陽射しの明るさに春の訪れを感じられるようになりましたね。
雪に覆われていた大地が顔をのぞきはじめると、けなげに天を目指す新芽を見つけることがあります。
凍てつくような純白の雪の下で、どのようにして、こんなに柔らかく繊細な芽が育まれていたのだろうと驚きますね。
オーラソーマのカラフルなボトルのなかにも、氷のように透き通った「セラピスベイ」というボトルがあります。
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B054.html
あるときに、ボトルを選びにいらした方が、思わず手に取り、光にかざして
「これは空っぽですか?」
・・・と、聞いてきたことがありました。
次の瞬間、光を通したセラピスベイのクリアなボトルは、そこにあったテーブルに、美しい虹の7色を生みだしました。
大地を抱いた雪が、その内側で芽吹くために、じゅうぶんな準備ができていない新しい命を守っているように、セラピスベイというボトルもまた、私たちがまだ見ることの難しい問題を、準備ができるまで包みこんでくれます。
そして、やがて雪解けを迎えるように、私たちとひとつに溶けあい、凍りついたフィーリングやマインドを溶かしはじめます。
雪だるまが溶けていくときに、その姿が悲しくて、溶けてほしくないと感じる瞬間がありますが、いったん溶けてしまうと、柔らかな春の陽射しにほっとしますね。
そのような体験がセラピスベイにはあります。
以前、オーラソーマのレベル1という初級クラスの初日に、私が生徒さんたちにボトルの神秘について話をしていたときのことでした。
「オーラソーマのボトルは、ときおり、まるでみなさんの話を聞いていたかのように反応して、その話題とリンクしたボトルが突然割れることがこれまでもあり、そんなときに、ボトルの命を感じる」と。
すると、その話を聞いた生徒さんたちが、高らかに笑いながら「そんなことがあるはずがない」と言いかけた瞬間に、棚に並んでいたセラピスベイのボトルが大きな音を立てて、派手に割れました。
小さな悲鳴をあげた彼女達の息が止まり、一瞬なにが起きたのか理解するのに間がありましたが、次の瞬間には、蜂の巣をつついたかのように、「え~?」「どうして?」「なんで?」と大騒ぎしながら、慌ただしく割れたボトルの写メを撮っていました。
そして翌朝、瞑想の時間に、クラスのなかでいちばんよく笑い、明るく活発な生徒さんが「涙がとまらない」と、次々にあふれる涙を拭っていました。
「自分でも、何故泣いているのか理由がわからない」とも言っていましたが、その日一日涙が止まらず、それはなんとその後のコースの間もずっと続きました。
セラピスベイには「流されなかった涙の井戸」という意味があります。
あまりに衝撃的な出来事を経験したときに、人は即時にそのことを受け止めきれないと、その痛みや衝撃を一瞬にして潜在の奥深くに凍結保存してしまうことができます。
それは、まるでなにもなかったかのようにオートマティックにしまわれることもあれば、少しずつ魂の片隅に追いやるように、痛みを感じなくなっていくこともあります。
でも、その試練は潜在で、ずっとそこに在りつづけ、私たちの「貴重な経験」として、魂を美しく色づける日を待っています。
私自身にも、過去に、人前で急にあふれだした涙が止まらず、その理由もわからないという同じ経験がありました。
そんなとき、流れだす涙に抵抗せずにいると、自分の涙の意味を思いだし、辛かった自分を抱きしめてあげることができました。
そして、溶けだした氷の下から、ふたたびカラフルな花々が芽を出してくれます。
そんな経験からセラピスベイを、私は「雪解けのボトル」と呼んでいます。
重いコートを脱いで、軽やかに春を満喫したいですね。
みなさまの春に、新たな彩りがそえられますように。
Satya 記
Satya(かしむらかおり) プロフィール
(株)カラフルK代表取締役
英国オーラソーマ社公認カラーケアコンサルタントティーチャ-
イメージコンサルタント/カラープランナー
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エリックスエッセンス協会代表
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