「プロセスを信頼する」

 「プロセスを信頼する」

   「マイク・インタビュー」より    マイク・ブース

       

生きている間、人は絶えず何かをしています。

考えてみれば不思議ですね、絶えず何かをしているわけですから。

でも、どういうわけか、いつも何かしなければならないことがあって、それで何かかにかをしているのかもしれません。

あらためて何をしているんだろうと思うと、生きるためにしなければならないことがあったり、何もしなくてもいい瞬間には、新たに何かすることを見つけたりしています。

たぶん、そうして四六時中何かの思考が動いていて、時間を何かの思考や出来事で埋め尽くさなければならないような気がしているのかもしれません。

ときどき、いったい自分は何をやっているんだろうと思ったりします。

こうして頭のなかを思考が走っている状態が、自分というものなのでしょうか。

あなたはどう思いますか?

この人生で自分は何かをしたいのだというような、目標だとか欲望のような思いがありますか?

もし、自分にはこの人生で何かをしてみたいという目安みたいなものをお持ちなら、ここでマイク・ブース氏が語っていることは、とても実際的なお話だと思います。

ここで、マイクは自分がしていることにフォーカスする、そしてその流れを信頼するということについて語っています。

これは、何かの目標を持っているのなら、とてもほんとうのことだなぁと思われました。

では、「マイク・インタビュー」から、「プロセスを信頼する」というテーマについてマイク・ブース氏が語った言葉をご紹介しましょう。

       

——————————————————————
マイク:
人間の持っている本質のひとつとして、何かひとつの可能性があった場合、最も高い可能性を目指して取り組むというよりは最も低いところに留まってしまうというところがあると思います。

私がオーラソーマのコースを教える上で、何かひとつ言えるとすれば「プロセスを信じなさい」ということです。

 



「プロセスを信頼する」ということはどういうことかというと、より信頼することができればさらに物事が進展していき、そしてそのことで自分自身により多くの力をつけることができる。
その結果、さらにいろいろな展開が起こってくるということです。

では実際にどのようなことかというと、人というものは、「この人はどんなことをしているのだろう」とか、「あの人は何をしているのだろう」とか「あっちの場所で何をしているのだろう」とか、ほかの人がしていることに興味を持ってしまうものなんです
でも、そういうふうにしていると、自分自身のプロセスからフォーカスが外れてしまいがちになります。
そうすると実際にオーラソーマが世界においてどのように展開してきているかということを見過ごしがちになってしまいます。

オーラソーマが成長していくことを信頼すればするほど正しい結果が導かれてくる、物事が完璧に起こってきて、先へと進展していくのだと思います。
そのようにして先へ進んでいくことによってもっとエネルギーを得ることができるし、もっと多くの光がもたらされる。
そのことによって、私たちはより自分たちのパワーというものを持つことができるので、より大きな視点で物事を見ることができるようになるのだと思います。

ですから、プロセスを信頼するということは、そこから起こってくる結果につながっていくという可能性があり、かつ、自分自身に責任を持つということにつながっていきます。

       
『リビング・エナジー』vol.5 (p64)
——————————————————————


【人間の持っている本質のひとつとして、何かひとつの可能性があった場合、最も高い可能性を目指して取り組むというよりは最も低いところに留まってしまうというところがあると思います】

このマイク・ブース氏の洞察は、実にほんとうのことだと感じられました。

pari 記
 

 



Twitterボタン