ヴィッキーさんが通路となって地上に降りてきたオーラソーマは、これまでいろいろな段階をたどって発展してきました。
当初、ヴィッキーさん自身にとっても何のためのものかもわからなかった時代から、化粧品として売り出し、それに引き寄せられるようにして購入した人々からいろいろな治癒体験が報告されるようになった時代。
人々のオーラを見ることができたヴィッキーさんの能力とそれらの人々からの報告が相俟って、ヴィッキーさんのなかでオーラソーマが何なのかの輪郭が徐々に立ち上がってきたのでした。
いったんオーラソーマの輪郭とその能力の概要が明らかになってくると、オーラソーマが色彩現象という現象世界のあらゆる領域に関わるツールであるために、今度は過去のいろいろな霊的体系とのつながりが確認されるような時代がやってきました。
教育システムとしての関連マニュアルも完備されるようになり、オーラソーマはとても知的な霊的一大体系となりそうな様子もありました。
体系として整えば整うほど、ある意味で誕生当初の新鮮な発見の驚きが遠のいていくようでもありました。
そして今また、初心に戻って、オーラソーマはシンプルな体験を重んじる方向へと回帰しています。
武藤悦子さんは日本では最初期のオーラソーマティーチャーのおひとりですが、そのころはレベル3の教科書もなかったのだそうです。
まだ本当にオーラソーマが海の物とも山の物ともつかぬ時代だったのでしょうね。
でも、その時代にオーラソーマに惹かれて食いついていった方々がいたから、現在の状況が起こってきたわけですよね。
その時代はその時代で、とてもワクワクする体験だったのだろうと思います。
では、武藤先生の「ハートからわかちあうことを楽しみながら学ぶ~ブリッジコース」の記事からそのあたりに触れた部分をご紹介しましょう。
私がブリッジコースを受講したのは1996 年9 月のことです。
レベル3を受講したときは教科書もなく、レベル4も英語で提出しなければな
らず、たいへんな思いもしたので、ブリッジはどんなに難しくなっていくの
だろう…と思っていました。
ところが、そんな私の予想を裏切って、ブリッジは本当に楽しいコースだっ
たのです!
ブリッジは、それまでのコースの総まとめのようなもので、新しい情報を学
ぶというより、オーラソーマの基本からすべてを学びなおすよい機会です。
学んだことを多くの方にわかちあうために、たくさんの実習やさまざまな体
験をし、みんなでシェアしていきます。
和気あいあいと学んでいく本当に楽しいコースです。
私が参加したのは、オーストラリアのアリススプリングスでのブリッジで、
副学長のクローディア・ブースさんから学びました。
オーストラリアやニュージーランドからの参加者たちと自然のなか、リラッ
クスした雰囲気のなかで楽しく学ぶことができました。
毎夜、南十字星を見ながらグループルームに移動して、みんなでした瞑想
は、とても特別なものでした。
オーストラリアでは、何度も虹を見ました。
オーラソーマは虹の架け橋であり、虹は祝福、魂の約束を表します。
コースの初日に虹を見たときには、ヴィッキーが見守ってくれているのだと
感じました。
最終日に何度も虹を見たときには、祝福と「あぁ、そうなることになってい
たんだなぁ」と感じたのです。
参加者のなかで最年少だった私に、歳の離れた方が「あなたがここでブリッ
ジを学び、オーラソーマを日本に伝える大きな意味があるのでしょうね」と
言ってくれました。
私のB44 のガーディアンエンジェルのボトルは、オーストラリアから帰った
あとに、下層部のペールブルーがクリアーに変わっていました。
それはたくさんの人、目に見えない存在たちが護り、導き、サポートしてく
れた現れなのでしょう。
そして私のブループリントがクリアーになったということなのでしょう。
『リビング・エナジー』Vol.9(p46)
【参加者のなかで最年少だった私に、歳の離れた方が「あなたがここでブリッジを学び、オーラソーマを日本に伝える大きな意味があるのでしょうね」と言ってくれました。】
こういう言葉を先輩から贈られて、若い武藤先生は幸せだったでしょうね。
pari 記