ほんとうの自分に戻る時間

オーラソーマのティーチャーになって17年目。

2019年4月に、私は生まれ育った横浜に、高齢者のための地域密着型通所介護施設「1日型デイサービス」を立ち上げました。

それまでは30年以上、カラープランナーとして色彩の世界だけで仕事をしてきました。

華やかで、煌めく色の世界は、私の夢をいくつも叶え、やりたかった仕事のすべてを与えてくれました。

ところが、好きな仕事と共にひたすら夢中で駆け抜けて、40代が終わろうとしていたころに、父の介護がはじまりました。

最初は母がひとりで携わってくれていましたが、厳しい老老介護に母もまた弱っていき、必然的に私が関わらざる得なくなっていったのです。

介護は私にとって、はじめてのことではなく、20年近く前にも、祖母の介護をしたことがありました。

その当時と、そして20年という月日を経た、父のときにも、高齢者介護の現実に、カルチャーショックを受け、さらに20年経っても変わっていない介護業界の一面にも、さらに衝撃を受けました。

最後まで自宅で暮らすことを望んでいた父を在宅介護で看取り、その後、私はその疑問を解決したくて、デイサービスを立ち上げることを決意しました。

世界一の長寿国である日本は、今や人生100年という時代に突入していますが、戦後間もない1947年の平均寿命は男性が50.06歳、女性は53.96歳でしたから、わずか70年で30~40歳も寿命が延びたことになります。

当然、超高齢化社会に、国も家族も、そして当の高齢者ご本人だって、追いつくのは大変なことです。

実際に私が運営するデイサービスも、90代の方々が、施設内をスイスイと歩かれ、食欲も旺盛、歌って、笑って、体操して、日々お元気に過ごされています。

それでも、認知症というのは、誰にも起こり得ることで、これもまた多くのご家族にとってはじめての経験となります。

あんなにしっかりしていた母(父)がどうして? と、戸惑うのは当たり前のことで、みなさん、どうしたらいいのかわからないのです。

そして、認知症は徐々に進行して行くため、ご本人もまた、さまざまなことを忘れてしまうご自分に傷つき、不安と哀しみを感じていらっしゃいます。

これまで当たり前に取れていたコミュニケーションが噛み合わなくなったり、何度も同じ話を繰り返し、できないことが増えて行く親の姿に、ご家族もまた戸惑い、焦り、そのストレスは、まだまだ忙しい世代にとっては、精神的にも肉体的にも大変な負荷をかけ、その結果、いちばん辛いご本人を責めてしまう事も少なくありません。

すると、小さな子どもが学校でいじめられていても親には言えないように、親もまた、子どもから責められて辛くても、子供の前では泣けないのです。

ある日、ご利用者様のご自宅にいつものように朝、お迎えに伺ったスタッフから私に報告が入りました。

いつも、ユーモアたっぷりで明るいAさん。

若い時から働き者で、多くのお仕事をこなしてこられた方です。

ご主人を亡くされた後、数年前から認知機能の低下が見られ、最近はおトイレの問題も抱えていました。

お迎えに伺う度に、どうやらご家族に叱られてしまったのかな? というご様子が見受けられ、いつもの明るい表情とは違い、しゅんとしてうつ向いて座っていらっしゃることが多くなりました。

ご家族も「またお母さんにキツイこと言っちゃった・・・」と、辛いお気持ちを口にされていました。

それでも、Aさんは、デイサービスをご利用中には持ち前の明るい性格で、お得意の歌を聴かせてくださり、たくさんの冗談を仰っては、他の方々を笑わせていらっしゃいました。

ところがその日は、お迎えに伺ったあと、スタッフがAさんと手をつなぎ送迎車に向かう途中、ヒックヒックとしゃくりあげて静かに泣いていらっしゃったご様子だったと。

私は、ずっと毎日Aさんと共に過ごし、ご様子を拝見していたので、その報告を聞いただけで、自分まで泣きそうになりました。

そしてAさんが到着する前に、レディナダとセラピスベイのクイントエッセンスをつけて彼女の到着を待ちました。

Aさんは、到着して入り口で靴を履き替えるときにも、いつものお茶目なご様子はなく、元気なくぼんやりと椅子に腰掛けていらっしゃいました。

私は、いつもなら「Aさん! おはようございます!」と元気にお声をするのですが、その日は、彼女の前に膝をついて目線を合わせてから、両手をそっと握って、そしてそっとAさんを抱きしめました。

するとAさんは、急にわっと泣き出し、私にしがみつくようにして、背中を震わせてたくさんの涙を流しました。

私は「辛かったですね、よく我慢されましたね」と繰り返しました。

ほんとうに心から「やっと泣けてよかった」と思ったのです。

お母さんたちは、子どもに心配をかけまいと、あるいは母親としての立場から子どもさんの前では泣けないのです。

子どものときのように、「泣いてもいい」という愛のスペースを作ってくれるのがレディナダとセラピスベイです。

温かい愛のなかで、ありのままの自分でいることを許されるのが、最上級の無条件の愛であるレディナダのエネルギーです。

https://artbeing.com/aura-soma/quint/Q03.html

そして、セラピスベイは、がんばって自分のなかに閉じ込めてきた涙を解放してくれます。

https://artbeing.com/aura-soma/quint/Q05.html

どの人も、ほんとうに辛いときは、泣けないのです。

泣いたらすべてが崩れ去ってしまい、立ち直れなくなるのではないかと怖くて。

だから泣かないで歯を食いしばってがんばります。

でも、ほんとうは思いきり泣くことができたら、ハートは軽くなり、スッキリします。

実際に、Aさんもその後はケロッとされて施設内に笑い声が響いていました。

介護が続く限りは、繰り返される問題もあるかと思いますが、その瞬間少しでも気持ちを切り替えることができたり、軽やかになれることは大切ですね。

ご自身が今、介護される側の方も、ぜひレディナダを試してみてくださいね。

イライラやストレスが緩和され、自然に相手の気持ちを感じ取れます。

そして、それぞれがありのままを受け入れていくことを助けてくれます。

ずっと泣かずにがんばってきたなあと思う方も、ひとりになれる時間を選んで、お風呂に入った時やお休みの日にレディナダとセラピスベイのクイントやボトルを一緒に使って、本来のご自分に戻る時間を持って見てくださいね。

悩んでいたことから、きっと軽やかになれますよ。

かしむらかおり 記

かしむらかおり プロフィール

(株)カラフルK代表取締役
英国オーラソーマ社公認カラーセラピスト・ティーチャー
イメージコンサルタント/カラープランナー
AFT1級色彩コーディネーター
カラフルKフェイスブック
http://www.facebook.com/kaori.kashimura.5
カラフルKホームページ
http://www.colorfulk.com/
かしむらかおりブログ
http://ameblo.jp/colorfulk

エリックスエッセンス協会代表
エリックスエッセンス協会ブログ
http://ameblo.jp/eriksessence-japan/

地域密着型通所介護 ローレル横浜
https://laurel-yokohama.jimdofree.com/

————————————–
英国オーラソーマ(R)カラーセラピー
「バースデーボトルカウンセリング」
お誕生日と関連した数字や対応する色のコンビネーションから、相性を診断します。
日時 2022年4月2日(土)、3日(日)
   各日10:30~18:00
所要時間 20分程度
会場 高島屋 横浜店
費用 無料
定員 一組につき2名様まで
※おひとりでの診断も可
https://www.takashimaya.co.jp/yokohama/topics/5_1_20220209114726/?category=event%E3%80%8D