クムラン遺跡と死海写本とエッセネ派

クムラン遺跡と死海写本とエッセネ派

  「オーラソーマとイスラエル」より   武藤悦子

       

死海文書というのをご存知ですか?

アラビア半島の北西に位置する湖「死海」の周辺から発見される古書をすべて死海文書と呼ぶようですね。

いまちょっとググって調べみると、これまで900を超える死海文書が発見されているみたいです。

1946年、現地の羊飼いのムハンマド・エッ・ディーブという少年が「ヒベルト・クムラン」と呼ばれる遺跡近くの洞窟内で、古びた壺が隠されているのを見つけたのだとか。

 



その壺の中身が後に世界を騒がせることになった最初の死海文書だったわけです。

使われている羊皮紙の年代測定の結果、死海文書は紀元前250年から紀元70年のあいだに書かれたものだとわかったそうです。

その内容は、それまで知られていた最古の写本より、さらに1000年近くも時代を遡る「最古の聖書写本」だったというのです。

聖書は『旧約聖書』はユダヤ教の聖典ですし、『新約聖書』はキリスト教の聖典ですから、西洋文明の中核をなす教えの古代文献が発見されたわけです。

この死海文書の発見のニュースが西洋世界にとってどれほどの衝撃を持って迎えられたかは、ちょっとわれわれの想像を超えるのかもしれません。

もっとも『旧約聖書』の内容自体は、死海文書の時代からほとんど編集されずに引き継がれていたことがわかったみたいです。

ユダヤ教の伝統は、とにかく古い言い伝えを変更せずに守り伝えるというところに重点を置いているそうですから、その伝統は守られていたわけです。

ところで、2000年近く内容を保持していたその羊皮紙に施されていた防腐処理は、じつは最新の科学調査を行なっても結局よくわからないのだそうです。

もしかしたら、2000年前の人々は現代人が知らない独自の防腐処理技術を持っていたのかもしれません。

武藤さんの記事をご紹介しようとして、ちょっと死海写本についてググったことをお知らせしました。

考えてみたら、ちょっと余計なことだったかもしれませんね。(^^;)

では、武藤悦子さんの記事「オーラソーマとイスラエル」から、「クムラン遺跡と死海写本とエッセネ派」のあたりをご紹介します。

       

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クムラン遺跡と死海写本とエッセネ派 B11、B71、B55

死海のほとりの荒野クムランに人が住みはじめたのが紀元前8世紀頃で、紀元前2世紀の終わりには、クムラン教団(エッセネ派) とよばれるユダヤ教の伝統や習慣を重んじた人々が共同生活をしていたと言われています。

1947年、近くを歩いていたベドウィン(遊牧民)の少年が、羊を追いかけているうちに偶然にクムランの洞窟で土器に入った巻物を発見しました。
これが有名な『死海写本』の発見です。


壷に納められた600を超える巻物『死海写本』は、イザヤ書全巻や詩篇を含む旧約聖書や創世記外典などの外典文書、ユダヤ経典のテキストなどが記されていました。
古ヘブライ語、ギリシャ語、アラム語で書かれた巻物は、紀元前2世紀年頃のものと考えられ、それまで知られていた旧約聖書の写本より、さらに千年も古いものとわかり、20世紀最大の考古学的発見とされました。
『死海写本』は現在エルサレムのイスラエル博物館にある死海写本館に展示されているので、見学可能です。
クムラン遺跡も訪れることができます。

写本と同時に発見された文書から、当時のエッセネ派の人たちの暮らしぶりもわかっています。
ユダヤ教の敬虔な一派であるエッセネ派の人たちは自給自足で個人の財産を持たない共同財産制で、日常に天使的なエネルギーを呼び込み、色と光でヒーリングを行っていたと言われています。

聖なるものとのつながりを意識し、祈りと浄化、瞑想を日常的に行い、神の名を書く前には必ず浄化をしたとも言われているほど、洗礼と沐浴を大切にしたそうです。

私が訪れたクムラン遺跡は、乾いた荒野であるにも関わらず多くの灌漑用水があり、それには驚かされました。
この遺跡は実際には集会場であり、実際は付近の山の洞穴で生活していたと言われていますから、人々の信仰の厚さと真摯さには胸を打たれるものがありました。

クリアー/ピンクの11番のボトルは「エッセネボトル1」で、エッセネ派の人はいつも白い服を身にまとい、簡素で敬虔な生活をしていたと言われています。
それがこのボトルにもよく表れています。

 


https://artbeing.com/aura-soma/equi/B011.html

やさしいエネルギーを持つこのボトルには「花の鎖」という名前があります。
愛を表す花の鎖は、鉄の鎖よりも強いということなのでしょう。

愛とやさしさは強さです。
タロットカードでは「ストレングス」のカードに対応します。
ライオンを撫でている女性の姿がそこに描かれています。
百獣の王ライオンを手なずけているのは、やさしい女性です。
愛は強さであり、なによりも強いものであるという象徴です。
このボトルの別名はラヴレスキューです。

キリストは、エッセネ派の一員だったという説があります。
このボトルから見ると、それは明らかです。
11番のボトルのグラウンディングヴァージョンは55番のクリアー/レッドのキリストで、シェイクカラーはピンクになります。

 

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B055.html


キリストは、無条件の愛を生きた人です。


71番のボトルもまたエッセネボトル2であり、

 

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B071.html

 

どちらのボトルもシェイクすると52番のレディナダになり、

 

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B052.html

 

無条件の愛による成長を表します。

 


          『リビング・エナジー』Vol.6(p52-53)
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日本とユダヤというのは、どうも縁が深そうですね。

この武藤さんの記事にもいくつかの写真が掲載されています。

よろしければ、手にとって見てください。

 


http://artbeing.com/book/LE06.html

pari 記

 



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