エオラのスクールで学んだこと

エオラのスクールで学んだこと
「生きたクリスタルのエネルギーに気づく        ―エオラジェムストニンオラクルカード」より  
             ジェームズ・マキオン(サハジ)インタビュー
       現象世界は壮大な物語世界です。
その物語のなかの“誰か”になることを望んで、膨大な待ち行列ができているのだというまことしやかなお話もあったりします。
え、“誰”が待ってるの(?_?)、って思いますよね。(^^;)
もちろん、物語に興味をもっている観客たちがです。
自分が“誰か”だと思っているある想念の集積体、と言ってもいいかもしれません。
それらの想念の集積体は、自分が“誰か”であるというアイデンティティの感覚を持っています。
でも同時に、一種のアイデンティティ・クライシスにも陥っているのです。
なぜなら、いつでもそこに“自分”を確認できる手段をもっていないからです。
それがありさえすれば、記憶の彼方にある思考や感情をいつでもそこにつなぎとめて、自分を確認することができます。
ところが残念なことにそれがありません。
だから自分が“誰か”であると信じているその想念群はある種の崩壊の危機につねにさらされているのです。
自分が“誰か”であるというこの信念は、すべての不幸の元種とも言えるものですが、でも物語ゲームへの必須の資格権利でもあるので、誰も自分からは手放そうとはしないんですよね。(^_-)
ところで、現象世界は物語世界でもありますが、また多重構造の世界でもあります。
つまり、現象は何重もの多層構造として実現されていて、原則として物語は別の層の物語とは直接には関係しないようになっているのです。
喩えて言うなら、われわれのように自分を人間という括りでとらえている意識体は、人間世界の問題に対応していて、いわゆる自分の身体と思っている肉体内で演じられているドラマにはほとんど意識を向けることがないようなものです。
でも、実際は、各内臓内の物語領域、内臓同士の連携の物語領域、腸内環境の領域など、そこにはまさに現象構造体のなかの組織問題として、別次元の物語領域があることも確かなのです。
ちょっと、脱線しました。(^^;)
話を元に戻すと、意識体は自分の物語を安定的に維持するためには、形を必要とします。
わたしたちがいつも自分の物語を、自分の身体に結びつけて維持しているように。
ところが、その形態を持たなくても、自分の物語を維持できるようになる意識体もいます。
まあ、自分が現象世界のなかで何者かであるという確信が揺らがなくなった意識体というか、自分が存在するという誤解を解どかなくても安定していられる意識体と言うこともできるかもしれません。
今回話題になっている「エオラ(AORA)」とは、地上の鉱物界そのものが自分の形態と思えるようになった意識体とも言えるでしょうね。
では今回は「エオラカード」の作者として著名なジェームズ・マキオン氏の「生きたクリスタルのエネルギァに気づく―エオラジェムストニンオラクルカード」から、彼がエオラという意識体からどんなことを学んだのかについてレポートしていただきましょう。
エオラ・ジェムストーン・オラクルカードborder=”0″ />








http://amazon.co.jp/o/ASIN/489422657X/oshoartunity-22/ref=nosim
—————————————————————— エオラのスクールで学んだこと
江谷 ところで、エオラとは何者なのでしょう?
サハジ エオラというのは、もとはギリシャやエジプト文化に存在した名前です。 実際、彼女は肉体を持って、古代のその場所に生きていました。 実は、歴史の記録がある以前から存在していたそうです。 でも、エオラという名前は一貫して使っています。 ちょうど次元上昇したマスターや悟りを得た存在が、同一の名前を持ちつつ、さまざまなパーソナリティを持って存在するように。 そして、エオラ(AORA)という名前は、エジプトの文化に由来し、「黄金の光」を意味します。 彼女はエジプトでヒーリングのテンプル(寺院)を持っていました。 ヒーリングのテンプルには、ほとんど女性ばかりでしたが、男性も少し混じってクリスタルヒーリングを学んでいました。 それは5千年ほど前のことです。
その後、彼女はそこで肉体を必要としない状態になりました。 その状態は、悟りとも言えるし、アセンション(次元上昇)とも言えるかもしれません。 ですが、彼女自身は悟りを開いているとは言いません。 彼女に会えば、悟りを得た存在だとわかるのです。 彼女は非常に謙虚で、地に足の着いた人なのです。 つまり、肉体的なリアリテイの世界から、より微細なレベルのリアリテイに移行したのです。 その方が、彼女にとってワークがしやすかったのです。 スピリットの状態になることで、人が睡眠をとっているときなどにワークができるわけです。
私がアメリカでエオラカードを出版する以前に、同じようにエオラから教えを受けたという方に出会いました。 そうして、それらのエオラとの出来事は、私のイマジネーションではないということを再認識したのです。
江谷 「準備ができた人に、マスターが現れるJという言葉がありますが、あなたにとってエオラはそのような感じだったのですね。 ところで、彼女はスクールを開催しているとのことですが、彼女はそこではなにを教えているのでしょうか?
サハジ スクールといっても、それは個人的なものです。 私たち自身の気づき、目覚めのためスクールです。 この クリスタルスクールは単にクリスタルヒーリングのためだけではなく、悟りのためでもあるのです。 このスクールは、世界に大いなる気づきをもたらす目的を持っています。
彼女は、始めから非常にクリアーです。 もし、あなたが悟りを得たいということであるならば、「本当の自分とは誰なのか」を知るだけでなく、自分のエネルギーを別次元にもシフトさせる必要があることがわかります。 それは多くの生徒にも、スピリチュアルな道を歩む人々にも起こっています。
大勢の人々がクリスタルとジェムストーン(貴石)についての本を執筆しています。 1980年代あたりからクリスタルヒーリングの本がたく さん出版されましたが、その多くがクリスタルや石のリストと機能が書かれているような、まるで辞書のような感じの本です。 けれども、辞書のようにまとめてしまうと、エネルギーを探求する余地がなくなります。 人は、それぞれユニークな存在なのです。 あなたがクリスタルと、あるいは他のヒーリングシステムとどのようにワークするのか、そこに自由にイマジネーションを働かせるスペースがなくなってしまうのです。 彼女は、他者が書くことに依存するのではなく、人それぞれがクリスタルたちとワークし、自分の力で考えてほしいと願っています
ですから、私はこのエオラカードを作るとき、それを使う人それぞれの体験から、自分にとっての意味を見いだせるように意図しました。 石の意味は、ひとつだけにかぎりません。 多くの意味がありうるし、また、人によっては、同じ石でも別の意味にもなり得るのです。 私自身も、日本をはじめとしたさまざまな場所でワークをしてきたことで、クリスタルとつながるユニークな方法についての理解も深まってきています。
          『リビング・エナジー』Vol.7(p42-43)

——————————————————————–
なるほど。
「他者が書くことに依存するのではなく」、エオラは私たちがそのように学ぶことを意図したのですね。
そしてその手段として、エオラは鉱物の最大の特質、明晰性を味方につけませんか、と提案しているのかもしれませんね。
pari 記

Twitterボタン Twitterブログパーツ