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ヴィッキーさんのメッセージは「新しい見通し──再誕生」
メインテーマは「依存しない愛」
ヴィッキーさんの言葉は詩的で、そして、そのボトルの本質を表しています。
ヴィッキーさんの言葉を読むときに、このボトルのタロットは二度目に現れた「フール」(0番のボトルと同じ)であるということを意識して読んでみてください。
フールのタロットカードは、ウエイト版では、ピーターパンのような少年が、風呂敷包みを肩にかつぎ、上を向いて、深淵の崖っぷちに足を踏みだそうとしている絵でしたね。
タロットは78枚までですが、オーラソーマはそれよりも遙かに多くのボトルがあります。
そしてオーラソーマのタロットにもボトルに対応したカードがあります。
それらのカードとボトルは、タロットカードの枚数の78を越えてからは、これまで21番までで説明してきた生命の木のパス(道)を再び歩んでいくのです。
それは、これまでの大アルカナのカードの道を再び歩むことになります。
それは、これまでの人生のなかでの多くの体験を経て、学ぶことを学び、精神的な目覚めを得てからの意味を現していくものとされています。
フールでは、無知、愚か者、幼児の無邪気さ、無自我の状態を表していました。
しかし精神的な自覚、目覚め、悟りを得てからは、同じ道でもまったく異なった意味を帯びてきます。
自由で、自発的に、その瞬間瞬間、純粋無垢でいることができるということ。 自我を越えた無我でいることを表します。
それは新しい道への第一歩となるのです。
再誕生、生まれ変わった人がいます。 そこには、すでに気づきがあるからです。
禅の言葉に、百尺竿頭一歩を進め(景徳伝統録 「百尺竿頭須進歩」)という言葉がありますが、これは百尺の竹竿が尽きたところをさらに一歩歩めと、ちょうどこのフールのように、空中に一歩踏みだす意味でもあります。
どうして、禅ではそういうことをいうのでしょう?
それはマインドで考える限りを考えつくし、そしてさらに一歩歩め、つまりはマインドを越えていけということなのです。
それはマインドにとって未知なる領域に歩みだすことであり、神秘に明け渡すことでもあります。
マインドからハートへの第一歩でもあるのです。
生命の木では「ケテル」といういちばん上のスフィアから「ティファレット」という、まんなかのスフィアに
進む間に「ダート」という目に見えないスフィアを通っていくのです。
ダートは未知なる空間、深淵であり、神秘の空間です。
そこに歩みを進めるには勇気がいります。それは意識的な勇気なのです。
自己の内面への旅の第一歩でもあるかもしれません。
その一歩を踏み出したとき、あなたは生まれ変わるのです。
では、ヴィッキーさんの言葉です。
「これは「再出発」のオイルで、「再誕生」のボトルであり、外に出たいと切望している愛の通路となる知恵を含んでいます。
時間はさまざまな学びをもたらしましたが、知恵はいつまでもそこにあったわけではありません。 暗い過去から離れ、今この光のなかへと大胆に足を踏みだし、新しい知恵、新しい人生、新しい約束、真の自己と魂の充実をもたらそうではありませんか。 罪悪感や間違いや判断の狂いなど、完全な充実感を得るのを妨げていたあらゆるものにもう一度触れるため、自由な心をもたらそうではありませんか。
自分自身をもう一度、この透明な輝きを通して見つめ、献身とともに行う、ある目的を持ってこの世に降りてきたことを思いだしてください。世間に染まる前のあなた自身を、もう一度見てください。そして、自分と他の人に対する許しを知ってください。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』ヴィッキー・ウォール著 より
えたに 記(2004,12/04)