私たちは、いったいここからどこへ

あそーま私たちは、いったいここからどこへ
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【12 「打ち上げ」作業】から                         ヴィッキー・ウォール
        人間以上の力、たとえば、“神(的なもの)”に使われることは、どこの国にあっても大変なことのようです。
たとえば、極端な例でいうなら、世界的に有名なフランスのオルレアンの少女、ジャンヌ・ダルクですよね。(^^;)
イングランドに占領されていたフランス領の奪還といった、若い娘の身には過ぎた使命を課されてそれを完遂しますが、後に異端の判決を受け19歳で火刑に処せられてその生涯を閉じるわけですよね。
もっともフランスの守護聖人に列せられて、今や西洋史上最も有名な人物となっています。
日本の大本教の開祖の出口直なども、家族の不幸では随分苦しめられたようですね。
ヴィッキーさんのいう“天との直通回路”的な能力を持たされた方々には、この世ではその使命に見合った試練が課されるのかもしれませんね。
そしておそらく、その使命を受けて立つことを何処かの時点で本人が受諾しているのでしょう。
それにしても、60を過ぎて視力を失い、その上これまでの仕事で貯金してきたお金の投資に失敗したというのですから、これは大変ですね。(;_;)
        ——————————————————————– 魂と肉体と心のレベルにわたるヒーリングの報告は続々と集まり、と同時に私の中で、不思議なことが起こってきていました。 私は生涯を通じて、いわく言い難い感覚や直感とともに、内なるヴィジョンや先見の明を得てきましたが、今やそれは強烈さを増し、何千倍にもなって、解き放たれるようになったのです。 色彩や音といった感覚が、かみそりのような鋭さを伴い、ただの感覚以上のものとしてやってくるようになりました。 それはまるで「バランス」が、その液体と生きたエネルギーによって、内なる変容を促し、より高いレベルの気づきをもたらす、解放のメカニズムを備えているかのようでした。
「神さまが出資してくれますから」
そのせりふは私の頭の中で、何度こだましたことでしょう。 そして今、私はぼんやりとマーガレットを見つめていました。 たった今、私たちの投資が失敗したという知らせを受け取ったばかり、一ペニーすら取り戻せないというのです。 盲目で職もなく、しかも六十代半ばの身とあっては、楽観的になれようはずがありません。 ありがたいことに、私たちはもうフィリスのアパートに移っていたので、少なくとも宿無しになることは免れたものの、この「災難」が起こる前には、私たちは贅沢をし、住まいもきれいにしていたのです。 神はまさに私の言葉を取り上げて、信頼を試しているかのよう、その夜、瞑想の中で私はたずねました。
私たちは、いったいここからどこへ行くのでしょうか
霊感に満ちた子は、たくさんの人を救うべく生まれたのに、私たちは今や身にまとう服さえ思うにまかせぬ身となったのです。
      『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p95-96)
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結局、この世の先のことはその登場人物にはわからないわけですよね。
人生という劇は、そのような登場人物に先の展開が明かされていないドラマなのでしょうね。
pari 記
       
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