あなたは満天の星というのを見たことがありますか?
夜空の星が地平線のギリギリまで見えている状態の空です。
登山などをする方は何度か見たことがあるのではないでしょうか。
日本に住んでいては普通はめったに見ることはないので、もし見たことがあればたぶん一生忘れられない思い出になるのではないかと思います。
私の場合は、これまでの生涯で二度しか見たことがありません。
と、はっきり覚えているほどに、それは強く印象に残る体験でした。
日本の場合なら昭和に入って以降のことか、あるいは戦後ということになるのでしょうか、都会に住んでいる方々には、夜空はだんだん星空としては見えなくなっていったかもしれませんね。
地上の光が乱反射して夜空が明るすぎるようになりましたから。
でももちろん、日本のなかにも今でも満天の星が見える地域はあるはずだと思いますが。
見渡すかぎり自分以外誰ひとり見えないところで、そういう夜空を見上げると、それは不思議な気持ちになるものです。
宇宙のなかにたったひとりの自分しかいないという神秘的な孤独を感じるのですが、同時になぜか、そのちっぽけな自分がひとりで宇宙に対峙しているような、不思議な感じも味わうことになるような気がします。
その満天の星の夜空は、自分が見ているからこそ今そこにある・・・それも確かに間違いない事実なんですよね。
むかし母の田舎で真夜中にひとりで外便所に行って、生まれてはじめて満天の星の夜空を見たときは、そんなふうに言語化はできませんでしたが、なにかそのような神秘に打たれたのではないかという気もします。
今回ご紹介する江尻貴美子さんの記事を読んで、そんな昔のことを思い出しました。
では、「オーラソーマアストロロジーとハート」からご紹介しましょう。
私たちは、漆黒の大宇宙にポッカリと浮かぶ地球にいながら、夜空を見あげることで、その宇宙を感じます。
ロイヤルブルーは夜空の色ではありますが、実際に夜空を見あげてみると、宇宙を感じる知覚の「扉」のようです。
宇宙そのものの色はディープマジェンタ。
それはNASAをはじめ、宇宙空間そのものから撮影した画像を見れば明らかです。
そして大宇宙の漆黒に抱かれ、守られている地球に住まう私たち存在のすべては、その大宇宙からできています。
ボトル「B00 スピリチュアルレスキュー」、ロイヤルブルーとその背後(深み)にあるディープマジェンタは、まさに夜空の色、宇宙そのものの色。
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B000.html
オーラソーマの創始者であるヴィッキー・ウォール女史は、この色の組みあわせを「冥王星のボトル」としました。
冥王星は「死と再生」のテーマ。
私たちは深く滅すれば、滅するほど、それだけ深いレベルから再生することができるのです。
冥王星は蠍座を支配しており、蠍座もまた「死と再生」「ステージの移行」をテーマとする「B78 クラウンレスキュー」(ヴァイオレット/ディープマジェンタ)がヴィッキーの対応です。
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B078.html
私たちは大きなレベルから、呼吸のようなささやかなレベルに至るまで、この地上で一瞬一瞬「死と再生」を繰り返している存在です。
それをどれだけ鮮やかに、軽やかにやっていくか…そんな「どうやるか」のテーマの側面を担っているのが、蠍座のフルスペクトルであるターコイズではないでしょうか。
「蠍座のイメージって執念深くて、暗くて、重い。 なのに、どうして軽やかなターコイズが蠍座と対応しているの?」と、生徒さんからよく聞かれるのですが、私たちが「本当に変わっていくとき」は、とっても軽やか(そして決して苦しくない)なのです。
本当の深みに達して、自分のコア(核)に触れたときには、もともと「自分がこだわっていたものは、すべてなくても大丈夫!」であることに気づくのです。
だから軽やかに伸びやかに自分のこだわり、自分が選んで着飾っている人生のお洋服を脱ぎ捨てることができるのです。
「オーラソーマアストロロジーとハート」より
『リビング・エナジー』Vol.9(p32-33)
【私たちは大きなレベルから、呼吸のようなささやかなレベルに至るまで、この地上で一瞬一瞬「死と再生」を繰り返している存在です】
私たちは「死と再生」が繰り返されるのを見ている存在なのかもしれませんね。
pari 記