人間の体は、倉庫を備えた小さなせわしい工場
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【17 チャクラ】から
ヴィッキー・ウォール
将棋や囲碁などの高度な知的ゲームで、このごろは人工知能が人間界のトップを打ち負かすような時代に入ってきましたね。
人工知能が特殊な分野の知的演算で人間に勝ったからと言って、もちろん、本気で人間がロボットに負けたなどと思う人はいないでしょうが、でも人間とロボットでは何が違うのかは考えておいてもいいかもしれませんね。
そうでないと、産業用機械が人間と競争して、人間が機械に仕事を奪われるというようなバカげたことも起こりかねません。(*^_^*)
ま、ある意味では、実際に起こりかけているみたいですけど。
じゃ、人間が作った人工知能やロボットと、(よく神が作ったと言われる)人間や動物たちとでは何が違うのでしょうか。
それは動物や人間は生きていて、意識していて、喜んだり悲しんだり、怒ったり苦しんだりすることでしょうね。
その意味では間違いなく、人間と人間が作ったロボットでは複雑さや精密さにおいて比較を絶した違いがあると思います。
でも、人間もまた、複雑な機構を備えた、ある意味のバイオロボットであることも間違いないようです。
たから、故障もすれば、使い方によっては色々な不具合が起こるようです。
ヴィッキーさんは、人間の体は「倉庫を備えた小さなせわしい工場のようなもの」だとおっしゃっています。
それには自己再生能力が備わっているのですが、どうやら使い方を誤ってはいけないらしいのです。
ヴィッキーさんのお話を聞いてみましょうか。
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人間の体は、倉庫を備えた小さなせわしい工場のようなもの、そして私たちの体の細胞は、調和を保ち、健康を維持するために必要な物質を絶えず供給してくれる、生産の小さなユニットです。
それはまた、老廃物を外に捨てるユニットでもあり、浄化の場でもあります。
造物主は、私たちの体を、自分で新しくしていけるもの、自分で自分を癒せるものとして創りました。
けれどももちろん、それぞれの部品の手入れは必要で、もしどこかの器官があまりに酷使されれば、補充物資は底をつき、その器官は悲鳴をあげることになります。
オーラソーマのカラーセラピーが登場するのはそうした需要供給の場で、空になった倉庫に、もう一度必要なものを蓄えてくれるのです。
ヨーガや東洋の教えによれば、人間の体はエネルギーの大きな柱を持ち、それは主として頭のてっぺんから背骨の一番下までにわたる、三本の通路からなっています。
そして、その通路が交わるところに、エネルギーの輪、あるいはセンターがあります。
それがチャクラとして知られているもので、「チャクラ」とはサンスクリットで車輪、あるいは円を意味します。
背骨のちょうど前に並んでいる、7つの力強いチャクラを思い浮べてみてください。
それがオーラの核であり、エネルギーが調和して流れ、存在全体・・・心と体と魂・・・が協調するためには、それぞれのチャクラがすっかり開いて、バランスを保っている必要があります。
オーラソーマのワークは、ここからはじまるのです。
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p136-137)
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【エネルギーが調和して流れ、存在全体・・・心と体と魂・・・が協調するためには、それぞれのチャクラがすっかり開いて、バランスを保っている必要があります】
個人としての人間が、可能なかぎり存在全体と調和して生きるためには、人間のいろいろな側面が開かれていて、バランスを保っている必要があるのでしょうね。
pari 記