石黒寛子さんの「オーラソーマとクリエイティビティー」vol.3
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今週の巻頭エッセイは、石黒寛子さんの「オーラソーマとクリエイティビティー」についてですが、そもそも、クリエイティビティとはなんでしょうか?
そのクリエイティビティとは、どこからやってくるのでしょうか?
「オーラソーマとクリエイティビティ」ということを考えるときに、ユニティインスティチュートのプラサードがクリエイティビティについて書いている、次の文章が参考になるかと思います。
イタリアでこの春に出版される本からの抜粋になります。
「プラサードは子供のころから、自分がなにかを探し求めているという感覚がありました。
しかし、なにを探しているのか自分でも理解できませんでした。 その探求は試行錯誤の連続でした。 16歳のとき、自分をもっと理解したいと思い、精神分析医を訪れたこともありました。
3つの大学に行き、それぞれ異なる教科を学びました。 しかし、なにを試しても、自分が探しているものがなんなのかさえ、発見できませんでした。
それがなんなのかを見つける方法も見いだせなかったのです。 堂々巡りをしているだけのような気がして、これから先の人生が暗澹たるものに思えました。
転機が訪れたのは、美術に興味をいだいたときでした。
ハーバード大学のデザイン科、大学院に入学します。 そこで自分の天職とも呼べるものに出会いました。 作品の制作を通じて、自分のクリエイティビティとフィーリングに触れることができたのです。
クリエイティビティのエネルギーを表現しようとして制作にとりかかると、内側では爆発が起こっているように感じました。 せきを切ったようにクリエイティビティがあふれだし、映像芸術とデザインのプロジェクトに結実しました。
こうしてプラサードは、はじめて人生に意味を感じます。 そして、その過程で気づいたことがありました。 それは、クリエイティビティは自分が創りだす作品よりも大きなものであるということでした。 「クリエイティビティとは何か?」「それはどこからやってくるのだろう?」こうして、プラサードは探求を始めました。
芸術を創造するプロセス自体に、より意識を向けはじめます。 作品制作のプロセスに気づきを向けると、自分が創りだしたものは、どこからともなく自分にやってくることに気づきました。
写真を撮っているとき、彫刻を制作しているとき、ああしよう、こうしようと考えながら論理的な手順を追っているわけではありません。
制作の過程に意識を向けると、思考に一瞬のギャップが生まれ、自分が創りだしているものが、そのギャップを通り抜けてやってくるように感じたのです。
それは思考よりずっと深い、内側の場所からやってくるように感じられました。 プラサードは、その内側のスペースとつながろうとしました。
そして、そこで理解が起こります。 そのスペースは内側に存在するものであり、驚くほど安らかで、同時に生き生きとしていて、そのスペースに触れることができれば、さらに大きなものへとつながっていくことができるということがわかったのです。
この理解から、クリエイティブなプロセスを実生活に応用することができないか、プラサードは実験を始めます。 すると、内側のスペースにつながりながら動いていると、人生におけるさまざまなことがずっと楽に、しかも思いがけない形で起こることに気づきました」
「Living the Life you Love』リーラ、プラサード、アルヴィナ著 (この本に興味のある方は、一部をユニティインスティチュートブログでも紹介しています) http://ameblo.jp/unityinstitute/entry-11183984721.html
このプラサードの体験によると、クリエイティビティとは内側のスペースにつながることから生まれてくるものなようです。
オーラソーマは、その内なるスペースにつながるものとして、クリエイティビティとつながる契機となってくれます。
前回紹介しました、ユニティインスティチュートで制作している、オーラソーマのイクイリブリアムを使う「内なる色とつながる瞑想」は、そのひとつのきっかけにもなるでしょう。 http://artbeing.com/cd_book/aurasoma3/ACD19.html
石黒寛子さんの絵を見ていると、オーラソーマを通して内なる色が、そのクリエイティビティとともに表現されている、というふうに感じられます。
それでは、石黒寛子さんの「オーラソーマとクリエイティビティー」vol.3 をお楽しみください。
尚 記
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こんにちは。
暖かくなったり、まだ少し風が冷たかったり・・・そんな日々を繰り返しながら、少しずつ春に近づいていくのを感じる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
先日ちょっと嬉しいことがありました。
お母さんと一緒にボトルを買われていった、ある小学生の女の子が、そのB43(ターコイズ/ターコイズ)の『クリエイティビティー』のボトルを使っているうちに、このような変化があったと後日伺い ました。
