もしあれが広告だったとしたら、けっこうな額
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【12 「打ち上げ」作業】から
ヴィッキー・ウォール
カメラマンに写真も撮ってもらって、『ヒアズ・ヘルス』誌にシェリルの記事も掲載されて、オーラソーマを世に送り出す最初の車輪が動き始めたようです。
こういうことは動き始めると様々な動きが見えないところで始まっているものです。
『ヒアズ・ヘルス』誌の記事が出たためかどうかはわかりませんが、『ハーパース・アンド・クイーン』誌のジャーナリスト作家レスリー・ケントンからも連絡が入ってきましたね。
今回は厳寒の季節でなかったせいか、客人たちは最初から心が開いていた雰囲気が伝わってきました。
この感じだと、その後の展開も期待できるんじゃないでしょうか。
ヴィッキーさんが期待していた「神様の出資」というのはどんなふうに展開されていくものなんでしょうね?
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それから私のオーラのヴィジョンは、後ろにいる彼女の友達へと向かいましたが、そのオーラは私には見覚えがあり、過去の記憶が洪水のように押し寄せてきました。
彼は本当に偉大な魂の持ち主です。
それから私は、現在の状況へと自分を引き戻したのですが、レスリーは結局、いくつかの「宝石」を持って帰っていきました。
それからレスリーの記事についての知らせが届き、それもまた、三か月後に掲載されるとのこと、マーガレットと私は手を取り合いました。
ヤッホー、これで本当に「打ち上げ」完了というわけです。
私たちを楽しませてくれた「ヒアズ・ヘルス」のカメラマンが、近くのクライアントを訪ねる途中に、ふいに訪問してきました。
近くを通ったらいつでもお茶に寄ってくださいね、と声をかけてあったのですが、私たちがさっそく進行状況についてたずねると、彼は、「シェリルのやったことは、誇りに思っていいと思いますよ。カラーで、しかも見開き二ページまるまるなんですから」と言って、にっと笑いました。
「もしあれが広告だったとしたら、けっこうな額を要求されてたでしょうからね」
「あら、いったいいくらぐらいなのかしら」と、私。
「まあ、七千ポンドってところでしょうね」
私ははっと息を呑み、マーガレットと顔を見合わせました。
彼女もきっと同じ気持ちに違いありません。
七千ポンド・・それはまさに、例の広告会社の女性が口にした、あの法外な金額そのものでした。
しかもそれに「ハーパース・アンド・クィーン」というボーナスまでつけてくれて。
神はやはり、気前のいい存在でした。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p102-103)
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なるほど。
「神様の出資」というのは、どこをとっても不自然なところのないものですね。
起こるべきことが自然に展開していくようです。
pari 記