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この文章は２０１１年の３５７号のメルマガに掲載したものからの引用です。
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あひる さん —————————————————————– アルケミーボトルという言葉を聞いたことがあるのですが、それはどういったボトルなのでしょうか？ —————————————————————–
アルケミーボトルは、そのボトルを作ろうとして作ったボトルではありません。
アルケミーというのは錬金術という意味がありますが、あるものが別のものに変わってしまった、という意味でもあります。
つまりボトルが自分でアルケミーしてしまって、別の色に変容してしまったことからこの名前になっています。
なぜ、そのようにボトルの色が変わってしまったのか、ということはさまざまな理由が考えられるので一概には言えません
一時期、一群の多くのボトルの色が変わってしまいました。
それは 本来のボトルの色とは違っているのでボトルとしては使えなくなってしまいます。
でもその色が変わったボトルに惹かれる人もいるわけで、その人にとってはそのボトルの出現は嬉しかったりもします。
そのボトルはそのような人のために色が変わったともいえますし、また色が変わったボトルに惹かれる人たちもいます。
このように、本来の色から変わってしまったボトルのことを一般にアルケミーボトルというふうに言っていますが、もともとは、ある時期多くのボトルの色が変わった時期があり、そのようなボトルを欲しい人たちのために、イギリスで一群の変色したボトルをアルケミーセット、というような名称で販売したことから、アルケミーボトルという名称が一般にひろまったように記憶しています。
一時期はそのようなアルケミーセットを利用したコースなども海外で開催されたりもしていたようですが、今ではそれらのアルケミーセットというものも入手が難しくなっていると思いますし、あまり聞かれなくなりました。
そして、ただボトルが本来の色から変わってしまったボトルをアルケミーボトル、というように言っているようです。
尚 記
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