はじめてのオーラソーマ No.380 2023.5.12
みなさん、こんにちは。
えつこです。
今回も「はじめてのオーラソーマ」をお読みいただき、ありがとうございます。
前回のぱりさんのお話は【B014 新しい時代の叡智】でした。
まだお読みでない方は、こちらからご覧くださいね。
今回のお話は、【緑(Green)のイメージ】です。
いつも気になっていることのひとつに、“企業のイメージカラー”というものがあります。
どの会社もロゴを持っていますが、その小さな世界(マーク)のなかで自社を表現しているのはすごいことです。
オーラソーマ社の場合は、三角形のマークです。
オーラソーマは、3つの王国「色」「植物」「クリスタル」からなるエネルギーシステムです。
その3つ(三位一体)のシンボルでしょう。
そして、この三角形。
どこか終わりのない、永遠を表すような感じがしませんか?
どこで見たのか忘れてしまいまいましたが、イクイリブリアムを作る過程でこの三角形の容器(?)のなかで動かしていた(違っていたらすいません・・・)映像を見た記憶があります
このコンパクトなマークのなかには、さまざまな意味が含まれているのでしょうね。
日本の場合、国旗は赤と白の2色ですね。
そのためか、企業マークも赤を使っているところが多いです。
トヨタ、三菱UFJ銀行、docomo、日清食品・・・など、トップブランドはしっかり赤を使っている印象です。
もちろん赤は目を引くので、その効果を狙っているのもあるでしょう。
おもしろいと思うのが、航空会社です。
JALのイメージカラーが赤に対して、ANAは青です。
この2社の対比がとても美しいですね。
JALがトラディショナルな赤に対して、ANAはすこし革新的な青です。
たったこの2色の色分けで、お客様がこの2社を間違えることはありません。
そんななか、鉄道のJRは緑です。
鉄道は飛行機と比べて、どこかゆっくりとしているイメージがありませんか?
カフェのスタバも緑がイメージカラーで、ゆっくりリラックスして心あたたまるひとときを過そうということでしょうか。
今回のぱりさんの「色彩心理学」は緑です。
前回のイエローと同じく、ネガティブなイメージがあるとのことでびっくりでした。
日本とはずいぶん様子が違いますね。
それでは今回もおたのしみください。
えつこ
色のイメージ:6回目【緑(Green)のイメージ】
総合情報サイトの「色彩心理学」のページ
は、世間一般の「色彩心理学」的内容をご紹介しています。
ひまな折にでも眺めていただければと思います。
このメルマガでは「色のイメージ」については
オーラソーマの見解を中心にご紹介していますが、
「色」についていろいろ資料に触れて学ぶと
世間一般の「色のイメージ」もとてもおもしろいです。
この「はじメル」の偶数号テーマは
「ボトルメッセージ」と「色のイメージ」を
隔週交互に織り交ぜてご紹介しています。
今回は「色のイメージ」の6回目
【緑(Green)のイメージ】をご紹介します。
★
●緑(Green)の中核的イメージ
「緑」は(緑色の、特に新緑のころの)
草・木、新芽・若葉、植物一般を指す言葉で、
転じて森林、自然などを指す語として使われます。
森林浴という言葉がありますが、
「緑」という色のエネルギーを仲介に、
それぞれ酸素と二酸化酸素を放出する植物と動物が
互いに補い癒やしあう関係が成り立つのでしょう。
●語源
和語のミドリは、ミヅ(水)の派生語で、
もとは水分の多い感触を表す語で、
みどり児、みどりの黒髪などに残るミドリは
色ではないそうです。
ミドリは漢字で「緑・翠・碧」と表記されますが、
緑 – 植物系の暖かいみどり色。
翠 – カワセミの羽のような光沢のある高貴なみどり色。
碧 – 石のような無機質な冷たいあおみどり色。
をそれぞれ指すようです。
英語の「Green」も「草(grass)」や「育つ(grow)」
と語源を同じくすると言われます。
古代アラビア語では「緑」「植物」「楽園」は
同じ語源を持つ言葉なのだそうです。
●地域的・歴史的イメージ展開
古代ヨーロッパでも森や草原に対する
自然信仰的な感性はあったようです。
しかし中世になってヨーロッパでは、
緑は黄色と同じ不運に出会います。
緑は「不運を招く色」、悪魔、毒、不実な愛
を意味するようになります。
この連想から、今でも緑を嫌う人もいるそうです。
これには純粋性を尊び混色を嫌った
キリスト教文化も関係があったようです。
中世には単独で緑を美しく染められる染料が
存在しなかったからです。
また移ろいやすい自然を代表する緑色は
自然との戦いをイメージする人々には
制御できない自然の脅威、運命の力と感じられ、
緑色に「不安定」「浮気」「裏切り」なども
連想させたのかもしれません。
西欧では人を振り回す偶然に関わるもの
たとえば賭博のテーブルの色とつながり
お金を象徴する色ともなったようです。
近世ヨーロッパでは一般的に、富、商人、
銀行家、紳士などを連想させました。
また伝統的にゲルマン文化の色でした。
それは歴史的にイスラム教の色でもあり、
ほぼすべてのイスラム諸国の旗に見られます。
西欧諸国とイスラム諸国での調査では、
緑は自然、生活、健康、若者、春、希望、嫉妬
を連想させる色です。
欧州連合と米国では、
緑は毒性や健康状態の悪化を連想させますが、
中国や大部分アジア諸国では、
他産性や幸福のポジティブな象徴です。
現在では緑色は環境運動を表わす色ですね。
★
次回はまた「ボトルメッセージ」で
お目にかかりましょう。(^^)/
楽しみにお待ちくださいね。
m(_ _)m
pari 記