・苦手だったお友達と交換日記をはじめたこと。 ・言いたいことが言えるようになったこと。 ・お留守番が一人でできるようになったこと。 ・図工が好きになったこと。
すばらしいですね・・・。 まさに、ハートからのコミュニケーションと表現することに開いていってらっしゃるようで、なんとも微笑ましくなりました。
きっと、お留守番ができるようになったというのも、自分自身を楽しむことが、前よりもっと上手になったからかもしれません。
さて・・・。
前回ご紹介させて頂いた、イクイリブリアムボトルたちのインスピレーションアートにたくさんの反響をいただき、ありがとうございました。
その続きのボトルたちも順に、描いている時にやってきた洞察とともに見ていってみようと思います。
みなさまのなかで、なにかご自身の感じたことや、使ったときのご体験と繋がることがあれば嬉しく思います。
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前回ご紹介させていただいたのは、B0(ロイヤルブルー/ディープマゼンタ)『スピリチュアルレスキュー』でした。 http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11132794664.html
次のボトルは、B1です。
B1(ブルー/ディープマゼンタ)フィジカルレスキュー http://aura-soma.co.jp/products/equi/B001.html
最初にやってきたのは、まっすぐ天にのびる塔のようなイメージです。
そして、その先端にぽっと灯りが灯り、鋭さにあたたかさが宿って、周囲を照らしています。
なにかそこから、周囲に広がっていく波のようなものが、偶然鳥の羽のような形になりました。
クロス(水平と垂直の交わり)のようなものが、ふもとで安定させています。
「凛としてそこに在る存在感と、その存在自体がもたらしているあたたかさ」そんなものが表現できたような気がいたします。
B2(ブルー/ブルー)ピースボトル http://aura-soma.co.jp/products/equi/B002.html
なにか柔らかい受容的な器にひとしずくが煌めきながら訪れます。 そのプロセス全体が、やさしげなオーラに包まれました。
「出逢い」という言葉がふっと浮かびました。 二つのものが出逢うと、そこに「コミュニケーション」が生まれます。
私達はいつでも、そこに「起る」ことを信頼して寛いでいるだけでよいのでしょう。
開きさえすれば、いつでも「訪れ」がやってくるのかもしれません。
B3(ブルー/グリーン)ハートボトル/アトランティアンボトル http://aura-soma.co.jp/products/equi/B003.html
このボトルのアートは、何度か描き直したものです。
0番から順に描いてきて、初めて現れたグリーンに、私のなかで少しの戸惑いと抵抗があったのかもしれません。
そして、その描き直したいくつかの絵のすべてに共通していたものが、「やわらかな形」と「尖った形」の二つが共存していたということでした。
「描く」ということは、「色」と「形」があり、それによって「空間」が2次元のなかに出現します。
これまでに描いてきたなかで、最も立体的な3次元の表現になったのは、グリーンの持つ「スペース」という質との関係でしょうか。
おもしろいですね。
この絵を見たある方が、「鋭いもの=クリスタルのクラスターみたい」と仰っていました。
アトランティス時代のクリスタルに、思いを馳せつつ・・・
それでは、今回はこのへんで・・・。
続きのB4からは、次回のオーラソーマ通信を、どうぞお楽しみに。
その他の作品は、こちらでご覧頂けます。 http://www.otohana.com/Illustration.html ………○…………○…………○………
★「クリスタルラインおとはな」~ Art & Aura Soma Space 石黒寛子(いしぐろひろこ)プロフィール
オーラソーマ・カラーケアコンサルタント インナージャーニー・ファシリテーター ビーマーライトペン・プラクティショナー グラフィックデザイナー/イラストレーター 子供絵画造形教室「アトリエ・ポルー」代表&講師
都内デザイン事務所に勤務後、外資系会社マーケティングチーム専属デザイナーを勤め、グラフィックデザイナーとして独立、2004年こども絵画造形教室アトリエ・ポルー起業。 2007年よりオーラソーマ・プラクティショナーとしてさまざまなスタイルで活動中。
◯ その他の活動 ◯ オーラソーマ・ジュエリーデザインコンテスト 「インカローズ賞」受賞。 オーラソーマ製品カタログ「リビングエナジー」 6号・7号にエッセイ掲載。 「Invitation to Aura-soma」DVDジャケットデザイン担当。
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ホームページ:http://www.otohana.com/ サロン最新情報: http://ameblo.jp/crystalline-otohana/
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