「神さまが出資してくれますから」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【12 「打ち上げ」作業】から ヴィッキー・ウォール
ヴィッキーさんが七番目の子供のさらに七番目の子どもとして誕生したことはご存知だと思います。
ユダヤ教の神秘学カバラではこういう人は特別の準備のもとに用意されるのだと信じられているようです。
以前『超巨大[宇宙文明]の真相』という本を読んだことがあります。
著者はミシェル・デマルケというオーストラリア人なのですが、この本は最高の進化段階にはいった<カテゴリー9>のティアウーバという外宇宙の惑星に肉体のままアブダクションされたという、地上の普通の常識で言うなら、トンデモ本に当たる内容の本です。
で、なんでこの本を思い出したかというと、この著者のミシェル・デマルケさんが七番目の子供のさらに七番目の子どもとして誕生したユダヤ教の方だったからです。
ミシェル・デマルケさんに起こったことが事実だったとすれば、彼に託されたミッションはかなり特別のものです。
特別というのは、特別に優遇されたという意味ではなくて、特別に困難なものだったであろうということです。
ヴィッキーさんはあたかも人の手で導かれるようにして、バランスボトルを地上にもたらしました。
ヴィッキーさんに託されたミッションの前半は完遂されたといえるでしょう。
しかしまだそれは、仕事の半分でしかありません。
ヴィッキーさんにはまだ誕生させた子供を護るという仕事が残っているのです。
——————————————————————– 私たちの事業「リンカーン・フレーザー」は前奏曲の役割を演じ、その目的を果たしました。 そしてそれに続く主題というのは、オーラソーマ「バランス」とそのヒーリングの使命です。
オーラソーマという名前は、瞑想の中で明らかにされ、ローラがそれに確証を与えました。
「オーラ」とは、古代ギリシア語に由来し、オーロラ神、つまりあけぼのの女神によって表現されているもの、「ソーマ」は、ギリシア語では「存在」、サンスクリットでは「生きているエネルギー」を表します。 ですからオーラソーマとは、「光が生きたエネルギーとして現れたもの」なのです。
経済的な援助の話が舞い込み始め、広告会社の重役が近づいてきたり、世界的に有名な化粧品会社がバックアップに興味を持ったりしましたが、私はすべての話を断っていました。
「せっかくですけど、神さまが出資してくれますから」
私がそう言ったとき、神はきっと微笑んだに違いないと思います。 そして、大きな試練が始まりました。
想像もしなかった可能性の大きさに気づいて、私たちは事の重大さを話し合いました。 見者であるローラと私は、これは偶然の出来事ではないし、私たちに与えられたものは、人間の理解を遥かに超えた深みを持っているということをよく理解しており、財政面での援助の誘惑に負けることは、まったく考えられませんでした。 その点においては、私は断固としており、天のインスピレーションを受け、盲目的に従った私は、神の手によって時をさかのぼり、そしてまた大いなる信念へと導かれたのです。 これはいわば使命のようなもので、何があっても「バランス」をただの化粧品に落としめるわけにはいきません。
まばゆい美しさは、人を引きつけるための外面上の手段にすぎず、言ってみれば、神のショーウィンドウのようなもので、それをのぞき込んだ人々は皆、本当の自分と、さまざまなレベルにわたっての、自分の必要性を映し出す鏡を見つけるのです。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p90-91) ——————————————————————–
オーラソーマボトルを手ずから誕生させる仕事には、もちろんある種のタイプの能力が必要とされたでしょう。
しかし、実業家に対して「せっかくですけど、神さまが出資してくれますから」と言える能力は、それとはまた別のタイプの能力です。
つまり、ヴィッキーさんという人格には、じつに微妙なバランスのさじ加減が必要なのでしょうね。
それらの能力を全てまとめているのが神に委ねきる信頼なのでしょう。
pari 記