イエロー/ブルー

イエロー/ブルー

   『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より
           ヴィッキー・ウォール

        

今回ヴィッキーさんが取り上げているのはイエローブルーのカラーコンビネーションです。

これは「B08 アヌビス」と呼ばれるボトルです。

 

http://artbeing.com/aura-soma/equi/B008.html

「アヌビス」とは私たちには比較的耳慣れない言葉ですが、エジプト神話に登場する冥界の神の名前だそうです。

 



エジプトで比較的古い時期から崇拝されていたミイラづくりの神でもあるのだとか。

姿は、あの犬(またはジャッカル)の頭部を持つ半獣神と言えば、見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%83%93%E3%82%B9

古代エジプトで、墓場の周囲を徘徊する犬やジャッカルの様子が、死者を守っているように考えられたからだそうです。

神々の名前などはこういう卑近なところからきているのかもしれませんね。

ところで、“冥界の王”と言われることでもわかるように、この神は公平性に対する非常に強いこだわりを持っています。

それは強い正義感とも言えるでしょう。

仏教やヒンドゥー教で冥界(つまり地獄)の主となれば、これは閻魔大王のことですから、その秤(はかり)は正確でなくちゃ困るかもしれませんね。(*^_^*)

以前、イクイリブリアムの「B08 アヌビス」が人間だったらどんな人かなぁ、と考えたことがあります。

なぜかそのとき思い浮かんだのは物語の人物でしたが、トルストイの『アンナ・カレーニナ』のアンナの夫、高級官僚カレーニンでした。

とても正しい人でしたが、あまりに正しすぎて妻のアンナが心から愛せる夫ではなかったのかもしれません。

話がそれました。

「B08 アヌビス」(イエローブルーについてヴィッキーさんに解説していただきましょう。

        

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イエロー/ブルー

このイエローとブルーは、混ぜると、陰と陽の色であるグリーンになります。
飢えた魂は、ここで食べ物にありつくことができます。
ここにいるのは、上へと伸び上がる、奮闘する魂であり、世俗の物事を超越し、自分自身の内にある欲求に、完璧なバランスをもたらそうとする魂の姿です。
このボトルは、自分が誰か、何なのかを見出すのを助けるので、安心して、心の迷路をさまようことができるのです。

若者が初めて自分の内に新しい欲求の目覚めを感じるとき、それまでは必要としなかった知恵が必要となり、この組合せが欲しくなるかもしれません。
これは、肉体と魂にバランスをもたらす手段となってくれます。
その年頃の若者は、非常に傷つきやすく、繊細であり、自分の本当の使命と潜在能力を十分に知る必要があります。
そうでないと、ただ移りゆくものだけに心を奪われ、永遠を忘れてしまう危険性がありますから。

イエローが上の部分にある組合せは、つねに知恵を供給することを覚えておいてください。
イエロー/グリーンは、自分のスペースと場所を正しく選び、使う知恵を与えます。
イエロー/レッドは、大地とセックスのエネルギーの通路となるためのバランスのとれた知恵を与えます。
イエロー/ブルーは、ヒーラーに知恵を与え、存在全体に平和と調和をもたらします。

肉体的、感情的レベルでは、このオイルは、神経症の場合にバランスをとる助けをし、落ち着かない、うれしくない状況にいる人に方向性を与え、神経的な消化不良を起こしたり、更年期の問題を抱えている人、どもりの人に、安心感を与えます。

    
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p175-176)
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【若者が初めて自分の内に新しい欲求の目覚めを感じるとき、それまでは必要としなかった知恵が必要となり、この組合せが欲しくなるかもしれません】

正義感が燃え上がる年齢なんでしょうね。

でも、その正しさを一生を通じて貫くことはできませんし、もしそれをしようとすると、アンナの夫カレーニンのように、少し面白みのない人間像ができあがるのかもしれませんね。

pari 記
 

 



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