確かに未来の予知もできるのですが

確かに未来の予知もできるのですが 「マンガラのヌメロロジー」から
        マンガラの話によると、物理次元のことはずいぶん多くのことが予めパターンで決まっているみたいですね。
そう言えば最近、“パーソナルゲノム情報”というのが技術的にはすでに入手可能になっていて、これが医療分野で利用され始めている、というテレビの番組を見ました。
“パーソナルゲノム情報”とは“肉体の設計図”そのもののことですよね。
現在は“唾液サンプル”から一日もあればそれが計算できるらしく、五十万円ほどで手に入るそうです。
近い将来、それはものの4、5分で計算できるようになるとか。
個人の完全なDNA情報が庶民レベルで手に入る時代が、すぐ目の前まで来ているということなのでしょう。
そうすると、赤ん坊のときから、将来その子がどれくらいの確率でどんな病気に罹る可能性があるか、といったことまで予測できてしまうみたいです。(^^;)
まったく、何と言ったらいいのか……。
番組では、この“パーソナルゲノム情報”を“究極の個人情報”と呼んでましたが。
“ゲノム情報”となると、すでに物質化したものの情報ですから、対処することは可能でしょうが、簡単には動かせないですよね。
そこへいくと、まだ物質化していないものの情報の場合は、その予測とはどんな感じのものなんでしょうね。
世の中のいわゆる「占い」というのは、そのへんの機微を取り扱ったものなんだと思いますけど……。
マンガラがそのへんを、どんなふうに考えているのか聞いてみましょうか。
        ——————————————————————– 編:お話をお聞きしていて思ったのですが、ほとんどの人は、ヌメロロジーとかタロットといったものは占いの道具だと思っています。けれどもあなたはそういった使い方をされていませんね。そのことについてお聞きしたいのですが。
占いというのは概して、エソテリックなツールの使い方を浅薄な形で誤って理解したものだと言えるでしょう。 確かに未来を予知することもできるのですが、それがどうして可能かと言えば、私たちが無意識のマインドに突き動かされて行動しているからなんですよ。
それは、コンピューターのソフトのようなものなわけで、機械ならば、いったんプログラムをインストールしたら、ボタンを押したらどう反応するか、予測できるでしょう?  だから、ある人がどんな行動をするか、無意識のプログラムを読むことであらかじめ分かってしまう
ですから占い師はこのツールを使って、無意識がどんな方向にあなたを連れていこうとしているか、あなたに告げるわけです。 私たちはほとんど、かなり無意識の存在ですから、かなりの程度、予測が可能なのです。 けれども、そこにあるプログラムに意識的になればなっただけ、それにどう応じて動くかという選択が生まれ、プログラムが自動的に行動を起こすことはなくなっていきます。
ですから、こうしたツールの本来の使用法というのは、私たちがもっと意識的になる助けとして使うということ。 そして私たちが気づいていようといまいと、この「生」は、実はそのためにあるのです。 私たちはみな、より意識的になりたいと望んでいます。 それが私たちの内なる存在が望んでいる、自然の進化の方向性なのですから。
けれどもこれは、ニューエイジに関わっている人の、忘れがちな点でもあるかも。 エソテリックな知識を蓄えることに夢中になって、それで終わってしまう。 だから、あらゆる情報を手に入れて、それ自体、すごいことであるかのように思い込んでいる人もいますが、実際はマインドというコンピューターの情報が増えただけです。 それで終わるなら、まったくの無駄だと言わざるを得ません。 それは単なる知識であって、知恵ではありませんから。 ですから、意識のためにこうしたツールをどう使うことができるのかということを知らない限り、こうしたことを学んでも本当は意味がないのです。
自分にもっと気づき、自分がどう反応しがちなのかについてもっと意識的になっていくこと、それがスピリチュアルな生き方への真の入り口だと言えるでしょう。

                 『リビング・エナジー』Vol.5(p88-89) ——————————————————————–
なるほど。
「占い」というのは、“無意識に支配された蓋然性”を読むことだったのか……。(-_-;)
確かに、それならかなりの確度で将来を予測できるわけでしょうね。
pari 記
     
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