レッド/グリーン、グリーン/レッド
   
   『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より
             ヴィッキー・ウォール
  
           
可視光スペクトルに最初に出現する色であるレッドは、体験的にも最初に発見(=識別)された色と言われます。
  
  一面が多様なグリーンの植物相のなかで一点赤い花が咲いていれば、間違いなくとても目立ったことでしょうね。
  
  目立つということは、つまり主張が強いということ、自らの存在を強く主張したいわけでしょうね。
  
  一点の赤い花が目立つためには、じつはそのまわりを取り巻いている緑の葉が必要ですよね。
  
  それと同じく、レッドの強烈な自己主張が実現するためには、それをまわりで受け容れてくれるグリーンの受容性が必要です。
  
  何事も、実際は片側だけでは実現しないんですよね。
  
  男性が男性であり得るためには、それを受け容れてくれる女性が存在することが必要なのでしょう。
  
  この男性性と女性性の関係を典型的に演出し、表現してくれている一対のボトルがオーラソーマにはあります。
  
  おそらく、すでに見当がついていると思いますが、「B027 ロビンフッド(レッド/グリーン)」と
「B028 メイドマリアン(グリーン/レッド)」のペアです。

  
  今では、男性とは言っても、その内面のエネルギーが100%男性であるわけではなく、女性と言っても、その内面のエネルギーが100%女性であるわけではないことが知られてきていますよね。
  
  ひとつの言い方では、男性と言っても、その51%が男性エネルギーであるだけで、49%は女性エネルギーなのだとか。
  
  そういう言い方で言うなら、女性と言っても、その51%が女性エネルギーであるだけで、49%は男性エネルギーということになるのでしょう。
  
  さて、ではこの2本のボトルの場合は、どんなふうに関係しあっているんでしょう?
  
  ヴィッキーさんにこの一対のボトルのエネルギーを読み解いていただきましょう。
  
          
  
  ——————————————————————
  レッド/グリーン、グリーン/レッド
  
  完全な愛は、恐れを取りのぞく。
  ヨハネの第一の手紙 四章一八節
  
  この二つのもっとも興味深く、意味深い色のボトルは、お互いちょうど反対の質を持つペアです。
  レッド/グリーン(男性的)と、グリーン/レッド(女性的)は、それぞれ「ロビン・フッド」と「メイド・マリオン」(ロビン・フッドのガールフレンド)と名付けられていますが、それもうなずけることでしょう。
  このオイルは、二つの際立った色からなり、それぞれが互いの必要に応え、それぞれが、私たちの内なる男性性と女性性を表しています。
  
  あらゆるレベルにおいて、純粋な調和とあらゆる能力が手に入るのは、持って生まれた欲望と地上のエネルギーが変容されたときなのです。
  男性的な攻撃性は、直感や優しさを伴う女性性の滋養によって、調整され変容される必要があります。
  男性の内側で真の自己の変容をつくり出すのは、レッドの質なのです。
  
  レッド/グリーンの組合せは、この人生においてリーダーシップを取るべく要請されている男性像を表しています。
   
こうした状況においては、内に潜む女性性は、自己表現の妨げになるとの恐れから、知らず知らずのうちに抑圧されています。
  世間では、何が女性的で、何が男性的であるかについての厳密な取り決めがあり、男は支配的であれ、といったたぐいの義務が、考え方そのもののなかにプログラムされるのです。
  ゆりかごにいるうちから、条件付けされてしまうのです。
  
  けれども、真の創造性は子宮に代表されるように、完璧なバランスは、内なる男性と女性の二つの側面を認識し、それらを調和させることで達成されます。
  そのとき、内なる存在が完全に実現されるのであり、それによって地位や力を失いはしません。
  
  下の部分にあるグリーンは、男性の内にある女性性、女性(ウーマン)・・・子宮の男(ウーム・マン)に与える必要のあるスペースの鏡であり、表現なのです。
  すべてを男とする状態を放棄して初めて、全人・・・両性の人間となることができるのです。
  
        『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p198-199)
  ——————————————————————
  【レッド/グリーンの組合せは、この人生においてリーダーシップを取るべく要
  請されている男性像を表しています】
  
  【真の創造性は子宮に代表されるように、完璧なバランスは、内なる男性と女性の二つの側面を認識し、それらを調和させることで達成されます】
  
  そういうことなんですね。
  
  par 記




	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		

















