今回のボトルは、「B75 Go with the Flow(流れとともに行く)」です。
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B075.html
「流れとともに行く」というのは私の好きな言葉です。
この言葉のなかには、とても深い意味が含まれています。
「流れ者」というと、定住地を持たないで町から町を渡り歩く浮浪者、渡り者という意味があったりします。
風の吹くまま気の向くままに生きて行く、世に言う渡り鳥人生ですね。
でも仏陀の時代は、仏陀とその弟子(サニヤシン)たちは、村から村へと渡り歩いていたのです。
それは出家して、世間の執着を捨てたという生き方でもあったわけです。
仏陀は悟りを得て、人々の悩みや苦しみを救うために教えを説きました。
仏陀は悟りを得ることで、自分の人生の悩みや苦しみの根本原因を悟ったのです。
生老病死の人生のすべての悩みや苦しみの根本原因が、悟りのなかでは無くなっていたのです。
悟りを得ることでエゴがなくなり、すべてのこれまでの人生の苦しみや悩みは、自分のエゴが作りだしていたことに気づいたのです。
人はサングラスをかけていると、サングラスを外した世界が見えません。
サングラスをかけているかぎり、すべてサングラスの色に染まった世界しか見ることができません。
それはエゴも同じです。
エゴのサングラスをかけて生きているかぎり、エゴのサングラスを外した世界は見えないのです。
でも、そのエゴがなくならないかぎり、苦しみや悩みは無くなりません。
では、そのエゴのサングラスを外させるにはどうすればいいのか?
それにはエゴのサングラスを外した世界を体験するしかありません。
それが「流れとともに行く」という、仏陀の生き方なのです。
エゴは物事を判断し、ジャッジし、好き嫌いがあり、物事に執着します。
そのように物事を判断し、ジャッジし、物事に執着することができなくなれば、エゴのサングラスは外れます。
人生で生じるすべての物事に対して、あれは良いこれは悪い、あれ(あの人)は好きだ、これ(この人)は嫌いだ。
これ(この人)は手放したくない、あれ(あの人)はあっちに行ってほしい。
しかし、すべてあなたの人生で起きることは、それがあなたにとっていいことか悪いことかはわかりません。
人生何事も塞翁が馬、そのときにいいと思ったことが、あとになって悪いことになったり、その逆のこともあります。
そのときは最悪だと思っていたことが、あとになってすばらしいと思えたり。
小さなエゴの視点を超えて、大いなる存在の視点から見れば、何がいいか悪いかということは判断ができないものです。
であれば、すべて自分の人生に起こることに対しては、「イエス」と言って受け入れていこう。
それが「流れとともに行く」ということの意味です。
それでは、そのことがどのようにこのボトルに現れているのでしょうか?
このボトルの上の色はマゼンタで下がターコイズです。
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マゼンタはオーラソーマでは8番目のチャクラで、宇宙の愛、大いなる存在からの愛を表します。
その愛は、小さな物事のなかにも浸透しています。
ターコイズはブルーに少しイエローが混じった色で、グリーンのハートとブルーの中間にある色です。
オーラソーマで、イエローは小さなエゴ(自我)の意思を表し、ブルーは大いなる存在の意思を表します。
ターコイズは「私は誰か?」という問いかけを表します。
イエローの小さなエゴは、私はこの肉体であり、思考であり、感情だと答えます。
この身体がなくなれば私はいなくなるし、自分の判断や選択は正しい、この悲しみや苦しみこそが私なのだ、とイエローのエゴは主張します。
そこでハートが問いかけます。
「それは本当なの?」
ブルーの大いなる存在は答えます。
すべてはひとつだ、すべては相互依存で成り立っている。
すべてに命が宿り、生かされている。
宇宙は愛で成り立っている。
大いなる無限の可能性に満ちている。
時間も空間も超えた存在があり、肉体がなくなれば消え去るようなものではなく、思考や感情に制限されたものではない、と。
「私は誰か?」
その問いを突き詰め、大いなる存在の愛に生かされていると悟ったとき、今までのあなたはその愛に生かされていたのだということがわかります。
そのときあなたは大いなる意思であることを悟り、小さな自我の執着やコントロールを手放し、大いなる存在への信頼に満たされます。
すると、流れとともに行く、ということが自然に起こってきます。
そのとき人生は祝祭となります。
このボトルの生命の木に対応するタロットカードは「ペンタクルの4(Four of Pentacles)」です。
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B075.html
ペンタクルは地のシンボルで、人生の肉体的、物質的側面を表します。
この図ではペンタクルは、8番目のマゼンタのチャクラ、頭頂の7番目のチャクラ、額の6番目のチャクラ、そして、喉の5番目のチャクラに置かれています。
美しい女性が目を閉じています。
「私は誰か?」ということに瞑想しているのでしょう。
8番目の羽の生えたペンタクルの中心から、直接ターコイズにエネルギーの流れが描かれています。
マゼンタの無条件の愛がハートに注がれ、マゼンタとターコイズとがつながっています。
「私は誰か?」
「私は宇宙の愛」
そんな瞑想の様子が描かれているのでしょうか?
あなたはこのボトルとタロットの図から、どんなインスピレーションを受け取りましたか?
このボトルについては、以前メルマガでも紹介しています。
http://aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_237.html
尚 記
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