時代の常識というのはどんどん変わっていくものですね。
ある時期の、ある地域のアメリカ白人男性たちは、黒人女性にはどんな暴行を加えても彼女たちは痛みを感じないからかまわないのだ、と信じていたとか聞いたことがあります。
本気でそんなことを信じていたのかどうかは知りませんが。
まあそれは極端な例だとして、動物たちにはある種の知性はあるとしても、植物には意識や知性はないだろうと信じている人たちは、今だってたくさんいるかもしれません。
それがさらに「鉱物にも意識や知性はあるか?」という話になると、今度はわたしたち自身も自分の信念に自信がなくなるというわけです。(*^_^*)
こういう社会通念や常識は、もともと時代や地域に応じて大きく異なるのでしょうが、現在はそれがまさに音を立てて変化している時代なんでしょう。
たとえば、いまだって野菜栽培の名人ともなれば、状態を見ればその野菜が何を必要としているかがわかるはずですし、それを“野菜の気持ちがわかる”と表現する人がいてもおかしくはありません。
それは必ずしも人間の言葉は使わないにしても、植物相手のコミュニケーションと言えるでしょう。
そしてその同じことが、鉱物を相手にして起こることもありえるわけですよね。
鉱物が(人間のような)サバイバルを目的とするような知性を持っているとは思いませんが、鉱物固有のある種の知性をもっている、ということは充分考えられます。
少なくとも現代という時代は、それが信じられる方向に向かっているのでしょう。
やがては人間相手だけではなくて、他の種族の動物や植物、さらには鉱物とも普通に意思の疎通ができる時代が来るのかもしれませんね。
今回ご紹介する記事のジェームズ・マキオン氏(サハジ)は、その鉱物との意思疎通という意味では最初期の先駆者のひとりであることは間違いありません。
ではクリスタルヒーリングの先駆者マキオン氏の記事「生きたクリスタルのエネルギーに気づく―エオラジェムストーンオラクルカード」から、エオラという知性体から指導を受けながら、「エオラ・オラクルカード」作成に至った経緯に触れた部分をご紹介しましょう。
■ エオラの教えに基づくオラクルカード
江谷 ところで、あなたの作られたカードは、エオラの教えにどのように基づいているのでしょうか?
サハジ
私たちはドイツ、アメリカ、オーストリア、スイス、日本などといった国々で、クリスタルアカデミーのワークを開催しています。スクールでは、エオラカードももちろん使います。
カードはクリスタルの理解の扉を開ける鍵になっています。
先ほどもお話しましたが、クリスタルの理解についてはそれぞれの人が体験していくものです。
ある程度の情報は与えられますが、人それぞれが意識的に内側で体験していくことが大切なのです。
また、メンタルの面での理解は、どのようにクリスタルが機能するかについて、知的な気づきを増やします。
その影響は多次元でのレベルに及びます。
多くの人がクリスタルヒーリングを学び、本を読んで石を置けば、それでヒーリングできると思っています。
でも、クリスタルヒーリングはそれだけではなく、フイジカルボディ、サトルボディ、マインド、感情、そして真の自己について及びます。
誰が観察者で、誰がこれを体験している永遠の存在なのかなど、それは多次元にも及びます。
ですから、私はこのカードを個人の革新のためのツールとして使っています。
日常的なヒーリングツールとしてだけでなく、個人の成長のためのものとして、また意識のためのツールとして使うことができるものです。
私は、このカードを制作するにあたり、彼女から数年の指導を受けています。
彼女からやってくる教え・・・それは私のプロセスでもあったのですが、それぞれの45種類のクリスタルないし、ジェムストーンを自分で体験することだったのです。
ただ単に、石と一緒に数日の間を過ごすというものではなく、私が必要と感じる時間をひとつの石と過ごし、そのエネルギーや色を体験し、関連する古代の文化などを考察していきます。
そして、感じたことやすべてのエネルギーを、日の前のキャンバスに注いだのです。
カードにはさまざまなイメージが描かれています。
古代の文明や文化、あるいは人物、抽象的なイラストもあります。
例えば、ターコイズにはナバホインディアンが描かれています。
彼はヒーラーであり、シャーマンです。
彼は水の中からターコイズの石を拾っています。
この絵のイメージを見ると、ターコイズがナバホインディアンの古代の文化と関連していることがわかります。
また、オパールのカードは非常に抽象的だったりします。
それはオパールのエネルギーを表しています。
オパールのエネルギーは非常に自由で、構造がありません。
無意識と関連していています。
感情にもとても関連していて、感じることと関連していたりします。
このカードを作るにあたり、私は世界中を旅しました。
さまざまな文化や文明が、どのように石を使っていたのかが知りたかったのです。
例えば、ジェード(翡翠)は東洋で見られます。
でも、メキシヨのマヤ文化でも見ることができます。
また、ニュージーランドのマオリ文化でも使われていました。
私は、そのつながりのなかに、なにか類似性はあるのかを知りたかったのです。
どうしてまったく別の場所にある国が同じ石を使ったのか。
どのようにその石を使っていたのか。
調べていくと、実際に類似性があったのです。
非常に興味深いことに、また驚くことに、それぞれの文化がその石について同じ考えを持っていたのです。
ターコイズとレッドコーラルには、深いつながりがありました。
古代チベットでは、その二つの石が使われていたのです。
それらは、とても神聖なものとして扱われていました。
二つの石には聖なるエネルギーが宿っているとされていたのです。
また、アメリカのセドナに住む先住民族もターコイズとレッドコーラルを使っています。
その二つの石は、典型的な組み合わせなのです。
そのようにして、ターコイズ、レッドコーラル、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、ジェードなどは、遠く離れた古代文化でも似たような理解を持っていたのです。
そうして私は数年の間、世界中を旅行して、国々の古代文化と石とのつながりについて理解したことを、エオラカードのイメージとして描いていきました。
また、この50年から100年ほどの間に、さらに200種類ほどの石が発見されています。
スギライトやモルダバイト、ハーキマーダイヤモンドなどは、古代では認識されていなかった石ですが、それらについてもカードに描いています。
ですから、これらのカードと付属する小冊子には、エオラから教わった情報やクリスタルとジェムストーンのエネルギー、私が世界を旅して得た情報、そしてカードのイメージとガイドが含まれています。
クリスタルヒーリングだけではなく、クリスタルの歴史やレベル、肉体に働きかけるレベルとサトルボディについて、このカードを通じて個人的に体験が得られ、理解できるようなシステムになっています。
「生きたクリスタルのエネルギーエネルギーに気づく
―エオラジェムストーンオラクルカード」より
『リビング・エナジー』Vol.7(p43-44)
【彼女からやってくる教え・・・それは私のプロセスでもあったのですが、それぞれの45種類のクリスタルないし、ジェムストーンを自分で体験することだったのです】
【非常に興味深いことに、また驚くことに、それぞれの文化がその石について同じ考えを持っていたのです】
この時代の変革のために多くの方々が、それぞれに望む役割のピースを集めて、この大きなジグソーの完成に向けて貢献しているのかもしれませんね。
ここで取り上げられている【エオラジェムストーンオラクルカード】はここで入手できます。
https://artbeing.com/aora/
pari 記