真に他人の介入しないセラピー

真に他人の介入しないセラピー 「オーラソーマとは何か?」から
        何回か続いて「オーラソーマとは何か?」を語るマイク・ブース氏の言葉をご紹介してきました。
その最後にマイクが強調するのは、オーラソーマが“真に他人の介入しないセラピー・システム”だということです。
人間は何らかの意味で“病む”ことがあり、自分だけではその不調から立ち上がれないことがあります。
日本語で「病気」とは“気を病む”と書きますが、まあ、人間は「身体」も「心」も病むことがあるわけです。
太古の昔から、子供が病気のときは親を頼ったでしょうし、親も治せないとなると治療の専門家である何らかの“癒し手”に治療を依頼したわけでしょうね。
そして、もちろん、大人だって“病む”ことがあり、自分ではとても治せないことがあるわけです。
そんなことで、どんな世界にも“癒し”の専門家と目されてきた人たちがいただろうと思います。
そして現代は、すべての不調は“誰か”に判断してもらって、その処方にしたがって治すという時代だと思います。
その傾向の振り子が最大限に振り切って、今度はそれれを振り戻すタイミングに入ってきているのかもしれません。
その意味で、身体の健康も心の健康も“自己責任”の時代が始まりつつあるように思われます。
もちろん、「オーラソーマ」は医療に代わるものではないわけですが、その傾向のひとつの現れではあるかもしれません。
では今回は、「オーラソーマとは何か?」から最後の部分をご紹介しましょう。
         ——————————————————————– オーラソーマは初めての、真に他人の介入しないセラピーのシステムです。 このシステムにおいては、色の解釈を助けるという以外に、セラピストの専門知識に頼るということはないのです。 ふさわしいバランスオイルを選ぶのは、完全にクライアントに任されています。
オーラソーマのプロセスにおいては、自分の運命に対して直感と自信を取り戻すという可能性が強調されているのです。 もう何百年もの間、あるいは何千年もの間、私たちは他人の手にパワーを預けるようそそのかされてきました。自分の責任を放棄してきたのです。
オーラソーマは自分の責任は自分で取り戻すものです。 私たちがこのプロセスを始めると、それまでの条件付けのパターンゆえに、根本的な問題と直面することになるのです。
人生において自分が独りだと感じる機会が何度かあります。 誕生と死は最も深遠なものです。 私たちは自分に責任を取り戻すまでは、人生の大部分を人に対する依存の中で過ごすことになります。

                 『リビング・エナジー』Vol.1(p28-29) ——————————————————————–
「自分の運命に対して直感と自信を取り戻す」……。
もし人間の人生が誕生と死にはさまれているのだとすれば……。
一瞬……いろいろな思いがよぎりますね。(^^;)
pari 記
     
Twitterボタン Twitterブログパーツ