エルモリアは、マスターボトルのいちばん最初のボトルです。
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ヴィッキーさんは、このボトルから64番までのボトルを「マスターボトル」として、マスターの名前とともに受け取りました。
それは彼女にとっても、これまでとは違うボトルの誕生のしかただったようです。
これらのマスターボトルは、すべてペールカラー(薄い色)をしているか、あるいはクリヤーが含まれています。
ペールカラーは、オーラソーマでは「色に光が入ってより強烈になる」と考えますので、エルモリアの場合は、2番のピースボトル(ブルー/ブルー)の色のボトルに光が入ったボトルで、2番のボトルの意味ないし作用が強まる、というふうな側面を持っています。
http://artbeing.com/aura-soma/equi/B002.html
そしてマスターボトルに共通していることは、ペールカラーないしクリヤーの色として、光がさらに強まっている、ということです。
光というのは、意識、気づき、ということでもありますから、マスターボトルはすべての色に、さらに意識の光、ものごとに気づきが強まり、より意識的になっているということが、その色ないし光線のマスターの質だともいえますね。
また、このマスターボトルが、どうしてすべての色を含むクリヤーの色ではなく、ペールブルーの色からはじまっているのか? そしてペールブルー、ペールイエロー、ペールピンク、ペールグリーン、クリヤー・・・というような順番になっているということにも意味があるのですが、それはレベル3詳しく学んでいくことです。
それはともかく、このボトルのメッセージには「意識の王座の背後にあるパワー」というヴィッキーさんのメッセージがついています。
これ、わからないですよね。
こういう言葉があちこちにあるので、オーラソーマはわかりにくい。
ワークブックの言葉も翻訳が悪いんじゃないか。
直訳でなくもっとわかりやすい言葉にしてほしい。
・・・というようなことになるのですよね。
でも、いわゆる神秘家といわれるような人たちの言葉というのは、それ自身に深い意味が隠されていることが多いので、単にわからないといって済ませるのではなく、深く自分で考えてみることも必要なのです。
神秘家というのは、定義は難しいのですが、悟りを得ていたり、神秘的な世界とのつながりを持ちながら、今ここを高い意識をもって生きている人とでもいいましょうか・・・ヴィッキーさんもそのひとりだと思いますし、私の知っている人ではOSHOはそうですし、カヴィーシャという人や、ミスティカもそんな感じです。
そういう人の言葉というのは、私たちにある気づきをもたらしてくれます。
そこで、「意識の王座の背後にあるパワー」
英語ですとパワー・ビハインド・ザ・スローン・オヴ・コンシャスネス(Power behind the throne of consciousness)というような言葉だったと思います。
これはオーラソーマティーチャーのコマラ・ローデ自身も、この言葉の意味がわかるのに3年ほどかかったと言っていました。
普通なら、「わからない言葉だなあ」ぐらいで済ませてしまうのでしょうが、ヴィッキーさんの言葉だから、それは一度は考えてみる価値のある言葉です。
それは、人それぞれの考え方、理解の仕方があると思います が、かみしめて考えていくとともに、より味がでてくるメッセージとも言えるかも知れません。
ご自分でも考えてみてくださいね。
意識の王座とは、なんなのでしょうね?
意識といっても、さまざまな意識がありますね。
私たちの通常の意識、無意識、と言っているような意識。
ユングの集合無意識、宇宙的無意識、それに対応して超意識とか集合的超意識、宇宙的超意識。
仏教にもさまざまな意識の定義もあります。
王座というぐらいなのですから、普通の、単に眠っていない意識状態、というのではなく、より高い気づきの意識状態ともいえます。
以前、ティクナットハンの気づきの瞑想について紹介しましたが、気づきをもたらしていくことで、虐待も、暴力も、怒りも、心のさまざまな傷も、そこに変容と癒しがもたらされていきます。
意識の王座ということを理解するには、意識にはさまざな意識状態があり、そしてかつ、その意識状態についての体験があって、その意識の王座の意味することがわかってくるので、頭で理解しようとしてもわからないことなのですね。
そして、その意識の王座がわかったときに、その「背後にあるパワー」というのもわかるのです。
それらを解くカギのすべては、瞑想のなかでの意識の体験にあるとも言えます。
ですから、ヴィッキーさんのメッセージをほんとうに理解するためには、瞑想のなかで自分の意識を深め、あるいは高めることで体験されていくことなので、頭で考えて理解しようとしても、それは難しいことなのだということです。
そこにオーラソーマの深みがあるともいえます。
でも、そういうことを考えていくことで、オーラソーマを通して、神秘家であるヴィッキーさんからの教えを学んでいるともいえます。
もうひとつのヒントは「私を通して御心がなされますように」という言葉。
これは「私の意志ではなく、汝の意志がなされる」ということですが、その「汝の意志」ということのなかにも、「意識の王座の背後にあるパワー」のヒントがあるようです。
汝といっても、それは神様として考える人もいるでしょうし、大いなる意思、グレートサムシング、大いなる何か、宇宙的意識とか、さまざまな捉え方があるでしょうけれども、個人の自己ないし意識、意志を越えた何ものかによって生かされている力、パワーがあるとも言えます。
この宇宙のすべてを成り立たせているパワー、力ともいえますね。
そういうことに気づいたときに「大いなるものすべて」と調和し、人生を生きていくこともできていくのでしょうね。
それがブルーの持つ本質的な要素だともいえます。
タロットはカップのエース。
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B050.html
生命の木は1番目のスフィアである、ケテル。
生命の木でもケテル、王冠の位置にあって、意識の王座であることが示されているのはおもしろいですね。
えたに 記(2005,10/19)
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