B052 Lady Nada(レディナダ)

 

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ヴィッキーさんのボトルのメッセージ:無条件に愛する能力を通しての霊的な成長
メインテーマ:無条件の愛を経験する
アファメーション:私はありのままの私を愛します。

「自分を受け入れる」というのは、「あるがままの自分を受け入れる」ということなのですが、オーラソーマではピンクのテーマのひとつ、「無条件の愛」と関連してきますね。

なぜなら、無条件の愛の第一歩は、「あるがままの自分を無条件に受け入れる」ということだからです。

そこでこのボトルは言います。
無条件に愛しなさい。

ヴィッキーさんは言います。
それがあなたにとっての霊的な成長となるのです、と。

アフォメーションは、「私はありのままの私を愛します」

ピンクの色の言語から考えたとき、この「自分を受け入れる」というテーマは、どのように考えることができるでしょうか。

ピンクは無条件の愛といいますが、その第一歩は、まず自分自身を受け入れるということです。

ところが、それが実はいちばん難しかったりするわけです。

子どものころから、家でも学校でも、自分のために何かすることは、ワガママでエゴイスティックなことで、自分を犠牲にして世のため人のために尽くすことが良いことだと教えられてきました。

滅私奉公、お国のために自分を犠牲にするとか。

それが家族を守ることであり、愛する人を守るためだと教えられて育ってきたわけです。(もっとも、今は平和憲法とやらの教育で、国を守るという観念そのものが無くなってきているのかも知れませんが)

たとえばキリストの愛も、全人類を罪から救うために磔にされるという自己犠牲の愛であったりします。

仏教でも、お釈迦さまの過去生の話しとして、かつて、お釈迦様がウサギであったときに、飢えた老人を救うために、老人にたき火を焚いてくれるように頼み、その火のなかに飛び込んで、「自分を食べてください」というお話もあります。

その功徳で老人が月にウサギを住まわせたので、月にウサギがいるのだと、子どものころ絵本で読んだ記憶があります。

でも、実際は月にはウサギはいなくて、月には石コロしかなく、アポロ宇宙船が石ころを持ち帰って大阪万博で飾っていたので、がっかりしたことがあります。

それはともかく、子どものころにそういうお話を聞いて育ち、またいろいろな場面でそう言われながらしつけられたりすると、子どもは疑うことをしませんから、自分を犠牲にすることが愛だと思ってしまいます。

確かに愛には自分よりも相手を大切に思う気持ちがあるので、そういう自己犠牲の気持ちが自然と生じるという側面はあります。

しかしそうではなく、自分自身は愛される価値がないと思いこんで、愛を必要とするが故に、人に愛してもらいたいがために、人に過剰に尽くしてしま う・・・自分を犠牲にしてしまうという側面もあります。

そこで、オーラソーマでは言います。

まず自分を愛しなさい。
自分を愛することなく、人を愛することはできません。
自分を愛するというのは、まず自分をあるがままに受け入れることです
、と。

最も身近な自分自身に対する態度、見方、考え方が、結局は他の人に対する態度、見方、考え方となって反映されていきます。

そして、それはまた、他者のあなたに対する態度、見方、考え方にも反映されていきます。

そのようにして、相手の人はあなたの鏡であり、まわりは鏡なのです。

あなたが自分自身をどのように評価しているかということが、まわりのあなたへの評価になることもありますし、あなたが自分自身を愛していれば、まわりの人も、あなたを愛することが容易になっていきます。

あなた自身が自分自身を受け入れられず、嫌いなのに、どうして他の人が、あなたを受け入れ、愛することができるのでしょう?

そんなことも、ちょっと考えてみるといいかも知れません。
あなたが自分を見るその目で、他の人を見ているのです。

自分自身を愛し、受け入れることができたとき、他の人を愛し、受け入れることもできるでしょう。

では、ピンクがどうして自分を受け入れることで、それが無条件の愛となるのでしょうか?
オーラソーマでは、それぞれの色には、あるエネルギーの傾向があると考えます。
これはレベル2で学ぶことなのですが、ここではピンクの意味に関する限りでお話しします。

3つの傾向というのは
レッドは排斥するエネルギー、嫌悪、ノー、嫌だという傾向。
ブルーは取り入れるエネルギー、欲望、イエスという傾向。
イエローはそのどちらでもない、混乱、どうしていいかわからないという傾向。

ピンクレッドに光が入った状態で、その傾向に意識の光をあてるということです。

レッドの排斥するエネルギーに意識の光が当たると、それはあるがままに受け入れるということになります。

それがピンクのエネルギーです。

意識の光を当てるというのは、それと距離を持って眺めるということに近いのですが、排斥するエネルギー、ノーということに意識的になり、距離を持ってながめることができると、その排斥するエネルギーそのものがくつろぎ、受容するエネルギーに変容していきます。

ピンクのチャレンジとしては、自分自身を排斥し、ノーというエネルギーがより強烈になった状態。

自分自身に愛を見いだせない状態といえますが、それがギフトになったときには、自分自身をあるがままに受け入れ、愛することができるということですね。

ピンクのやさしい、暖かい、受容するエネルギーは、攻撃を和らげるという作用があります

たとえば、怒りのような攻撃的なエネルギーを向けられたときに、レッドの排斥するエネルギーで対応すると、その攻撃のエネルギーはよりエネルギーを増して攻撃的になりますが、それを受容し、やさしく受けとめるようにすると、その攻撃が和らぎ、相手も受容的になるというような経験はありませんか?

同じように、自分を受け入れられないと思っているときには、無理に自分を受け入れようとしないことです。

なぜなら、そうしたときには受け入れられない自分を受け入れていないことになるからです。
自分を受け入れられないなら、その受け入れられない自分に対しても受け入れるといいのです。
なぜなら、それが今のありのままのあなたなんですから。
その今のあなたを、あるがままに受け入れることからはじめていくしかないのです。

そうすることで、受け入れられないという排斥するエネルギーが、受容するエネルギーへと変容する可能性が生まれてきます。
                     
タロットはスウォードのクイーン


生命の木は3番目のスフィアである、ビナー

 

えたに 記(2005,9/21)

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