『小さな意志』はデカルトからはじまった

 

こんにちは、東京・アマーリエのティーチャー上野香緒里です。

私は現在、サロン&スクール業と平行して、某大学で西洋哲学を勉強中。

B94の大天使ミカエルのボトルは、ペールブルーペールイエローというプライマリーカラーの組みあわせです。

 


http://artbeing.com/aura-soma/equi/B094.html

そこには第1のプライマリーカラー・ブルーの「大いなる天の意志」と第2のプライマリーカラー・イエローの「小さな個人の意志」というふたつの意志が存在しています。

 



私たちは誰でも、大いなる意志と小さな意志というふたつの意志があわさって、その人の人格ができあがっているのです。

現代において、私たちがアイデンティティとかパーソナリティというとき、それをオーラソーマに置きかえると、イエロー的な小さな意志の方を指すでしょう。

それに対して、ブルーの大いなる意志とは、神聖な意志とも言いますが、私たちのスピリットの意志・魂の使命や目的と言ってもいいでしょう。

大天使ミカエルは、小さな個人の意志を横に置き、大いなる天の意志が私を通してやってくるのを助け・・・

そのふたつの意志が自分のなかで調和したところに見出せる魂の真実(シェイクカラーのグリーン)を生きることを促します。

だからミカエルには、「小さな意志を超えて、より大きな目的を生きる」「魂の目的を知る」といった意味があります。

そんな大天使ミカエルが現すものは、新しい時代を生きる私たちのためのメッセージだと言います。

では、私たちは、今までどんな意志を拠りどころとして生きてきたのでしょうか?

小さな個人の意志を超えると言うけれど、小さな意志って、いつからどのようにして私たちのなかで、そんなに市民権を得たのでしょうか?

哲学の歴史のなかに、そのヒントがあるかもしれません。


古代ギリシャのソクラテス・プラトン・アリストテレス等からはじまる哲学の歴史。

当時の哲学の主要なテーマは、宇宙や自然と、この世界の成り立ちであり、そのつながりのなかで人間とは何であり人生とは・幸福とは何かを探求するものでした。

今も西洋に多大なる影響を与えるキリスト教は、まだこの時代に生まれていないので、当時の人々にとっての大いなる意志は、宇宙や自然そのものであり、人間第一主義ではなく、人生や幸福に対する考え方もより素朴だったと言えるでしょう。

その後、キリスト教が生まれ、人々の思想や生活に大きな影響を与えるようになると、人間が宇宙との自然なつながりのなかで生まれ、生きているという古代の思想から、すべては神の手によって創造されたものと考えられるようになり、人間に対する神の力が強大になりました。

人生も幸福も、すべては神の恩寵によると考えられた中世には、神に代わるものとしての教会が絶対的な権力を持つ時代が続きます。

哲学の世界でも、中世の時代における哲学者とは、すなわちキリスト教の教えを広める教父たちのことでした。

当時はまだ「小さな個人の意志」という意識が育つ社会でなかったのです。

やがて社会が発展するにつれ、王や教会ではない市民のなかにも権力を持つものが出現しはじめると、「自分の力で人生を導く」可能性と意識が人々のなかに開かれはじめます。

15、16世紀のルネッサンスはその象徴でした。


そんななか、まったく新しい思想をもたらし、今でも近代哲学の父と呼ばれるひとりの哲学者が現れます。

17世紀前半に生きたデカルト(仏)です。

 


デカルトの有名な言葉に「我思う、ゆえに我在り」というものがあります。

私たち人間には、考える主体としての「自意識」(小さな個人の意志)があることを発見したのです。

発見したというよりも、自意識というものを初めて明確に定義し、そこに価値を置きました。

私たちが、自分の精神や存在を意識するようになることで、それ以前の神への信仰と神の恩寵によって、自分たちの人生の幸福を得るという思想から、より主体的に、自分の意志と力で幸福や真理を獲得できると考えるようになります。

こうして、この後の西洋社会は、自然よりも信仰よりも、良くも悪くも人間中心の社会を築きあげて現代に至ります。

こうして歴史に沿って見てみると、私たちが「小さな個人の意志」に価値を置きはじめてからまだ3~400年しか経っていないんですねぇ。

さて、こうして小さな意志を獲得し(目覚め)て、個人でも社会全体でも多くのギフトを得、享受してきた私たち人類が、さらに進化しようとしているのが今という時代のようです。

デカルトによって確立された「小さな個人の意志」を捨てるのではなく、それと大いなる天の意志をひとつにするというチャレンジ。

それはどのようにしてクリアできるのでしょうか。


ここでひとつ疑問。

では、まず近代哲学の父・デカルトは、どのようにして、この新しい思想を発見したのでしょう?

デカルトが23歳のとき、(すでに哲学の道を究めようとは考えていたが)真理を見つけるために、一時世俗を離れ、隠遁生活を送っていた時期があります。
※デカルトは「真理の探求」に非常にストイックな性格だったらしい。

ひたすらひとり思索を巡らせていたある日、突如霊感を受け、3つの霊夢とともに「驚くべき学問の基礎」を発見したというのが、デカルト本人が語るところです。

つまりは「小さな個人の意志」を私たちのなかで意識化し、確立させたのもまた、「大いなる天の意志」によるものだったということかもしれません。

さすがに大きいだけのことはありますね(笑)


「あるものを知るためには、そうでないものを経験しなくてはいけない」

歴史のなかで一時的に大いなる意志である自分を忘れていた、現代人の私たち。

だとしたら、どうか私たちが、大天使の最初のボトルとして誕生したミカエルが示すように、自分の小さな意志と大きな意志を統合し、調和した存在になり、調和した世界を築くことができますように。

 

 

上野香緒里 プロフィール

オーラソーマスクール&サロン「アマーリエ」代表
英国公認オーラソーマティーチャー/レベル3(上級)
リコネクションプラクティショナ-/レベルⅠ・Ⅱ・Ⅲ
奇跡のコーススタディティーチャー
コズミックダイアリー(13の月の暦)講師
ユニオミスティオイルセラピスト、レイキヒーラー
HP:http://www.amarlie.com
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