シルバー/ピンク

シルバー/ピンク

   『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より
           ヴィッキー・ウォール

        

人生という体験には他人が必要でよね。

もし宇宙に、たったひとり自分しかいなかったら、そこに人生はありえませんし、そもそも自分がいるのかどうかもわからないかもしれません。(^^;)

人生とは、自分がいて、その自分と(自分ではない)他人とのあいだで起こる体験のことだといっても、まあ言いすぎではないでしょう。

無人島に漂着したロビンソン・クルーソーの体験は、かなり特殊なサバイバルゲームではあるかもしれませんが、普通「人生」という言葉が暗示する世界とはちょっと違うようです。

人生体験の多くの部分が、自分の他人に対する思いとか、その他人が自分に対してもっているであろう思い(つまり、その他人の思いに対する自分の気遣い)から成り立っているようです。

こういう思考や感情はすべて、自分と他人は分離した別の存在だという前提で成り立つわけです。

いったいこの波動で織り込まれた世界に、分離した実体などというものが存在できるのかどうかは大いに疑問ですが、人生とはそういう“分離した実体”が存在するという観念のなかで想像された世界とも言えそうです。

肉体として誕生した赤ん坊は、じっとまわりの様子をうかがいながら、自分が入ってきた世界のルールを学んでいるでしょうね。

赤ん坊の自己愛にはいささかも“ゆらぎ”がありません。

赤ン坊はまさに無条件に“自分”を愛しているでしょうが、その“自分”とは環境も何も含めたその体験全体のことでしょう。

でもやがて赤ん坊は“自分”とは、見える世界全体のことではなくて、そのなかの一部であるこの身体のことなのだと学ぶのです。

見える世界のなかに“自分”が現れたことで、それ以外の部分は“自分”ではないことを学ぶわけです。

それまでの赤ん坊にとっての全環境は、“自分”ではないもの、そして“自分”を愛して世話をしてくれる“お母さん”として認識されるのでしょう。

そのとき赤ん坊の無条件の愛は、全面的に“お母さん”に注がれるでしょうね。

自分の必要の面倒を全面的に見てくれる“お母さん”に対してどれほどの愛が溢れ出すことでしょう。

でもやがて、“お母さん”“自分”と一体ではないことを知ることでしょう。

やがて赤ん坊は“お母さん”の愛を求めて駆け引きを覚え、人間関係の基礎を学び始めるのだと思います。

人生のはじまりですよね。

そしてやがては、あれほど無条件のものだった“自分”への愛が、だんだん条件つきのものに変化していくのでしょうね。(;_;)

そしていつかまた、本来の自己愛を取り戻さなければならなくなるのだと思います。

もういちど「自分自身を愛する」ことを学び直さなければならないのでしょう。

「B11 エッセネボトル 1」(クリアー/ピンク「自分自身を愛する」ことと深く関連しているようです。

 

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B011.html

では、ヴィッキーさんがそのあたりに触れた部分をご紹介しましょう。

        

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それでは、「バランス」ボトルのニューエイジ・チャイルドセットに移りましょう。

 

上の部分がすべて透き通ったシルバーの美しいボトルは、全部で5本。
このシルバー(クリア)は、どんな組合せにおいても、明晰さのシンボルであり、私たちすべてが持っている天との結びつきを示すシルバー・コードであり、ヴィジョンや意図には明晰さを、魂には気づきを与えます。

それは、地上の物にそこなわれず、いにしえの記憶や知恵が保存されている頭頂と密接な関係を持つ、シルバー・コードと結びついているのです。
状況が完全な調和を欠いているとき、この部分は濁りを帯びます。
そんな場合、このオイルの波動を使い、その状況を浄化してください。
このシルバーは、まだカルマに拘束されず、影響されていない、魂のらせん状の旅の出発点を意味します。
その完全な純粋さと目的のなかに、人生の旅路が始まる前の、汚れなき魂が表現されているのです。

シルバー/ピンク

まず最初に、深い霊的な愛を意味するシルバー/ピンクからはじめましょう。
泉門の閉じる前の生後数か月の赤ちゃんは、まだ無限なるものと結びついており、この貴重な記憶の貯蔵庫に、情報を蓄えているのです。
神は天使にこう言います。

「過去のあらゆる記憶と、未来の知識を注ぎ終わるまでの一年の間、この頭蓋骨の裂け目を閉じないように。
 それは、彼らの知恵の時が来たとき、解き放たれるであろう」

子どもの肉体はその間、おのずから成長を遂げ、今回の生において魂をサポートできるような家づくりに励むのです。

幼い少女は、この繊細で透明なピンクのオイルに関係があります。
「ピンクは女の子、ブルーは男の子」という古くからの表現は、実際に根拠のあることなのです。(けれどもベルギーのことわざでは、逆なんです!)
女性性は、常に柔らかくて優しく愛に満ちたピンク色によって表されますが、それは同時に、外部の攻撃から本能的に子どもを守り、滋養を与える母親を表す色でもあります。

シルバー/ピンクの「バランス」は、「自分自身を愛する」というオイルです。

魂の進化の過程で、つらい経験やカルマによって、多くの自己愛が失われていき、優しい魂が、ときとして霊的な発展においてふさわしくない環境や欲望へと追いやられ、まるで自分のものではない色のなかを漂っていくことがあるのです。


自分に対する愛や尊敬が失われ、内面で真実の自己を欺いていることを感じ、心理学でいう「投影」がはじまるのは、こんなトラウマに満ちたときです。

もし自分を愛さなければ、どうして他人を、隣人を愛することができるでしょうか。
人生を染め上げているあらゆる欲求不満や失敗や後悔、そして自分自身の内なる存在を欺いているという後ろめたさを、すべて他人に投影してしまうのではないでしょうか。
自分のなかでいちばん嫌な部分を他人のなかに見て、秘かに非難するのではないでしょうか。
人はお互いに鏡なのですから。


自分を愛することによって、人を愛するドアを開くことができ、お返しに人からの愛を受け取ることができるのです。

このシルバー/ピンクのボトル、「自分を愛する」ボトルは、自尊心や真の自己認識、そして、明晰なヴィジョンを得るために、定期的に使うとよいでしょう。
非常に多くの人が、このオイルを使ったあとで自分に変化を感じ、周りの状況も変わったと証言しています。

与える愛であろうと、受け取る愛であろうと、愛に関する明晰なヴィジョンに到達したい大人の人にもよいでしょう。
子どものころの未解決な問題に根を持つ困難を抱えている人、一般的に心身症といわれる病気を抱えている人にもよいオイルです。


      『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p217-220)
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シルバー/ピンク「バランス」は、「自分自身を愛する」というオイルです】

【もし自分を愛さなければ、どうして他人を、隣人を愛することができるでしょうか】

【自分を愛することによって、人を愛するドアを開くことができ、お返しに人からの愛を受け取ることができるのです】

人生とは「自分自身を愛する」ことを忘れて、そして思い出すためのドラマなのかもしれませんね。

pari 記

 

 



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