みなさま、こんにちは。
Brownieの中村香織です。
朝夕には、秋の訪れを感じるようになり、ようやく暑かった夏の終わりを感じる季節がやってきました。
夏の名残の日焼けや疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。
子どものころ、９月の新学期初日に真っ黒に日焼けした人を見ると、楽しい夏休みを満喫したように感じていました。
逆に自分が日焼けしてないと、なんだか損をしたような気分になったものです。
そして、昭和のころの夏と言えば「小麦色の肌」に象徴される「日焼けした肌」で、大手化粧品会社やビールなどの飲料会社は、夏のイメージガールに日焼けした水着姿のタレントを起用していました。
その影響からか、サンスクリーン剤よりもサンオイルが主流で、海では「泳ぐ」より「焼く」人が多かったように思います。
令和になった今、夏になっても「絶対に焼かない派」が主流になりつつあり、化粧品会社のみならず、製薬会社のサンスクリーン剤など、さまざまな種類が店頭にならぶようになりました。
そんななか、今年の夏の関心事のひとつは、スポーツ男子における「ＵＶケア」です。
記憶に新しいのは、甲子園球児たちの「ＵＶケア」です。
夏の甲子園大会１０７年ぶりに優勝を果たした慶應義塾高等学校には「慶應プリンス」と言われる「美白王子」が話題となりました。
日焼けをすると、すぐに赤くなり、痛みを感じるのでサンスクリーン剤を使用するようになったそうです。
監督の指導の仕方や、丸刈りにしない新しいスタイルの球児たちは令和の象徴のようにも見えました。
そして甲子園常連校の常総学院高校では、大手化粧品会社が野球部員に向けて「ＵＶケア講座」を行い、実際にサンスクリーン剤を配り、使い方をレクチャーされたというニュースもありました。
講座のなかでは、紫外線と疲労や老化の関係性についても触れ、将来のためにもＵＶケアを実践していきたいと話している生徒さんのコメントが紹介されていました。
野球と言えば代表的なのは、プロ野球メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。
大谷選手と言えば、前人未到の二刀流選手。
ストイックなまでに生活を野球のために制限し、身体のリカバリーを大切にしているイメージがあります。
食事や睡眠においては、外食は極力せず身体を作るための食事を徹底していますし、遠征先にも寝具を持ち込んだりして身体に負担のかかる要素を排除しています。
そして、ＵＶケアもそのひとつ。
パフォーマンスを低下させる要素がある日焼けを避けるため、サンスクリーン剤を常用されているようです。
その白い肌は化粧品会社の目にも留まり、美容液やサンスクリーン剤のＣＭにも起用されています。
誰も成し遂げなかった二刀流を続け、メジャーリーグでも活躍するためには、少しの疲労も残さず、常に最高の状態でいることが今の記録に繋がっているのでしょう。
では、「日焼け」はどのように身体に作用し、パフォーマンスを低下させるのでしょうか。
「日焼け」は日光を浴びて皮膚が赤くなったり、黒くなったりする状態をさしますが、これは皮膚が軽い「火傷」をしている状態なのです。
さらに長時間にわたり日光に当たり続けると、炎症状態が進み、水膨れになる場合があります。
さらには、紫外線により活性酸素が増え、正常な細胞を傷付けます。
活性酸素は身体の免疫作用を担う必要不可欠なものですが、過剰に増えると正常な細胞を傷つけ、疲労物質を生みだすと言われています。
また、気温が高いなか、運動をしていない場合であっても体温調節のために汗をかきます。
体内の水分が不足すると血液中の水分も不足し、ドロドロした血液が全身を巡るようになります。
血液は全身の細胞に酸素と栄養を届け、運動などで発生した疲労物質を回収する働きがあるのですが、ドロドロした血液だと血流が悪い状態で、筋肉にも酸素が充分に行き届かないため、思ったように動けなかったり、疲労物質もなかなか回収されないため、代謝・分解されず、疲労をより感じやすくなります。
加えて、目から紫外線が入ると脳疲労を起こす原因となります。
目は神経細胞と直結していますので、目から紫外線が入ると脳内で疲労物質が大量に分泌されます。
脳の神経細胞が酸化ストレスを受けると自律神経を乱し、全身的な疲労感を引き起こします。
また、脳は紫外線に対する生体防御反応を発動させ、全身のメラノサイトを活性化させます。
結果、紫外線を浴びていない皮膚まで黒くなり、シミやそばかすが増える原因となっています。
マラソン選手や野球選手がサングラスをかけている姿をよく見かけますが、眩しさを和らげるためだけでなく、少しでも疲労を抑えるものなのです。
私は日ごろ、極力サンスクリーン剤を使用することなく、帽子やサングラス、日傘、アームカバーなどでガードしていますが、今年の夏はマリンスポーツをするために強力なサンスクリーン剤を購入しました。
スポーツ時に日傘はさすがにさせませんので、そこは臨機応変に対応して、紫外線から肌を守っていくのが得策です。
使用した後は、しっかりと落とし、保湿と適切なスキンケアをお忘れなく。
特にケミカルを含むサンスクリーン剤は長く肌に残しておかないように心がけましょう。
ＡＥＯＳがお役に立ちますように。
ＡＥＯＳに関するご質問やお悩み事などもぜひお寄せください。
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中村香織 プロフィール
ホリスティックビューティサロン＆スクール Brownie代表
リヴァイセルボディ導入サロン
英国ASIACT認定オーラソーマ（R）ティーチャー
英国オーラソーマ社認定ＡＥＯＳトレーナー
英国SIBTAC認定エステティシャン
日本エステティック協会認定エステティシャン
日本オーガニックコスメ協会認定オーガニックコスメアドバイザー
文部科学省後援コスメコンシェルジュ
文部科学省後援日本化粧品検定１級
Web site：https://www.color-healing.info/
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