手放すほどに満たされる

 

こんにちは、東京・アマーリエのティーチャー上野香緒里です。

 

オーラソーマの学長マイク・ブースが2014年に初めて「手放しの7レベル」というコースを開催したとき、手放しは今の私たちにとって特に重要なテーマだと話していました。

 

手放しとは、なにを手放すことなのでしょうか。

なぜ、それが重要で、手放すとどんなギフトがあるのでしょうか。

 

今回は、マイクのコースと、コース後の私の個人的な経験や理解をシェアさせていただきます。

 

 

みなさんは「手放す」と聞いて、なにを手放すことをイメージしますか?

 

もう着ない服や読み終えた本など、不要なものを手放す。

 

人間関係を解消するのも手放しと言えるでしょうし、自分の思考や感情に区切りをつけるのも手放しかもしれません。

 

「手放す」という言葉のニュアンスからして、それは他動的に自分の意に反して手元を離れてしまう、または自然消滅的に消えてなくなっていくというよりも、もっと能動的に自分の意志でそれをするというイメージが強いようです。

 

しかし、それこそが、私たちが手放すことをためらう原因のひとつなのではないでしょうか。

 

本当にそれを手放していいのだろうかという迷いや、そこに責任を負う恐れや不安。

 

マイク・ブースは、コース内で手放しのワークをしたとき、こう説明してくれました。

 

「ゆったりと呼吸をして、そして息を吐くときに
自分のなかから、なにかが手放されていくのをイメージしましょう」

 

呼吸は意識的にすることも可能ではありますが、おそらくもっと自然なものでしょう。

 

それに息を吸うだけでは生きることもできないのです。

吸って吐いてを自然に繰り返している。

 

つまり手放しとは、自分の意志でするものであると同時に、自分の意志を超えた、より自然な状態でもあるということです。

 

そこに特別な理由や意味を見いだす必要もないくらいに・・・。

 

 

さらに、私たちが手放すことをためらわせるもうひとつの理由には、失うことに対する恐れや不安もあるでしょう。

 

なにかを手放せばそれを失う、当たり前のことです。

 

そして、お金や愛情や健康を失うことを恐れる、これも当然の感情だと思います。

 

だから、それらを失うことへの恐れを手放すのは、とても難しいのではないでしょうか。

 

おそらく、それよりも私たちが手放すべきは、それら失いたくないものを自分が持つに値しないという「無価値観」です。

 

私たちの多くは「自分は欲しいものを持つに値しない」という自分に対する無価値観を(なぜか)後生大事に握りしめています。

 

そして無意識のうちに、それをなにかのせいにして自分には力がないと、無価値観をさらに確かなものにしてしまっています。

 

私たちは、欲しいものを持てないのではなく、持つに値しないと思い込んでいるのだとしたら。

 

そして、その無価値観を、息を吐くように自然に手放せたら。

 

・・・きっと今よりも欲しい(失いたくない)ものを持つことができるでしょう。

 

そしてもうひとつ、私たちが手放しをためらう理由として「罪悪感」もあるかもしれません。

 

 

愛していたもの(人)をうらぎるような気分。

 

冷酷で薄情な自分への自己嫌悪さえ感じながら手放すのは、正しいことなのでしょうか?

 

オーラソーマの創始者、ヴィッキーがオーラソーマについて表した「自分を思いだしたいと願う人のためのもの」という言葉があります。

 

 

remember(思いだす)は
re-member(再び部分をひとつにまとめること)

 

 

手放しは、一見、自分からなにかを切り離すようなイメージがあるかもしれません。

 

実際にモノを捨てたり、人間関係を終わらせるとき、それらを自分から切り離していますよね。

 

しかし真実はむしろ逆です。

 

手放すのは、自分から自分を切り離してしまっていた原因となるなにかです。

 

手放しは、そうすることによって、自分をもう一度、ひとつにできるのです。

 

だから手放せると、なぜか満ち足りた気分になったりすることがあるし、誰でもそんな経験があると思います。

 

それは、ちゃんと自分のなかに愛ややさしさがあったことを、手放しによって思いだせるから。冷酷でも薄情でもないのですよ。

 

つまり手放しの本質は、自分を思いだす妨げとなっていたものを手放すことで、それは「迷いや不安」「無価値感」「罪悪感」といったものです。


では手放しを実践するためにどうすればよいのか、その可能性はどこにあるのでしょうか。

 

 

・・・リラックスすることにあると言います。

 

あれ? そんなこと? と拍子抜けしましたか(笑)

 

マイクは手放しのコースの最初に、こんなことを話しました。

 

「手放しは微笑みとリラックスからはじまる」

 

私はそれを聞いて(すてきだな、良いアイディアだな)と感じて、それこそ肩の力が抜けました。

 

自分に心地良くあることが手放しを助けるということです。

 

だから、ふだんの生活のなかでも自分に心地良さを、どんどん感じさせてあげましょう。

 

 

最後に忘れてはいけないことをもうひとつ。

 

今、もし「手放さなければいけない」と、力んでいたなら、それも手放しましょうね。

 

 

上野香緒里 プロフィール

オーラソーマスクール&サロン「アマーリエ」代表
英国公認オーラソーマティーチャー/レベル3(上級)
リコネクションプラクティショナ-/レベルⅠ・Ⅱ・Ⅲ
奇跡のコーススタディティーチャー
コズミックダイアリー(13の月の暦)講師
ユニオミスティオイルセラピスト、レイキヒーラー
HP:http://www.amarlie.com
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英国オーラソーマアカデミー認定講座
オンゴーイングエデュケーションデイ

「手放しのプロセスとスターへの旅」


マイク・ブースによる「手放しの7レベル」コース内容をさらに発展させて、手放しの実践と手放しを生きることにより重点を置いた内容です。
そのために、自分のスターにフォーカスするワークもたっぷりやりましょう。
リピーターの方も初めての方も楽しめる内容です。


日程 2017年4月23日(日)、または4月24日(月)
時間 10:00~17:30
会場 東京都神楽坂 アマーリエサロン
費用 
16,200円(税込、資料込)
お問合せ、詳細はこちら。

http://www.amarlie.com/