菩提心~ボーディチッタ

2月末に、イギリスのオーラソーマの本拠地であるデヴオーラで、「ボーディチッタ(菩提心)」のコースに参加して、チベット仏教カギュ派のラクパ・イェシェというラマ僧による、「37の菩薩の実践」の教えに触れる機会を持ちました。 http://www.asiact.org/downloads/Emails/Courses_2014/Bodhicitta_JAP.html
ラクパ・イェシェ僧はチベットの生まれ、9歳から僧になる決意をして、修行を続けておられ、現在はイギリスに在住して、その教えを説かれています。

ラクパ・イェシェ

彼はとても気さくな人柄で、ユーモアのセンスがあり、また英語が得意でないところが、言葉を超えたコミュニケーションを開き、とても楽しい出会いでした。
9歳から僧として修行の道に入り、瞑想を重ね、菩薩行をされている方のしっかりとしたインテンションとコミットメントに触れることで、私はすばらしいトランスミッションを受けました。
とかく日常生活のなかで、外側のことに捕らわれてしまいがちな部分に、「かつっ~」(笑)と目覚めの一撃をもらったような感じでしょうか。
4日間のコースのなかで、菩薩の37の実践を学ぶことで、慈愛という人間が本来持っている本質を生きることを教わりました。
菩薩とは、すべての存在が光明を得るまで、何度も転生して助けをする存在と説明されたりしますが、僧は瞑想をするだけではなく、内側に入ることで、そこにある慈悲心という本質を世界に分かちあう実践をして、その修行を深めていくそうです。
それは、オーラソーマでもいうアウトワードジャーニーだけでなく、リターンジャーニーの両方があって、完結が起こることに似ています。
イクイリブリアムボトルの36番は、生命の樹で見る、最も高次の世界(火)にある最も高次(ケテル)のボトルで、「慈悲心」という名前で呼ばれています。

36番

「人への奉仕のなかにある無条件の愛」
それが、すべてのボトルの源のエネルギーであるとすれば、私たちが誰であるかを思いだしたとき、それぞれの表現は違えど、慈悲心を実践していくことが、私たちの本来の目的なのかもしれません。
最近「かみさまのやくそく」という映画が自主上映されていますが、子どもたちが、生まれてくる前の記憶を語っている映画だそうで、そのなかで、子どもたちに「なんのために生まれてきたの?」と聞くと、「人を助けるためだよ」と言うそうです。
特に、お母さんを助けるために生まれてくるのだそうです。

http://norio-ogikubo.info/
自分のなかで「慈悲心」「慈愛」を育てるには、自分が嫌う人、敵だと思う人たち、自分を中傷する人たちに慈悲心を持つことが実践のひとつとしてあります。
それには怒りという感情を越えていく必要があります。
自分が嫌だと思う人や、状況に慈愛の気持ちを持つには、慈悲という本質を最大限に、自分のなかで深め、強くしていく必要があります。
これはなかなか難しいことですが、「自分の好きなところだけではなく、自分が嫌いだと思う部分も愛する」こと。
それが、ピンクの愛だとオーラソーマでは学びます。
人に、世界に慈悲心を向けるには、まずは自分に対する慈愛の気持ちが育っていないと、それは本当の意味で無理です。
その基盤から溢れだす慈愛としての実践があります。
まだまだシェアしたいことがありますが、今回はこのくらいにして、次回の機会に続けますね。
Much love Komala
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黒田コマラ プロフィール
オーラソーマアカデミーの代表マイク・ブース氏の専属通訳を長年務め、オーラソーマの最新情報にも詳しく、日本人のティーチャーとしても第一人者として活躍されています。 オーラソーマに限らず、カウンセリングやセラピーなどのさまざまなトレーニングを体験し、タロット、ヌメロロジーなどにも造詣が深く、その気さくな教え方にも人気があります。

————————————– オーラソーマ・カラーダイアリーお茶会      「はじめてのオーラソーマ」 with 黒田コマラ 日程 2014年5月27日(火) 時間 10:00~18:00(初日のみ11:00開始) 時間 13:00~15:00  会場 鎌倉 和尚アートユニティ 費用 2,160円 (税込) 定員 10名 講師 黒田コマラ http://tinyurl.com/qcn3fev

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