「実は、奇妙なことが起こりましてね」

「実は、奇妙なことが起こりましてね」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:「6 王の身代金」から                         ヴィッキー・ウォール
        ヴィッキーさんのお話にはときどき普通じゃないエピソードが現れます。
いわば、スピリチュアル次元とでも言うのでしょうか、ヴィッキーさんにはある感覚があってわかっているのでしょうが、物語として読むと、その部分だけはちょっと普通のお話としては収まりにくいという感じの場面です。
霊的現象のお話はどこの国にもありますから、そこにはどの国のシキタリにも共通するようなある程度の一般的パターンみたいなものがあるのでしょう。
前回の最後の部分で、「パディントン」のある土地を願って競争入札に参加したヴィッキーさんが、いつも心の支えにしている聖書を手に取り、ぱっと開いたところには、こんな言葉が書かれていたのでしたね。
「あなたがたの足の裏で踏む所は皆、あなたがたのものとなる」
これを読んでからヴィッキーさんに起こることというのが、ちょっと普通ではないのです。(^^;)
その聖書の言葉は、そのままの意味でヴィッキーさんのハートを貫きます。
そしてヴィッキーさんは、その言葉をそのままに実行しようとするのです。
普通はこんなことは起こりません。
まあ、ある意味では“神がかり”ですよね。(^_-)
そして日本語では“結界を敷く”と呼ばれるような行動に出るのです。
どういうことになるでしょうか。(*^_^*)
        ——————————————————————– 私は間髪入れず、車に飛び乗っていました。真夜中をゆうにすぎており、月だけが旅の道連れです。
そして「テディントン」に着くと、道の端に車を停めました。 目の前には銀色の月の光を浴びて、深い谷が遥か彼方まで広がり、辺りには、優しい静けさと胸躍る空気が満ち満ちています。 私は敷地の境界に沿って、ゆっくりと歩き始めました。 誰かがそのありさまを見たとしたら、完全に気違い沙汰だと思ったことでしょう。 私は土地の周りを、エリコの壁のように、三度きっちりと踏みしめました。 そして帰り際に見上げた月は、確かに笑っていたのです。
その夜眠りにつくと、私は夢を見ました。 歩くたびに、私の足の周りに、たくさんの花がにぎやかに顔を出すのです。 (その土地は、荒れ果てていました) そして、あらゆる生きものたちが、歓迎のダンスを踊っていました。 さまざまな動物たちと、たくさんの妖精たちと花たちに囲まれた不思議な魔法の夜で、私の魂は、高らかに喜びの歌を歌いました。
そして、まるで夜のことなど何もなかったかのように次の日が来て、午前も半ばを過ぎたころ、電話が鳴りました。 患者さんのアポイントの電話かしら、まあ、忙しいのはいいことだけど、と思っていると、長年の私の親友であり家政婦であるフィリスが、受話器を取って、
「バーカムステッドからです」
と、言いました。 私が急いで電話に駆け寄ると、
「ウォールさんですか。八百ポンドの付け値はまだ生きていますか」
胸がどきんとしました。 「ええ」と答えながらも、次の言葉が待ち切れません。
実は」と、弁護士は言い
奇妙なことが起こりましてね。  コテージのオーナーは、故人の妹さんなんですが・・・
話によれば、彼女はもともと、土地を売ってあまりに儲けようとするのはよくないと感じていたらしく、私の名を聞いたとき、姉の治療に当たっていた人だということが分かって、それなら私の提示した額でいいから、そこを使ってほしい、ということらしいのです!
「今日中に、手付金を持ってきていただけますか」
彼は最後に言いました。 突然生えた羽でもって、私は文字通り、飛んでいきました。 実際、どうやって行って帰ってきたのか、覚えがないくらいで、ただもうありがたい、という思いで胸は一杯でした。
その夜、私は未来の我が家の敷地に降り立ち、感謝を捧げました。 今回は、私は踊り、笑い、歌い、その笑い声は、私を優しく見守る静寂の中にこだましていきました。
それから一年後のこと、私は当時としては大金の二百ポンドを必死にためていました。 それは、荒れ果てたコテージを住めるように修復するため、地元の建築業者と掛け合って割り出した金額です。 辺りの感じも美しさも変わっておらず、たくさんの人がただ穴を掘ったり、立ったり、おしゃべりをしたりというそんな姿も、限りなく広がる風景の一部となっていました。
      『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p50-51)
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やった!\(^-^)/
いいですねぇ。
ヴィッキーさんの人生には輝かしい場面がいくつかありますが、これなどは最も純粋な喜びの場面だったのではないでしょうか。
pari 記
       
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