人間を含む動物は生命の脅威にさらされると、素早い身の動きに対応するために身体が本能的に臨戦態勢に入ります。
興奮して息が荒くなり、即座に逃げるか戦うかの選択に迫られるわけです。
人間の場合はこの本能という生命的知性以外にも、過去の記憶に基づいて未来にさまざまな状況を知的に推測する知力が発達しているため、この恐怖の感覚が知的に増幅されて未来にまで拡張され、精神的安全欲求にまで至る心理的影響も被ることになります。
知力が発達していない動物の場合は、その脅威に対して準備されたエネルギーが逃げるなり戦うなりの対応で放出されて状況が一段落すると、またすぐに平常の静かな状態に戻るわけです。
ところが状況次第では、動物の場合でも、脅威に対して準備されたエネルギーが逃げるか戦うかといった適切な対応で放出できないこともありえます。
人間社会でもよく“いじめ”の問題が取り上げられますが、抵抗できない一方的に弱い立場に置かれてただ脅威にさらされたのでは、動物だってその行き場をなくした恐怖の感情エネルギーを内に隠らせるより仕方ありません。
その表現できなかった感情エネルギーは、結局動物の身体のどこかの細胞内に蓄積されることになります。
この蓄積された感情エネルギーがストレスとなって、様々な形の身体的不調をもたらすわけですよね。
ヴィッキーさんの耳に入ったこの馬の話は、オーラソーマのヒーリング能力が人間だけでなく、動物界一般に通用する普遍的なものであることを例証しているようです。
馬の感覚
以下の文章は、オーラソーマ・セラピストからの手紙の抜粋で、お読みになればわかるとおり、その人たちは、動物のヒーリングについて、知識もなければ実践したこともなかった人たちです。
たまたま私の耳に入ったこととはいえ、両方のケースはともに、人間のチャクラの必要とするものが動物にも使えたということで、これは特記するに値すると思います。
ここでは、上下オレンジの「ハンプティダンプティ」のショック・ボトル、
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B026.html
それから天然の痛み止めであり、応急処置のオイルであるブルー/パープルマゼンタの「レスキュー」を使いました。
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B001.html
「私はヨークシャーの谷で、貴重な12歳馬を見てほしいと頼まれました。
左の後ろ足がひどいびっこのその馬のオーラに、私はオレンジの「バランス」を施したのですが、それによって、問題のありかを知ったのです。
何年も前に、そちら側にひどく鞭を当てられたか叩かれたりしたせいで、ショックの帯ができていたのでした。
オーラを整えたあと、私は「レスキュー」を使って直接骨盤の辺りとお尻と膝の後ろをマッサージしましたが、最初の1時間の治療のあと、症状の90パーセントは回復し、次の3日か4日はどんどん回復に向かいました。
けれども5日目になると、反対側にずっと軽いけれども似たような症状が現れ(一方の問題が解決したことによって、反対側にかかっていた負担が表面に出てきたのです)、両側の治療が必要になりましたが、その後、その馬は、現在の馬主がかつて見たこともないほど元気になったのです。
のちに彼らが話してくれたところによると、馬の振る舞いから察するに、どうもかなり小さなころに、馬丁にひどく鞭打たれたか叩かれたのではないか、ということでした」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p262-263)
【けれども5日目になると、反対側にずっと軽いけれども似たような症状が現れ(一方の問題が解決したことによって、反対側にかかっていた負担が表面に出てきたのです)】
まるで人間の治療例を聞いているようですね。(^^;)
以前参加したことのあるサガプリアというスピリチュアル・ヒーラーのヒーリングを思いだしました。
白魔術の妖精のような雰囲気の方でした。
http://oejbooks.com/products/dtl_11.html
こんな本もあります。
『あなたの内の男と女 – 愛と自由を手に入れる魔法』
https://amzn.to/2Z3ZFzu
pari 記