B31 The Fountain(泉)

 

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B031.html

ヴィッキーさんのボトルのメッセージは「知ること──自分自身のスペースを見いだすことを通して知ること」

メインテーマは「深い恐れに打ち勝つ」

色との関わりでヴィッキーさんのボトルのメッセージを見てみましょう。
ヴィッキーさんのメッセージも色の言語で読み解いていくことができます。

知ること…ゴールドの「知ること」とは、真の自己を知ること
ゴールドはツルー・オーラのある領域でしたね。

サトルアナトミーではインカーネショナルスターの場所でもあります。

サトルアナトミー

 

ゴールドは内なる知恵をも表します。

また、ゴールドイエローオレンジが含まれている色ですね。
知るといっても、知識として知るのではなく、より深いフィーリング、感情的レベルも含んで知るということでもあります。

腹の領域、より存在に根ざした深い領域で、自分自身を知るということを表しています。

グリーンハートのスペースを表します。

自分自身を深く知るには、ハートのスペースを見いだすことが必要でもあるということを、このボトルは教えてくれています。

マインドで、頭で、心理学を学んだり、精神分析などで自分自身を知るのではなく、ハートのスペースを見いだすことを通して自己を知ること。
そうして、はじめて本来の真の自己に出会うことができるのですね。

メインテーマの「深い恐れに打ち勝つ」というのは、色の言語から考えて、どうしてそういう言葉が出てくるのかは、自分で考えてみてください。

タロットは「ワンドの6」

ウエイト版では、馬に乗った青年が月桂冠をかぶり、右手に持ったワンドにも月桂冠がかけられています。 彼には、それぞれの手にワンドを持った人々がつきしたがっています。

ウエイト版 ワンドの6

 

ワンドの2で城に立っていた人物が、今では勝利をおさめて凱旋しているような図です。

クロウリー版では、ヴィクトリー「勝利」のタイトルがついています。

クロウリー版 ワンドの6

 

6本のワンドが3本ずつ整然と交差し、それぞれのワンドの頭には知覚を表すホルスの目が開き、復活を表すフェニックスの頭が調和を持って向きあい、そして愛を表す蓮の花が金色に輝いています。
ワンドの交差するところでは、炎が秩序正しく燃えています。

この勝利は、勝ち負けの勝利ではなく、みんなが勝利をおさめている、ウィン・ウィンの状況のようです。

このB31のボトルは、生命の木では「ティファレット」と呼ばれている6番目のスフィアに位置しています。


生命の木のスフィア

この「ティファレット」というスフィアは、生命の木の中心にあり、すべてのスフィアに直接、間接につながっています。
ここはキングのコートカードの位置するところであり、すべての神経が集まっている、太陽神経叢に該当すると考えられます。

ボトルの色がグリーンゴールドというのはおもしろいですね。
まさに、このスフィアに現れてくるのにふさわしい色です。

ティファレットは「美」「調和」「バランス」「アポロ」「太陽」、中心、パーソナルな自己、パーソナルアイデンティティ、真の自己、エゴ、魂、純粋な自己意識、私、汝自身を知る、などの言葉で語られています。
ただ、ティファレットのスフィアが一般に「美」と呼ばれているのには特別な理由はないのだそうです。

ティファレットは人間の本質的な性質、人が生まれながら持っているもの、その人自身の意識、個人の中の最も真実な部分に焦点を当てているようです。
ティファレットはケテル(冠)からマルクト(王国)を行ったり来たりする意識の軸の上、均衡の柱にあります。

人間にあっては、この柱のどの高さに意識があるかで、その人の存在レベルが決まるともいえます。

私たちは、ほとんど日々の生活に巻き込まれて本当の自分を忘れていますが、いつもどこかで、人は本当の自分自身を知っているのです。
その本当の自分自身を思いだすことが瞑想でもあります。

人間にあっては、本質的性質というものが大事な鍵となります。
「汝自身を知れ」とすべての哲学者が言っているように、ティファレットにこの汝自身があり、天と地の釣り合いをとっているのです。

ティファレットは、見えるものと見えないものの接続部分ともいえます。
生命の木では、まさにイエローの自己を獲得した人間を表しているようです。
人間の可能性のすべてが、この生命の木で表されているようです。

えたに 記(2005,3/16)
         

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