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ヴィッキーさんのボトルのメッセージ:最高の秩序の道を一人歩む
メインテーマ:あらゆるレベルにおけるネガティブの解放
サンジェルマンといえば日本ではパン屋さん、ベーカリーとして有名ですね。
パリではサンジェルマン大通りというのがサンミッシェル大通りとともに有名です。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会とかも有名ですね。
では、そのサンジェルマンとはどういう人なのか調べても、いろいろな説があっ て、神出鬼没、年齢不詳、人物不明でよくわからない人です。
錬金術師であり、不死の人だとも言われたりしています。
彼は、たとえばフランスのルイ15世の時代、1760年にヴェルサイユ宮殿に現れ、ルイ15世はサンジェルマンを気に入りシャンポール城に彼のための錬金術実験室を用意したといわれてますし、多くの外国語に堪能で、医学や科学の知識にも優れ、フランス宮廷でも人気があったそうです。
「彼はなんでも知っている」とヴォルテールは言ったとか。
かと思えば、ソロモンやシバの女王とも面識があったとか、フランス革命を予言し、王妃マリーアントワネットの処刑のおりにそこにいたとか、プロイセンのフリードリッヒ大王にも仕えた、と か、ヒマラヤに隠遁したとか・・・。
このように歴史上サンジェルマン伯爵として姿を現した人が、どうしてこのボトルと関連するのでしょう?
ヴィッキーさんは「最高の秩序の道を一人歩む」というメッセージを、このボトルについて言っていますが、どういうことなのでしょうか?
「瞑想の道を一人歩む」と言ったほうがわかりやすい気がします。
しかし、ペールヴァイオレットはピンクとペールブルーが合わさったものでもありますから、愛と瞑想は両方が必要だとも言えますね。
レッドとブルーの合わさったバイオレットは、女性性と男性性の統合、右脳と左脳、論理と直感、陰と陽の統合でもあります。
ヴァイオレットは第7のチャクラで、すべてがひとつになる、ということでもありますね。
すべての人知を越えて、宇宙とひとつ、ないし存在とひとつになるという究極でもあるわけなんですが、それを体験することが瞑想ということでもありますね。
そして瞑想というのは、ワドゥダが語っていた、マインドとの非同一化とも関連するのですね。
瞑想というのは気づいて観照するということでもありますので、その観照していることのなかでは、対象物に同一化していないのです。
このサンジェルマンのボトルはシェークスピアとも関連していると言われていますが、シェークスピアといえば劇作家として有名です。
劇作家というのは、そこでさまざまなキャラクターが演じられるわけですが、それぞれのキャラクターを描くには、ひとつのキャラクターに同一化してしまっては描けないわけです。
それぞれのキャラクターが、それぞれの個性を発揮させるには、それぞれのキャラクターから自由である必要があるのです。
それは俳優にも言えることで、その役を演じるためには、上手な俳優というのは、その役になりきると同時に、その役を演じている自分にも気づいているのだそうです。
それは私たちがこの人生を生きていく上でも同じことが必要で、人生のなかではいろいろな役割があるわけですね。
まずは赤ん坊として生まれ、女の子であったり男の子であったり、両親にとっては息子であり、娘・・・そして学校では生徒・・・先生になるかもしれないし。
そして会社に入社すれば社員、課長、部長、社長、上司、部下。
人間関係では友 人、ガールフレンド、ボーイフレンド。
結婚すれば妻、夫。母親、父親。
オーラソーマのティーチャー、プラクティショナー・・・。
でも、どれがあなたなのでしょう?
人は自分がやっている物事や役割に同一化してしまいがちです。
自分があれをやったとか、これをやったのは自分だとか。
私は妻だとか夫だとか、部下だとか上司だとか・・・やさしいとか怒りっぽいとか、おとなしいとかやんちゃだとか、さまざまな自分を演じます。
そういうふうにして自分の人格を形成し、自我の形成、ないしエゴを形成していきます。
でもあるとき、今まで自分だと思っていた自分が、実は自分ではなかったのだというところに行きつきます。
あるいはそのことに気づくときがやってきま す。
それが、タロットでのタワー、16番のヴァイオレット/ ヴァイオレットですね。
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自我の崩壊。エゴが傷つき破れるわけです。
個を表すイエローとバイオレットが補色の関係にあるというのはおもしろいですね。
このサンジェルマンのボトルは、そのバイオレットのボトルに意識の光が入ってペールヴァイオレットになっているわけです。
そうしたときに、自分が演じている役割とか自我に同一化しない自分自身に気づいていくのです。
役割に同一化してしまっているときには視野が狭まって、緊張してしまって、物事が自由ではなくなってしまいます。
そうしたときには知性も働かず、智慧も出てこなくなり、創造的でなくなってしまう。
そういう役割や自我から自由になる。
それがマインドの非同一化ということでもあります。
またこのボトルにはネガティビティの解放、という言葉もありますね。
ペールバイオレットはバイオレットに光が入った色ですから15番のボトル (クリヤー/バイオレット)とも関連します。
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15番のボトルに対応するタロットはデヴィル(悪魔)でした。
自分の影の側面、ネガティブな側面に気づいて、抱きしめていくこということでもあります。
ペールバイオレットにはピンクという愛の側面、無条件に抱きしめて受け入れていくということと、ブルーの気づいているということ、信頼するということも含むと同時に、それらから離れて観ている、同一化しないで観ているということでもあります。
そこから変容ということも生まれてきますね。
二元性に気づいて観ていることで、二元性を越えた第三の次元、量子的飛躍が生まれてきます。
たとえば怒りということも、否定することもなく、抑圧することもなく、愛を持って受け入れて、そのエネルギーを信頼していくことで、情熱へと変容していきます。
怒りも情熱も同じエネルギーです。
その純粋なエネルギーに戻ること で、創造的なエネルギーとしての情熱に変容するわけです。
あるいは恐怖は、それに直面していくことで勇気に変容するということも起こりえます。
その変容の鍵、錬金術の鍵がこのバイオレットのなかに隠されているわけですね。
それが神出鬼没、年齢不詳、人物不明で何ごとにもとらわれない錬金術師サン ジェルマン伯爵の教えなのかもしれませんね。
タロットはスォードの9。
生命の木は9番目のスフィアである、イェソド。
えたに 記(2005,7/20)
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