夏の思い出その1 鎌倉花火
もう8月も終わり。
まだ夏のような暑さが続いて入るものの、9月の声を聞くと、もう夏も終わりだ、というふうに思ってしまいます。
蝉の声まだまだ盛んですが、昨日はじめて夜にも秋の虫の声が聞こえました。
とりわけ、子供にとっては夏休みも終わり、ですね。
今年はほとんど夏休みがありませんでしたが、そのなかでも鎌倉花火は数少ない思い出になりました。
毎年、花火の日は昼頃に場所取りをして、スタッフみんなで花火鑑賞をする楽しみのイベントになっています。
ちょうど花火に近所のイギリス人の友達も誘ったのですが、その友人が日本在住の経験の長いドイツ人の友人を連れてきました。
花火の後、みんなで食事していると、そのドイツ人の人が「花火にいくらのコストがかかるの?」という話になりました。
「わからないけど、ひとつあげるのに10万とか30万とかかかるんだろうから、数千万円ぐらいかかっているだろうね」というと、
そのドイツ人は「花火に贅沢するのではなく、その半分を東北の震災の寄付に回すべきではないの?」という話になり、せっかく花火で盛り上がっていたのですが、なんとなくみんなしゅんとした雰囲気になってしまいました。
でもそのあと、たまたまこのような記事を見つけました。
「隅田川の花火大会のいわれは1733年関西などでは大飢饉があり、江戸ではコレラが流行。 多数の死者が出て、暗い世相になったため時の将軍吉宗は、死者の慰霊と悪霊退散を祈って、隅田川の水神祭りを催しました。 そのとき大花火を披露したのが始まりだそうです。 つまり花火は、見る者を元気付けるとともに、死者の御霊を慰めるという意味があったのですね」
なんだか日本人の知恵を見た思いがしました。
尚 記
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