「英語を話せますか」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【14 コペンハーゲン】から
ヴィッキー・ウォール
ヴィッキーさんたちが訪れたデンマークの首都コペンハーゲンは、シェラン島という島に位置しているんですね。
位置関係から言えば、このコペンハーゲンはデンマークの右の端にあって、
https://goo.gl/6Uoh5m
自国の国土よりはむしろ隣国スウェーデンのほうが近いような感じですね。
https://goo.gl/8GDqHr
「北欧のパリ」と喩えられるそうで、大陸に国土がありながら、島に首都があるのは、コペンハーゲンと赤道ギニアのマラボだけなのだそうです。
デンマークというのは、男女同権というか性差における対等性に高い優先順位が与えられている国だそうです。
そういう国のほうが、結果的に住みやすい国になるんじゃないでしょうかね。(^^;)
それはともかく、ヴィッキーさんたちのオーラソーマは、コペンハーゲンにおける最初の展示会からとてもツイていたらしく、インタビュアーに対する彼女の説明は、週末のテレビ番組で放映されたようですよ。(^^)/
—————————————————-—————-
博覧会の初日、すべての装置を組み上げ、スタンドを建て終わり、ライトのスイッチがオンになった瞬間、魔法がはじまりました。
そんななかにあって、私はまるで、家族に囲まれた母親のような満足感と暖かさに浸っていました。
一人ひとりのメンバーがそれぞれの個性を持ち、それぞれが愛の輪のなかで、独自の貢献をしています。
すると突然、巨大な明るい光が現れ、そして、背の高い男性が近づいてきました。
「ちょっとお話をうかがえますか」
「英語を話せますか」と、私は聞きました。
彼がにやりとしたのが感じられ、穏やかな答えが返ってきました。
「あなたこそ、デンマーク語を話せますか」
その答えに、私はいっぺんに彼が気に入りました。
私の問いは、確かに傲慢だったようです。
「いいえ」と、私は答えました。
「残念ですけれど」
私たちは互いに笑みを交わし、それから彼は二つ三つ、一般的な質問したあとで、今ではなじみとなった個人的な質問をしてきました。
「私のオーラが見えますか」
「ええ」と私は言い、イエローとレッドのボトルを手にしました。
これは実際には、彼のオーラの色というより、彼のチャクラの反映(つまり、彼のライフスタイルが要求している色)で、レッドはエネルギーであり、イエローはそれをポジティヴに表現するのに必要な知恵を表しています。
彼の「真のオーラ」は、本質的にはブルーでした。
おもしろいわ、と私は思いました。
秘かな野心を持っているこの人も、たぶん、いつかはそれに気づくことでしょう。
ボトルを振ると、夕日色のオイルが目の前で揺らめきました。
私は自分を照らしているライトにも気づかず、ボトルに見とれていました。
「美しいでしょう」
「そうですね」
彼もその色彩に見入っているようです。
私はもう、カメラマンがスタンドの写真を撮ることには慣れっこになっていました。
しかしこのエピソードは、あとで聞いて驚いたのですが、テレビカメラで収録され、週末のテレビ番組で放映されたのです。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p112-114)
——————————————————————–
なかに出てくる「英語を話せますか」という表現ですが、ヨーロッパでは「Can you speak English?」という表現はあまりしないのだと、イギリス人の友人に聞いたことがあります。
そんな言い方をすると、たとえば、フランス人などには「Yes, I can. But I do’nt.」などと言われることがあるのだとか(*^_^*)
フランス人には英語に対する対抗意識があって、外国人が英語で話しかけても、わかっているのにわからないふりをする方もいるのだとか。
今も、そうなんでしょうかねぇ。(^_-)
pari 記