こんにちは、東京・アマーリエのティーチャー
上野香緒里です。
私は現在サロン&スクール業と平行して、某大学で西洋哲学を研究中。
先日、約10ヶ月ぶりにオーラソーマのNEWボトルが誕生しましたね。
11月11日11:11(グリニッジ標準時)誕生
B117 Pan(パン) ターコイズ/レッド
新しいボトルは、今地球で生きる、すべての存在へのギフトと言います。
だとすると、新しいボトルがどんなメッセージを携えて生まれてきたのか知ることは、自分の今のギフトにも関連する、とてもワクワクする探求です。
ボトルが手元に届くまでは、ボトル誕生とともにマイク・ブースから届いたコメントが助けになりますので、ぜひ読んでみましょう。
※B117についてのマイクのコメントは、こちらからご覧ください。
https://www.aura-soma.com/downloads/Emails/b117/aspl/japanese.html
このマイクのメッセージには、たくさんの情報が含まれています。
・B116「女王マブ」との関連
・上下層の色(ターコイズ/レッド)から読み取れること
・パーシービッシュシェリーの詩
・パンの物語
・水星との関連
・オーラソーマシステムとの関連
・2020年に向けての展望
などなど。
そしてもうひとつ、マイクのメッセージには17世紀の哲学者スピノザとの関連が短い文章で紹介されています。
私が今、大学と大学院で研究しているのがまさにこのスピノザなので、読んでいるときに唐突に名前が出てきてびっくりしました。
※スピノザ哲学はオーラソーマと通じるものが多々あると日ごろから感じていたので、そういう意味では驚きはありませんでしたが(笑)
・・・ということで今回は、パンについてのマイクのメッセージのなかからスピノザとの関連部分を少々解説させていただこうと思います。
まずはマイクのメッセージ内のスピノザについての記述を抜粋します。
「17世紀の哲学者であるバルーフ・スピノザは、あらゆる自然の神を理論化した多くの作品を発表し、多くの人が彼を汎神論の父と呼んでいました。
自然界のこの精神は尊敬され、かつ認められるべきものであり、私たちの時代には、それが復活する必要性があります。
女王マブとパンはこの再評価に関連して、ほんとうに私たちに呼びかけています」
この一文を理解する上で重要なのは「汎神論」です。
汎神論は「あらゆる自然の神」を、どのように理論化したのか?
「自然界のこの精神」とは、どのような汎神論の精神のことなのか?
汎神論をひとことで言うと、神と自然は同一のものとする思想です。
汎神論で「自然」と言うとき、海や山のようなイメージの自然とは少し違います。
都会や人工物との対比的な意味での自然とも少し違います。
ここで言う自然とは「この世界に存在するあらゆるもの」という意味です。
動植物や山や海だけでなく、人間も家も車も机も、そして物だけではなく出来事なども合わせて、存在するすべてを「自然」と呼んでいるのです。
また、汎神論の「汎」の字には「広く行き渡る」という意味があります。
「汎(はん)」は、もともと英語のPanという単語への当て字です。
(だから発音が似ている)
英語の元になったギリシャ語のPanは「すべて」という意味があるので、汎神論(Pantheism)は、Pan(すべて)とtheos(神)が合わさり、すべては神であるという意味になります。
つまり汎神論とは=
この世界のすべてに神が行き渡っている=
この世界のすべては神の現れ(表現)であるとする概念です。
すべてが神の現れであるならば、すべては「尊敬され認められるべきもの」でしょう。
「私たちの時代にそれが再評価され、復活する」のでしょうか。
オーラソーマの創始者・ヴィッキーは「私たち一人ひとりは大海のなかの一滴の滴のようなもの」と言いましたが、これも汎神論的な考え方と言えるでしょう。
大海は神、滴はこの世界の存在のひとつずつのこと。
一滴の滴は、海から切り離されたものではなく海の一部です。
そして滴同士も切り離されることはありません。
だとすれば、人間を含むすべての存在は神の一部であると同時に、その点でみんなつながっていて同じであるということです。
もし神という言葉にピンとこなければ、「神聖さ」と言い換えても良いでしょう。
私たちはみな神聖な存在です。
「B117 パン」の上層のターコイズは創造性の色であり、個性化のプロセスと集合的意識を表す色です。
これは、私たちがより自分らしく個性的であることが、集合意識のなかで多くの人に受け入れられるようになってくるということではないでしょうか。
なぜならば、同じひとつの源から表現されるものなのだから、他の存在に受け入れられるのは本来自然なことのはずです。
だから今私たちは、恐れを超えて目覚めることが重要なのですね。
私たちが、みな同じ神聖な源から創造される表現のひとつであることを思いだすのです。
パンの下層のレッドは源からの創造にエネルギーを与えてくれるでしょう。
汎神論はスピノザ哲学の代表的な概念ですが、スピノザだけの思想ではありません。
神に対する汎神論に近い思想は、古代世界やむしろ東洋に多く見られます。
古代インドや古代ギリシャ、あとはたとえば日本にも八百万の神と言って世界には神が無数に存在するとしたり、岩や木をご神体として自然のなかに神が宿ると考えたりしますよね。
スピノザはオランダ人ですが、その出自はユダヤ人です。
彼は20歳ごろの時期にカバラ教団から破門されてしまいます。
(破門の理由はわかっていません)
また、スピノザの汎神論の神は人格を持たないまさに自然そのもののであるので、キリスト教が絶対であった17世紀のヨーロッパでは無神教だと誤解され、危険思想人物扱いされてしまいます。
キリスト教徒からもユダヤ教徒からも異端とされた哲学者。
光だけを師と仰ぎ真理を探求した孤高の存在、などとも言われます。
内なる教師(ターコイズ)だけに導かれ生きた(レッド)
スピノザとパンは重なるところがたくさんあると思います。
スピノザ哲学を知ることを通してみなさんが新しいボトルをより深く理解し、たくさんのギフトを受け取れれば良いなと願っています。
オーラソーマからのクリスマスプレゼントのようなタイミング、パンが私たちの手元に届くのを楽しみに待ちましょう!
上野香緒里 プロフィール
オーラソーマスクール&サロン「アマーリエ」代表
英国公認オーラソーマティーチャー/レベル3(上級)
リコネクションプラクティショナ-/レベル1・2・3
奇跡のコーススタディティーチャー
コズミックダイアリー(13の月の暦)講師
ユニオミスティオイルセラピスト、レイキヒーラー
HP:http://www.amarlie.com
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「守護天使のメッセージを受け取ろう~クリスマス祈りと瞑想会」
オーラソーマや天使に興味のある方なら誰でもご参加できます。
カバラでは誰でも生まれながらに3人の守護天使を持つと言います。
ご自分の守護天使のボトルとワークし天使からメッセージを受け取って、クリスマスのひととき聖なる祈りと瞑想の時間を過ごしましょう。
日程 2019年12月24日(火)または、12月25日(水)
時間 両日共14:00~16:00 または、19:00~21:00
会場 東京・神楽坂 アマーリエサロン(飯田橋駅徒歩5分)
費用 4,400円(税、プレゼント代込)
詳細、お申込みはこちら。
https://ameblo.jp/amarlie-kaori/entry-12539745719.html