「一戦交えなさい」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:「6 王の身代金」から ヴィッキー・ウォール
「無理でしょうね」
この言葉はわれわれ地上に生きる人間が、人生で何度も聞かされる言葉です。
そりゃもう、無理に決まっているんです。
この地上では、たくさんのたくさんのことが。
「議会と争うなんて、不可能です」
そうに決まってます。
だって、
「もし、取り壊し命令があるのなら、完璧に執行の権利がありますからね」
というわけですから。
この地上のゲームは、宇宙ではかなり高度なゲームだってことご存じですか?
まあ、単なる噂話として聞き流していただければいいんですが、この地球上の人間ゲームはもっとも難しい部類に属するゲームだという話があります。
つまり、最高難度のひとつ手前の何度のゲームだというのです。
しかし、その理論上の最高難度のゲームはじつは存在していないそうなんです。
なので、実際はこの地球が最難関だというお話です。(*^_^*)
まあ、悲しみの星テラとかいうお話もあるので、聞き流してください。
さて、その言葉を聞いたヴィッキーさんの心は重くふさがるのですが……。
——————————————————————– 私のハートは重く沈みました。 頭では理解できても、私の全存在が抵抗しているのです。 涙を見られたくなくて、顔を背けたとき、新しく壁に掛けられた、ぴかぴかの認定証が私の目に入りました。 もし笑うことができたら、そうしていたでしょう。 というのも、私自身、取ったばかりの認定証が何とも決まり悪かった昔の思い出が、よみがえってきたからです。 うつろなまなざしで、私はそれを、読むともなくぼんやりと眺めていました が、「ゴッドビヒア(神はここにいる)」という彼の名前が目に入った瞬間、思わず息を呑みました。 これは、間違いなく何かのサインです! もし本当に神がここにいるなら、どうして私は自分の信仰を揺るがされているのでしょうか。 私はすっかり元気を取り戻し、たっぷりと彼にお礼を言って、オフィスをあとにしました。
私の一生は、絶えざる沈黙の祈りであり、絶対的な信仰による、より高い意識とのコミュニケーションの連続でした。 それは理解できるけれど、それならあなたは天に直通電話を持っているの、と笑いながら、たずねた人もいます。 けれども私が働き、支えられてきたのは、こうした信仰によってであり、自分の持っているものが何であるにせよ、私にとってはこれが現実であり、うまくいくのは明らかなのです。
「あなたは霊能者なの?」とか、これなの、あれなの、といったたぐいの質問は、私にとっては何の意味もありません。 私は七番目の子供の七番目の子で、同じような生き方で生きてきた人の子供であり、その生き方に私は疑問を持たず、ただ受け入れてきただけ。 もし私が純粋な信仰の中で起こったヒーリングや予言について、そのたびごとにあれこれ考えていたら、課せられた本当の仕事をやりとげる時間を、決して持つことはできなかったことでしょう。
その夜は長く、自分の感情に距離を置くのは不可能のようでした。 ごちゃごちゃした考えが魂にまとわりつき、昼間の「無理でしょうね」という声が、耳の中で何度もこだましていました。 こうした状態は、多くの人の身に覚えがあるでしょう。 魂は憧れ求めているのに、頭が非情な論理を振り回すという!
午前三時、神殿のサムエルの時間、突然私はヴィジョンを見ました。 何か銀色のものが、目の前でくるくる回ったのです。 よく見るとそれはサーベルで、柄に埋め込まれた色とりどりの宝石がきらきらと輝いています。 それは円を描き、そこだけまるでスポットライトが当たっているように、明るく照らされています。 私は首をひねりました。 いったい何のメッセージでしょうか。
私はそのイメージを振り払い、地上へと戻ってきました。 ハートの痛みは、ちっともよくはなっていません。 けれども次の夜も、まったく同じことが起こりました。 この出来事と、のちになって「バランス」ボトルが生まれた状況はとても似ており、私の人生に繰り返されたパターンといえます。 そして三日目の夜、私はかちゃかちゃいう音を耳にしました。 神は私がよっぽど鈍いと思ったのでしょう。 しびれを切らして、音まで送ってきたのです。 サーベルが回り、かちゃかちゃいう音が聞こえ、突然こんなメッセージがひらめきました。
「一戦交えなさい」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p53-55) ——————————————————————–
うーむ。(-_-;)
【何か銀色のものが、目の前でくるくる回った】……。
ヴィッキーさんの本は文字でできているのに、とてもビジュアル系ですよね。
キラキラキラキラ、回転しながら近づいてくる剣が目に見えるようです。
面白いですね。(^^;)
pari 記
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