これは、便秘やインポテンツや循環不順といった、活動が低下している状態に刺激を与えます。
私たちはこの美しい色の組合せを、サンセット(夕日)ボトルと呼んでいます。
http://artbeing.com/aura-soma/equi/B005.html
ある博覧会で、おもしろいことがありました。
私はこのオイルについて、刺激を与える質があり、中に含まれているイランイランのエッセンスが性欲を刺激する作用があると話したのですが、説明のあと、男の人がすっと寄ってきて、
「それを、もらおう」
と言い、私にお金を差し出しました。
私がボトルを手渡すと、向かいのスタンドにいた彼の奥さんがやってきて、一部だけ説明を聴いていた彼女は、ボトルを目にし、鋭く言い放ったのです。
「アルフ、ダメよ、それは」
彼は断固としてボトルを握り締め、二人はしばらく小声で言い合っていましたが、奥さんは急に私に向き直り、
「いったい、これは何に効くっていうんです?」
私はにこにこして、答えました。
「精力をつける(ヴァリリティ)と言ったんですよ」
「あら」彼女は、ほっとして言いました。
「それならいいわ、アルフ。
私はまた、子だくさん(ファティリティ)になるんだって、聞こえたものだから」
その場にいた人は、どっと笑いました。
彼はちょっと赤くなっていましたが、たいせつなオイルを胸に、うれしそうに去っていきました。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p142-144)
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どうもこういう場面では、男性の方が恥ずかしがり屋のようですね。(^_-)
奥さんのほうがずっと堂々としてるじゃないですか。(*^_^*)
pari 記