「私もヒーリングしていただけますか」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:「11 大会」から ヴィッキー・ウォール
ヴィッキーさんたちの許にいろいろな治癒例が報告されてはじめました。
売っている当人たちが思いもよらないような報告ばかりです。
それはそうですよね、ヴィッキーさんは化粧品のつもりでいたのですから。
当時の感じではちょっとした医療分野が突如誕生したみたいな感じだったのかもしれません。
ただ、現在はオーラソーマはこういう身体疾患に対する効能はいっさい謳っていません。
特に日本では薬事法があって、ハーブなど化学薬品以外の素材での医療効果を謳うことは法律で禁止されています。
医薬品に関する法律は各国でそれぞれ異なるのでしょうが、オーラソーマが誕生した頃のイギリスは、今の日本から見るととても牧歌的な感じを受けますね。(^^;)
とにかくオーラソーマは、誕生に携わったヴィッキーさんたちの想像を超えて、口伝てで素晴らしい勢いで広がっていったようです。
これはもう、好調な滑り出しといったような言葉では収まらない、予想を遥かに超えた展開だったようです。
そしてこの時何が始まったのかは、いまだにまだ未知数なところがあるのかもしれません。
——————————————————————– それ以来私たちは、お礼を言いに戻ってくる人に圧倒され通しでした。 求めずして、さまざまな声が返ってきたのです。
「レスキュー」を塗ったあと、偏頭痛が治ったとか、上下ともゴールドのオイルで腰痛がよくなり、数か月痛くて伸ばせなかった腰が、まっすぐになり始めたとか。 また、愛しのローラがそこでひどく転び、ほんの短い間意識を失ったことがありました。 あとで私たちが思いつき、ローラ自身も感じ取っていたことは、イエロー/ゴールドのオイルを使うということで、それはすばらしく効いたのです。
そしてまた、このゴールドのオイルには、二重のボーナスがありました。 たぶん食事の違いのせいでしょう、海外からの訪問者が味わっていた消化器系のトラブルも、これで解消したのです。 ヒーリングのリストは日増しに厚くなり、驚くべきものになっていきました。
マーガレットと私で話し合いましたが、私は自分で聞いたことが信じられませんでした。 言ってみれば、私はランプのスイッチを入れ、ロンドン中を照らしたようなものなのです。 けれども私が思うに、本当の奇跡は、私が一冊のカラーセラピーの本も読んでおらず、また色彩の構成の法則について、まったく勉強したことがないということでしょう。 すべては、例のクリームのときのように、まるで別の手が私を導いたかのように起こったのです。 もし私が、何年にもわたる綿密な研究の結果、これを作り上げたといったなら、マスコミにも、「あれこれ言わないと気のすまない人たち」にも、もっと簡単に受け入れられたことでしょう。
けれども実際には、私は時の初めへと連れ戻されたのでした。
そのとき神は「光あれ」と言い、そして光は生命力であり、生命エネルギーの始まりであり、そこで私は「研究」をし、「探求を繰り返し」、そして記憶を取り戻し、神の大いなる園にある、神秘に満ち、魔法に満ちためくるめく色彩の世界へと足を踏み入れたのです。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p90-91) ——————————————————————–
現在の地球は人類が生み出した化学物質をいろいろ見直す段階に入っているようです。
その意味では、このオーラソーマは、古代の知恵の復興と言うにとどまらず、もしかしたら宇宙的叡智の回復の一翼を担っているのかもしれませんね。
pari 記